レジスタ項目、メモリ項目、FIFO、およびハンドシェイク項目でカスタムデータタイプを使用する
- 更新日2025-03-06
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サポートされているデータタイプのカスタム制御器を作成し、これらの制御器をFPGAレジスタ項目、メモリ項目、FIFO、およびハンドシェイク項目のデータタイプとして選択することができます。レジスタプロパティ、メモリプロパティ、FIFOプロパティ、またはハンドシェイクプロパティダイアログボックスでデータタイプとして選択可能なカスタム制御器には、サポートされているデータタイプで構成されたすべての制御器、タイプ定義、または指定タイプ定義が含まれます。カスタム制御器がタイプ定義または指定タイプ定義である場合、LabVIEWはタイプ定義から制御器を切り離します。
カスタムデータタイプを使用することには、次の利点があります。
- ブロックダイアグラムを簡素化し、アプリケーションのスループットを向上します。
- 一部のFPGAターゲットでは、サポートされている2つの小さなデータタイプを1つの大きなデータタイプに結合して、64ビット以上を実現できます。詳細とサポートされているデータタイプについては、特定のFPGAターゲットのハードウェアドキュメントを参照してください。
- FIFOまたはメモリで、各値に対して別々のデータを保持できる。
メモ DMAおよびピアツーピアFIFOは、カスタムデータタイプをサポートしません。
データの整合性を維持しながら、小さなデータタイプを結合する
以下の例では、FIFOを使って1クラスタ要素でアドレスおよびデータ情報を同時に転送することができます。カスタム制御器を使用することで、これらの値が独立して保持されるため、FIFOから要素を読み取った後でそれらの値を分割することができます。
カスタム制御器を使用する際の注意事項
大きなカスタム制御器を使用すると、FPGA VIの性能に影響が及ぶか、またはFPGAリソースを無駄に消費する可能性があります。