入力行列の擬似逆行列を求めます。入力行列入力にデータを配線して自動的に使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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入力/出力

  • c2dcdb.png 入力行列 —

    入力行列は、通常、矩形複素行列です。入力行列が正方行列でないか、入力行列が特異行列の場合、入力行列の逆行列は存在しません。その代わりに、入力行列の擬似逆行列を計算できます。

  • cdbl.png 許容範囲 —

    許容範囲は、この水準より大きい特異値の数が入力行列の階数である水準を定義します。デフォルト値は –1です。

  • i2dcdb.png 擬似逆行列 —

    擬似逆行列は、入力行列の擬似逆行列です。入力行列が正方で特異行列でない場合、擬似逆行列は逆行列と同じで、「逆行列」VIは入力行列の逆行列を計算するより効率的な方法として使用される必要があります。

  • ii32.png エラー —

    エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。

    • A+が以下の4つのムーアペンローズ (Moore-Penrose) 条件を満たす場合、m x n行列A+は行列Aの擬似逆行列と呼ばれます。

    • A A+ A = A。
    • A+ A A+ = A+。
    • A A+が対称行列である。
    • A+ Aが対称行列である。

    VIは、SVDアルゴリズムを使用して、擬似逆行列A+を計算します。たとえば、AがUSV*に等しい特異値分解を仮定します。その場合、A+ = VS+U*となります。対角行列Sの擬似逆行列は、対角上の各要素の逆数で計算できます。要素が許容範囲よりも小さい場合、このVIは逆数をゼロに設定します。

    擬似逆行列は、線形方程式のシステムに最小二乗解を提供します。たとえば、線形システムAx = bの場合、式(x = A+b)は最小二乗解です。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Mathematics\Linear Algebra\Linear Algebra Calculator.vi