目的にあったSystemLinkライセンスオプションを選択し、それらのライセンスをシステムに割り当ててください。

SystemLink 2025 Q3以降では、以下のライセンスオプションが使用できます。

ライセンス ユーザ ノード
SystemLink Base - Small 5 10
SystemLink Base - Medium 10 25
SystemLinkサーバ - Volume License Manager 変数 変数

SystemLink Baseのライセンス契約では、ユーザライセンスとノードライセンスの数は固定されています。ライセンスのアクティブ化を完了するには、ni.comまたはNI License Managerを使用します。ユーザライセンスまたはノードライセンスの数は、SystemLinkサーバのボリュームライセンス契約に記載されたお客様の要件に合わせてカスタマイズすることができます。ライセンスのアクティブ化を完了するには、NI Volume License Managerを使用します。

シングルシートライセンスをアクティブ化すると、SystemLink Baseライセンスでは、指定された数のユーザとノードが許可されます。これらのライセンスでは、一時的な変動に対応するために、ユーザアカウントやノードアカウントを少数追加することもできます。SystemLinkは、30日間ログイン操作を行わないとユーザライセンスを解除します。ノードライセンスは、システムアプリケーションを介して関連するシステムを削除するとすぐに使用可能になります。

NIでは、簡易インストールや簡易アクティブ化を行う際には、SystemLink BaseのSmallライセンスまたはMediumライセンスを推奨しています。ユーザやノードを追加する必要がある場合は、以下の表を参照して、ニーズに合ったインストールオプションを決定してください。

  1. NI Volume License Managerをインストールします。
    Volume License Managerをインストールしたコンピュータが、ライセンスサーバとなります。
  2. ニーズに適しているインストールオプションを決定します。
    SystemLinkサーバの数 インストールオプション 説明
    1 SystemLinkサーバと同じコンピュータにVLMをインストールする
    • ネットワークの複雑さを軽減
    • SystemLinkサーバとVLMが常に通信可能
    1 SystemLinkサーバとは別のリモートコンピュータにVLMをインストールする
    • 既存のライセンスサーバを使用可能
    • これらのコンピュータ間の接続が必要
    複数 SystemLinkサーバごとに、VLMをインストールする
    • ネットワークの複雑さを軽減
    • 各サーバのノードシート数を指定
    • 複数の使用許諾契約が必要
    複数 複数のSystemLinkサーバ用のVLMを1台のライセンスサーバにインストールする
    • 複数のSystemLinkサーバとノードを1台のライセンスサーバに接続する
    • サーバ間でライセンスの転送が可能
  3. SystemLinkサーバの標準ライセンスと上級ライセンスのどちらが必要かを判断します。
    目的 サーバライセンスタイプ
    • すべてのデータとシステム用に1つのワークスペースを備えたサーバ1つが必要
    • すべてのコンピュータが同じ場所にある
    標準
    • 組織内のさまざまなユーザが、1つのサーバ上のさまざまなデータセットに異なるレベルでアクセスする必要がある
    • 組織内のユーザが、既存のOpenID Connect資格情報を使用してSystemLinkにアクセスできる
    • コンピュータがさまざまな場所に分散している
    上級
  4. 必要なサーバライセンス、ユーザライセンス、ノードライセンスを購入します。

    SystemLinkには3つのライセンスタイプが必要です。

    ライセンスのタイプ 説明
    サーバ (標準または上級) サーバライセンスは、各SystemLinkサーバに使用します。
    モジュールノード モジュールノードライセンスは、各SystemLinkモジュールに使用します。モジュールの例には、ソフトウェア構成モジュール、資産モジュール、およびテストモジュールなどがあります。
    モジュールユーザ モジュールユーザライセンスは、モジュールにアクセスする各ユーザに使用します。
以下の表は、一般的なセットアップのシナリオと、それに対応するライセンス要件を示したものです。
シナリオライセンス要件
  • Windowsを実行する検証ベンチ5台
  • PXIテストシステム5台
  • SystemLinkがインストールされた中央サーバ1台
  • SystemLink Base - Small
  • Windows PC 10台
  • CompactRIOデバイス15台
  • SystemLinkがインストールされた中央サーバ1台
  • SystemLink Base - Medium
  • 稼働用サーバ 1台
  • 開発用サーバ 1台
  • 稼働用PCベーステストシステム 50台
  • 開発用ターゲット 10台
  • 稼働用システムと開発用システムは異なるライセンスサーバを使用
  • ライセンスサーバ1
    • Volume License Manager: 1シート
    • SystemLinkサーバ: 1シート
    • SystemLinkモジュールノード: 50シート
    • SystemLinkモジュールユーザ: 5シート
  • ライセンスサーバ2
    • Volume License Manager: 1シート
    • SystemLinkサーバ: 1シート
    • SystemLinkモジュールノード: 10シート
    • SystemLinkモジュールユーザ: 1シート
  • 3つのサイトを3つのサーバでサポート
  • PXIテストシステム 100台 (サイトあたり)
  • すべてのシステムが1台のセントラルコンピュータをライセンスサーバとして使用
  • Volume License Manager: リモートコンピュータに1シート
  • SystemLinkサーバ: 3シート
  • SystemLinkモジュールノード: 300シート
  • SystemLinkモジュールユーザ: 10シート
SystemLinkのライセンスを設定したら、サーバとクライアントのセットアッププロセスに進みます。