スプラインインターポラント
- 更新日2025-07-30
- 5分で読める
集計された点x[i]でスプラインインターポラント関数g(x)の2次導関数を含む長さnの配列インターポラントを返します。ここで、i = 0, 1, …, n–1 です。

入力/出力
Y
—
Yは、従属値の配列です。Xの要素数がYの要素数と異なる場合、このVIは出力インターポラントを空の配列に設定して、エラーを返します。
X
—
Xは、独立値の配列です。Xの要素数がYの要素数と異なる場合、このVIは出力インターポラントを空の配列に設定して、エラーを返します。
初期境界値
—
初期境界値は、x[0]における補間関数g(x)の1次導関数、g'(x[0])です。デフォルトは1.00E+30で、このVIに自然スプライン用に初期境界値条件を設定させます。 g(x)の定義についての詳細は、スプラインインターポラントの詳細を参照してください。
最終境界値
—
最終境界値は、x[n – 1], g'(x[n – 1]) における補間関数g(x)の1次導関数 g'(x[n ? 1]) です。デフォルトは1.00E+30で、このVIに自然スプライン用に最終境界値条件を設定させます。
インターポラント
—
インターポラントは、ポイント x[i], i = 0, 1, …, n – 1 における補間関数 g(x) の2次導関数です。 Interpolantを スプライン補間 VIの入力として使用すると、 x0 ≦ x<xn- 1の任意の値で yを 補間することができます。
エラー
—
エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。 |
入力配列XおよびYはnの長さで、x0 < x1 < … < xn - 1の以下の式に示される表関数を含みます。
f(xi) = yi補間関数g(x) は、以下の公式の区分的関数です。

関数pi(x)は、以下の条件を満たす必要がある3次多項式です。
- g(xi) = yi = pi(xi)
- g(xi) = yi = pi – 1(xi)
- i = 1, …, n – 2での1および2次導関数で、各内点xiは連続です。
- g'(xi) = p'i(xi) = p'i - 1(xi)
- g"(xi) = p"i(xi) = p"i – 1(xi)
3番目の状態では、以下の式が得られます。
= 
ここで、i = 1, …, n – 2を示します。この式では、n – 2の線形方程式はn未知数g"(xi)に存在します。
「スプラインインターポラント」VIは、以下の式においてx0およびxn – 1で導関数の2つの式を計算します。

以下の式について検証してください。


初期境界値は式

最終境界値は式

これらの式では、初期境界値と最終境界値は、それぞれx0およびxn – 1でのg(x)の最初の微分値です。初期境界値と最終境界値が1030以上の場合、境界値上の2次導関数がなく、自然スプラインに対応する境界値条件をこのVIが設定します。
このVIは、i = 0, 1, …, n – 1の場合のn の式からg"(xi) を解きます。g"(xi) はインターポラント出力です。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Mathematics\Interpolation\Interpolation Solver.vi
Y
—
初期境界値
—
インターポラント
—
エラー
—