cRIO-905xでは、各スロットで次の3つのプログラムモードがサポートされています。

Real-Time NI-DAQmxを使用して、LabVIEW Real-Timeから直接Cシリーズモジュールを使用できるようにします。

Cシリーズモジュールは、MAXプロジェクトエクスプローラウィンドウでReal-Timeリソース項目の下に表示され、I/Oチャンネルはモジュールの下にI/O変数として表示されます。I/O変数を使用するには、プロジェクトエクスプローラウィンドウからLabVIEW Real-Time VIにドラッグアンドドロップします。

このモードを使用すると、CシリーズモジュールがCompactDAQコントローラのように動作し、Real-Time NI-DAQmxドライバとNI-XNETドライバを使用して通信し、4つのカウンタ/タイマとコントローラのPFIトリガコネクタにアクセスします。
Real-Timeスキャン I/O変数を使用して、LabVIEW Real-Timeから直接Cシリーズモジュールを使用できます。

スキャンインタフェースモードで使用するCシリーズモジュールは、MAXプロジェクトエクスプローラウィンドウでReal-Timeスキャンリソース項目の下に表示され、I/Oチャンネルはモジュールの下にI/O変数として表示されます。I/O変数を使用するには、プロジェクトエクスプローラウィンドウからLabVIEW Real-Time VIにドラッグアンドドロップします。

このモードでは、LabVIEW FPGAでの開発は必要ありません。RTスキャンモードでサポートされるすべてのCシリーズモジュールと通信する所定のFPGAビットファイルを使用して、LabVIEWはFPGAのプログラムを実行します。また、LabVIEWは、CシリーズデータをReal-Timeホストに送信して、I/O変数に表示されるようにします。Real-Timeスキャンモードを使用すると、シャーシのスロットに接続されているCシリーズモジュールのタイプを動的に検出できます。
FPGA LabVIEW FPGA VIからCシリーズモジュールを使用できます。

Cシリーズモジュールは、MAXプロジェクトエクスプローラウィンドウでFPGAターゲット項目のすぐ下に表示され、I/OチャンネルはFPGAターゲットの下にFPGA I/O項目として表示されます。I/Oチャンネルにアクセスするには、LabVIEW FPGA VIでFPGA I/Oノードを構成するか、プロジェクトエクスプローラウィンドウでI/OチャンネルからLabVIEW FPGA VIブロックダイアグラムにI/Oチャンネルをドラッグアンドドロップします。

このモードを使用すると、より高い柔軟性、カスタマイズ、タイミング、および同期をアプリケーションに追加できます。FPGAモードでCompactRIOシステムを使用するには、ホストコンピュータにLabVIEW FPGAモジュールがインストールされているか、FPGAにダウンロードできるコンパイル済みビットファイルにアクセス可能である必要があります。どちらの場合でも、LabVIEW Real-Time VIで「FPGA VIリファレンスを開く」関数を使用してFPGA VIまたはビットファイルにアクセスします。
表 15. 一般的なタスクでサポートされているプログラムモード
タスク Real-Time Real-Timeスキャン FPGA
最大1 kHzまでのレートを制御
1 kHz2.5 kHzの間でレートを制御(アプリケーションに依存)
2.5 kHzを超えるレートを制御
高速波形集録
メモ 一部のCシリーズモジュールは、特定のプログラムモードでのみ使用できます。モジュール固有のソフトウェアサポートについては、ni.com/infoでInfo Codeに「swsupport」と入力してください。
cRIO-905xをReal-Timeモードで使用する方法については、以下のセクションを参照してください。