RTターゲットに接続されているディスプレイデバイスのRTターゲットで実行中のVIのフロントパネルを表示することができます。さらに、RTターゲットのフロントパネルの制御を譲渡して、RTターゲットに直接接続されている入力デバイスを使用して、フロントパネルのオブジェクトを操作することができます。

フロントパネルを表示する

組込UIを使用してフロントパネルを表示するには、以下の手順に従ってください。

  1. ディスプレイデバイスをRTターゲットに接続します。マウスやキーボードなどの他のUIデバイスを接続することもできます。
  2. RTターゲットで組込UIを有効にします。
  3. RTターゲットをLabVIEWプロジェクトに追加します。
  4. RTターゲットの下のプロジェクトエクスプローラウィンドウにVIを追加します。
  5. プロジェクトエクスプローラウィンドウでRTターゲットのVIを右クリックし、デプロイを選択します。
  6. ホストコンピュータからVIを実行します。

RTターゲットに接続されているディスプレイデバイスにVIのフロントパネルが表示されます。これでフロントパネルを表示できるようになりましたが、この段階では、RTターゲットに接続されている入力デバイスを使用して、フロントパネルのオブジェクトを操作することはできません。ホストコンピュータのフロントパネル制御をRTターゲットに譲渡するには、次のセクションの手順を完了してください。

フロントパネルを制御する

RTターゲットへのVIのデプロイが完了したら、以下の手順に従ってフロントパネルの制御を組込UIに譲渡します。

  1. 必要に応じて、ホストコンピュータからVIを実行して、組込UIのフロントパネルを表示します。
  2. プロジェクトエクスプローラウィンドウでRTターゲットを右クリックし、接続解除を選択します。

これで、組込UIを使用して、フロントパネルの制御器、表示器、メニュー項目の操作をしたり、VIの停止および実行ができるようになりました。

ヒント スタンドアロンのアプリケーションにRTターゲットVIのフロントパネルを組み込み、これをRTターゲットにデプロイした場合も、組込UIを使用して、RTターゲットのフロントパネルの表示と制御を行うことができます。