Microsoft Visual CおよびC++でアプリケーションを作成する

Microsoft Visual C++ 6.0でアプリケーションを作成する

Microsoft Visual C++ 6.0でNI-SCOPEアプリケーションを開発するには、以下の手順に従ってください。

1. 既存または新規のVisual C/C++ プロジェクトを開いて、アプリケーションコードを管理します。
2. .c (C) または.cpp (C++) ソースコードファイルを作成します。
3. ソースコードファイルをプロジェクトに追加します。
4. 以下のコードをソースコードファイルに追加します。

   #include "niscope.h"

5. NI-SCOPEインクルードファイルおよびライブラリファイルをプロジェクトに追加します。<IVIROOTDIR32>は、特定のNational Instrumentsファイルフォルダの場所のエイリアスです。インストールされるファイルの保存場所についての詳細は、『NI-SCOPE Readme』を参照してください。
   ヒント NI-SCOPE Cのサンプルを変更してアプリケーションを作成することができ、その場合、必要なインクルードファイルおよびライブラリファイルはすべて自動的にプロジェクトに追加されます。[Action: Verify that your driver includes C examples that include Visual C++ project files.If it does not, delete this tip.]
   1. Project→Settings→C/C++→Preprocessor→Additional include directoriesを選択し、niscope.hおよびvisa.hファイルに、パスをセミコロンで区切って追加します。niscope.hおよびvisa.hファイルはそれぞれ<IVIROOTDIR32>\Includeおよび<VXIPNPPATH>\WinNT\Visa\includeディレクトリにあります。
   2. Project→Link→General→Object/Library Modulesを選択し、niscope.libを追加します。
   3. Project→Link→Input→Additional library pathを選択し、niscope.libファイルにパスを追加します。niscope.libファイルは<IVIROOTDIR32>\Lib\mscまたは<IVIROOTDIR32>\Lib x64\mscディレクトリにあります。
6. 適切なプログラミングフローの手順に従ってアプリケーションを構築します。

Microsoft Visual Studio 2010でアプリケーションを作成する

Microsoft Visual Studio 2010でNI-SCOPEアプリケーションを開発するには、以下の手順に従ってください。

1. 既存または新規のVisual C/C++ プロジェクトを開いて、アプリケーションコードを管理します。
2. .c (C) または.cpp (C++) ソースコードファイルを作成します。
3. ソースコードファイルをプロジェクトに追加します。
4. 以下のコードをソースコードファイルに追加します。

   #include "niscope.h"

5. NI-SCOPEインクルードファイルおよびライブラリファイルをプロジェクトに追加します。<IVIROOTDIR32>は、特定のNational Instrumentsファイルフォルダの場所のエイリアスです。インストールされるファイルの保存場所についての詳細は、『NI-SCOPE Readme』を参照してください。
   ヒント NI-SCOPE Cのサンプルを変更してアプリケーションを作成することができ、その場合、必要なインクルードファイルおよびライブラリファイルはすべて自動的にプロジェクトに追加されます。[Action: Verify that your driver includes C examples that include Visual C++ project files.If it does not, delete this tip.]
   1. Project→Properties→Configuration Properties→C/C++→General→Additional Include Directoriesを選択し、niscope.hおよびvisa.hファイルに、パスをセミコロンで区切って追加します。niscope.hおよびvisa.hファイルはそれぞれ<IVIROOTDIR32>\Includeおよび<VXIPNPPATH>\WinNT\Visa\includeディレクトリにあります。
   2. Linker→Input→Additional Dependenciesを選択し、niscope.libを追加します。
   3. Linker→General→Additional Dependenciesを選択し、niscope.libファイルにパスを追加します。niscope.libファイルは<IVIROOTDIR32>\Lib\mscまたは<IVIROOTDIR32>\Lib x64\mscディレクトリにあります。
6. 適切なプログラミングフローの手順に従ってアプリケーションを構築します。

Microsoft Visual CおよびC++のサンプル

Visual C/C++のサンプルは2セットあります。これらのサンプルがインストールされている場所は、『NI-SCOPE Readme』に記載されています。

• 最初のサンプルのセットは、NI-SCOPEの関数を呼び出す (データ表示なし) 、Cベースのコンソールアプリケーションです。
• 2番目のセットは、C++のサンプルです。これらのサンプルでは、MFC(Microsoft Foundation Classes）がVisual C++用のMeasurement Studioツールと一緒に使用されます。サンプルをコンパイルするには、これらのツールが必要です。これらのサンプルのソースコードはドキュメント化されているため、必要に応じてコードを変更できます。

Microsoft Visual Cのサンプル

Cのサンプルは、サービスパック 5.0がインストールされているMicrosoft Visual C++ 6.0でビルドおよびテストされました。これらは、グラフィカルインタフェースを持たないコンソールベースのサンプルです。

Microsoft NMAKEユーティリティを使用したMicrosoft Visual C++ 6.0でのサンプルのビルド方法は、以下の手順に従ってください。

1. 使用するサンプルのディレクトリに移動します。
2. (MSVCコンパイラの\binディレクトリにある) VCVARS32.BATバッチファイルを実行します。もしコマンドラインの環境変数が未設定であれば設定を行います。追加された環境変数に対応するために、DOSの初期環境サイズを増やす必要がある場合があります。
3. サンプルをビルドするには、nmake examplename.makを実行します。デフォルトでは、デバッグのサブディレクトリに実行ファイルが作成されます。

Microsoft Developer Studioのワークスペースを使用してMicrosoft Visual C++ 6.0でサンプルをビルドするには、以下の手順に従ってください。

1. 使用するサンプルのディレクトリに移動します。
2. Developer Studioを起動するプロジェクトワークスペース (.dsw) ファイルを開きます。このファイルがインストールされている場所は、『NI-SCOPE Readme』に記載されています。
3. includeディレクトリおよびlib\mscディレクトリをプロジェクトに追加します。これらのサンプルがインストールされている場所は、『NI-SCOPE Readme』に記載されています。サンプルをビルドするには、INCLUDEおよびLIBの検索パスを修正して、niscope.hおよびniscope.lib (Tools→Options→DirectoriesまたはProject→Settings) を検索する必要がある場合もあります。
4. サンプルをビルドします。