領域の中心(CoA)
- 更新日2023-02-21
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領域の中心(CoA)非ファジー化方法(重心(CoG)とも呼ばれる)では、ファジーコントローラは、まずスケールされたメンバーシップ関数の下にあり、出力変数の範囲内にある領域の面積を計算します。ファジー論理コントローラは、次に以下の式を使用してこの領域の幾何学的中心を計算します。

ここで、CoAは領域の中心、xは言語変数の値、xminとxmaxは言語変数の範囲を表します。「領域の中心」非ファジー化方法は、複数の出力言語要素間の最善の妥協点を効果的に計算します。
下図は、自動車操縦ファジーシステムのステアリング角度φ出力言語要素の「領域の中心」非ファジー化方法を、最小含意演算方法を前提として示しています。グラフで灰色で表示されている部分は、スケールされたメンバーシップ関数の下の領域を表しています。

下図は、領域の中心非ファジー化方法を使用した場合の自動車操縦サンプルのファジーコントローラのプロセスの要約を示しています。
