フォーミュラ解析VIの詳細
- 更新日2025-07-30
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フォーミュラ解析VIは、入力文字列をスキャンし、この文字列を1つのフォーミュラまたはフォーミュラの集合として解釈します。さらに、それらのフォーミュラを数値計算に変換し、その結果を出力します。フォーミュラ解析VIルーチンは実数のみを処理します。
フォーミュラルーチンには、主に以下の3種類があります。
- フォーミュラノードの機能を表すVI (「フォーミュラノード評価」、「フォーミュラノード解析」VI、および「解析済フォーミュラノード評価」VI)
- 単純な文字列を1つの数式として解析するVI( Eval Formula String、 Parse Formula String、 Eval Parsed Formula String VIs)
- 関数値全体を生成するVI(Eval Single-Variable Array、Eval Single-Variable Scalar、 Eval Multi-Variable Scalar VIs)。
最初の2つのフォーミュラ解析VIのカテゴリは、さらに「ダイレクト」フォームおよび「インダイレクト」フォームの2つのサブカテゴリに分けられます。たとえば、ダイレクトバージョンの「フォーミュラノード評価」VIは次のブロックダイアグラムで表します。

また、インダイレクトフォームは、評価を構文解析および評価ステップに明示的に分割します。以下の図は、簡単な例です。この構文解析と評価の2ステッププロセスの効率が追加的な複雑さや論理よりも重要な場合、規模の大きなアプリケーションでインダイレクトフォームを使用できます。

数学VIとフォーミュラノードのどちらを使用するかによって、解析の動作が違います。数式解析VIで使用できる関数については、 「 Formula Node and Expression Node Functions 」を参照してください。