Real-Time (RT) インストールと構成に関するトラブルシューティング



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 7.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
PXI用組み込みコントローラをRTとしてブートするにはどうすればよいですか?

解決策:
Measurement & Automation Explorer (MAX) 上でディスクを作成することにより PXI コントローラを  LabVIEW Real-Time 用に構成することができます。出荷時にRTエンジンがすでにインストールされている PXI 用 RT シリーズのコントローラを購入して頂くか、MAX で RT-compatible PXI  コントローラをRTコントーローラに変更することができます。

LabVIEW RT を使用するには、PXI コントローラにRTエンジンがインストールされていなければなりません。 RT エンジンとは Real-Time OSと組み込み式LabVIEWと必要なドライバがひとつにまとまったものです。 FTP サーバ、 RDA サーバ、ウェブサーバも含まれています。

RT シリーズではない PXI コントローラでLabVIEW RTを使用するには次の2通りの方法があります。
  1. Windows がインストールされているPXIコントローラを、起動ディスクで RT 用に起動する方法。

    1. RT エンジンを新規でインストールするには、リアルタイム・ランタイム・ライセンス(777849-01)が必要です。営業部へのご連絡はこちらをクリックして下さい。
    2. PXI 起動ディスクを構成します。PXI 起動ディスクをコントローラのフロッピードライブに挿入して起動するとRTエンジンで立ち上がります。コントローラをPXI 起動ディスクなしで起動すると Windows OS で立ち上がります。PXI 起動ディスクを作成するには、次の手順を行ってください。
      1. 空のフロッピーディスクをホスト PC のフロッピードライブに挿入して下さい。(注意:フロッピーディスクの内容は上書きされます。)
      2. ホスト PC の Windows のスタートメニューからすべてのプログラム » National Instruments » Measurement & Automation Explorer を選択してください。Measurement & Automation Explorer が画面に現れます。
      3. ツール » RT PXI ディスク ユーティリティ » PXI 起動ディスクを作成 を選択してください。
      4. PXI 起動ディスク ダイアログが現れます。画面に現れる指示にしたがってディスクを作成して下さい。
      5. 起動ディスクを作成終了後、フロッピーディスクを取り出し LabVIEW RT PXI 起動ディスクというラベルを付けてください。
      6. PXI のフロッピードライブに RT PXI 起動ディスク を挿入したまま PXI を起動してください。
    3. RT シリーズ PXI用組み込みコントローラの構成に進んでください。

  2. PXI 用組み込みコントローラから Windows を排除し、RT エンジンのみをインストールするには PXI フォーマット ハードドライブ ディスク を使用します。このディスクは MAX で作成することができ、このディスクで PXI コントローラを一旦フォーマットすると、PXI コントローラを PXI 起動ディスクなしで RT として起動することができます。

    1. RT エンジンを PXI コントローラにインストールするにはリアルタイム・ランタイム・ライセンスが必要です。営業部へのご連絡はこちらをクリックして下さい。
    2. PXI フォーマット ハードドライブ ディスクを作成し、PXIコントローラをこのディスクを使って起動します。
      (注意:この手順を完了するとハードドライブ上のデータは全て消去され、RTエンジンのみがインストールされます。)
      1. 空のフロッピーディスクをホストPCのフロッピードライブに挿入してください。(注意:フロッピーディスクの内容は上書きされます。)
      2. ホストPCのWindowsのスタートメニューからすべてのプログラム » National Instruments » Measurement & Automation Explorer を選択してください。Measurement & Automation Explorer が画面に現れます。
      3. ツール » RT PXI ディスクユーティリティ » フォーマット ハードドライブ ディスクの作成を選択してください。
      4. PXI フォーマット ハードドライブダイアログボックスが現れますので、その指示に沿ってディスクを作成してください。
      5. ブートディスクを作成し終わりましたら、フロッピーディスクを取り出し、LabVIEW RT PXI フォーマット ハードドライブ ディスク というラベルを付けてください。
      6. PXI システムをシャットダウンし、LabVIEW RT PXI フォーマット ハードドライブ ディスク をコントローラのフロッピードライブに挿入したままシステムを再起動します。システムから Windows は除去され、RT エンジンのみがインストールされます。

        Note:  フォーマット中に KERNEL エラーが出る場合は、こちらのトラブルシューティングをご覧下さい。
        KnowledgeBase 1WPH70KS: Warning KERNEL 346520 on an RT Series PXI Controller with the NTFS File System

    3. RT シリーズ PXI用組み込みコントローラの構成に進んでください。


関連リンク:

添付:





報告日時: 09/15/2004
最終更新日: 03/04/2011
ドキュメントID: 3DE9AVJ