コマンドVIプラグインを作成する

コマンドVIを使用して、LabVIEW NXGエディタにカスタムメニュー項目を挿入します。

作業を開始する前に、LabVIEW NXG Editor Plugin Authoring Toolsパッケージがインストールされていることを確認します。
  1. プロジェクトを作成するか、開きます。
  2. ファイル » 新規 » アプリケーションをクリックし、アプリケーションのサブタイプとしてエディタプラグインを選択します。
    このアプリケーションタイプは、すべてのVIエディタプラグインに必須です。アプリケーションの外部でエディタプラグインサブタイプを使用して作成されたコマンドVIは、正しく動作しません。
  3. アプリケーションドキュメントで、新規 » コマンドVIをクリックします。
  4. コマンドVIのメニュービューを開き、以下のフィールドに情報を入力します。
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    • 場所―エディタのどの場所にメニュー項目を表示するかを指定します。
    • ラベル―メニュー項目の名前を指定します。
    • サブメニュー―メニュー項目を所属させるサブメニューを指定します。
      メモ サブメニューのレベルを追加するには、バックスラッシュを使用します。例: サブメニュー1/サブメニュー2/テスト
    • 重み―メニュー項目の位置を、アドオンメニューまたはサブメニューの他の項目との相対的な位置として指定します。重みの値は0~1の間の数値である必要があり、数値が小さいほどメニュー内での位置が高くなります。重みの小さいメニュー項目は上に浮上すると考えるとわかりやすくなります。
  5. ユーザがメニュー項目を選択したときに実行する機能をコマンドVIのパネルとダイアグラムに追加します。
    メモ コマンドVIはインラインや再帰的にできませんが、インラインや再帰的であるサブVIを含めることはできます。また、デフォルトでは、コマンドVIのパネルはユーザがメニュー項目を選択したときに表示されません。メニュー項目を選択したときにパネルが表示されるようにするには、コマンドVIに以下のコードを追加します。
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  6. 新規 » パッケージ/インストーラをクリックして新規パッケージ (.lvdist) ドキュメントを作成します。
  7. パッケージドキュメントを構成します。
    1. ファイルセクションで、アプリケーションを追加します。
    2. 出力先をパブリックアドオンに設定します。
    3. アプリケーションの目的に応じて、ドキュメントのそれ以外の部分を入力します。
  8. ビルドをクリックします。
  9. 作成したパッケージを見つけてインストールします。
  10. プロンプトが表示されたらLabVIEW NXGを再起動します。
    指定された場所にコマンドVIプラグインが表示されます。
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    メモ プラグインの有効期間は、起動元のプロジェクトにリンクされています。プラグインの起動時にアクティブだったプロジェクトを閉じると、プラグインはそれと同時に終了します。プラグインの有効期間をプロジェクトの有効期間から切り離すには、プログラムを、「システム実行」VIを使用してコマンドVIから呼び出せる実行ファイルにビルドします。
  11. パッケージまたはインストーラを配布し、エンドユーザがNI パッケージマネージャを使用してインストールできるようにします。