FPGA設計で使用するデータタイプを決定する
- 更新日2025-03-06
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以下の表は、特定の使用例で整数、固定小数点、および単精度浮動小数点データポイントを使用した場合の影響を説明しています。この表は、使用するFPGAアプリケーションに最適なデータタイプの決定に役立ちます。
| 使用例 | データタイプ | データ精度 | FPGAリソース使用 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|
| キャリブレーション済みの固定小数点またはキャリブレーションされていない整数I/Oノード出力のいずれかを選択する必要があります。 | 整数 | ワード長に比例します。より高いダイナミックレンジではより長いワード長が必要です。 | ワード長に比例します。 | クロックレートに比例します。 |
| 設計には、32または64ビットワードへの複数の整数のデータパッキングが含まれます。 | ||||
| 設計には、マスクや反転などのビット操作が必要です。 | ||||
| 設計には、リソースが効率的な演算が必要です。 | 固定小数点 | |||
| cRIOシャーシからアナログI/Oを集録する必要があります。 | ||||
| 高スループット数学関数を使用する必要があります。 | ||||
| アキュムレータなどとのように、同じデータパスに非常に大きなおよび非常に小さな数を表す必要があります。 | 単精度浮動小数点 | 24ビット精度は、高いダイナミックレンジデータパスでも維持されます。 | 特に「加算」、「減算」、および「乗算」関数では固定小数点より非常に高くなります。 | 計算には、固定小数点または整数データタイプを使用する演算よりも多くのクロックサイクルが必要です。 |
| 素早くプロトタイプを作成する必要があります。単精度浮動小数点を使用して、機能的なハードウェア設計を素早く取得します。必要に応じて固定小数点に変換し、FPGAのパフォーマンスまたはリソース使用量を最適化します。 |