2つの入力行列または入力行列と入力ベクトルの乗算を行います。A入力およびB入力に配線するデータタイプにより、使用する多態性のインスタンスが決まります。

(FPGAモジュール)FPGA上で行列とベクトルの乗算を行うには、 Matrix*Vector Express VIを使用します。


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入力/出力

  • c1dcdb.png ベクトルV'

    ベクトルV'は入力ベクトルです。

  • c2dcdb.png 行列A

    行列Aは入力行列です。行列Aの行数はベクトルV'の要素数と一致し、0よりも大きくなければなりません。

    行列Aの行数がベクトルV'の要素数と一致しない場合、VIはV' x Aを空の配列に設定してエラーを返します。

  • i1dcdb.png V' x A

    V' x Aは、ベクトルV'行列Aを乗算した結果を含む出力ベクトルです。

  • ii32.png エラー

    エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。

  • Aがn x kの行列で、Bがk x mの行列の場合、AとBの行列乗算C = ABにより、n x mの次元を含む行列Cが求められます。Aが2D入力配列A、Bが2D入力配列B、Cが2D出力配列A x Bを表すとします。VIは以下の式を使用してCの要素を求めます。

    ここで、nAの行数、kAの列数とBの行数、mBの列数です。

    メモ 「A x B」VIは、要素ごとの2D乗算でなく、タイプ指定の行列乗算を実行します。要素ごとの乗算を実行するには、「」関数を使用する必要があります。一般的には、AB≠BAです。

    A x ベクトル

    An x kの行列、Xがk個の要素を含むベクトルである場合、AとXの乗算Y = AXの結果は、n個の要素を含むベクトルYとなります。VIは以下の式を使用してYの要素を求めます。

    ここで、Yは出力Axベクトル、Aは入力行列A、Xは入力ベクトルnAの行数、kAの列数でありベクトルの要素数です。

    ベクトル x A

    X′を n個の 要素を持つ行ベクトル、 Aを n×k 個の行列とすると、X′と Aの乗算、Y=X′Aは k個の 要素を持つ行ベクトルY′となる。VIは,以下の式でY′の要素を計算する.

    および

    X'=[x0 x1 ...xn -1]である。 Y'=[y0 y1 ...yk -1]とする。

    ここで、Y′は出力 V′×A、X′は入力 Vector V′、Aは入力行列 Anは Vector V′の 要素数および Aの行数、 kは Aの列数です。