.NETからSMTPを使用してメールを送信するためには



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
.NETオブジェクトを使用してメールを送信するサンプルを見つけましたが、LabVIEWからどのように使えばよいでしょうか。併せてメールのHTML bodyに画像を埋め込むためにはどうすればよいでしょうか。


解決策:
System.Net.Mail namespaceには、Simple Mail Transfer Protocol (SMTP)を使用して、電子メールを送信するためのクラスが含まれています。

MailMessageクラスはメールメッセージを表します。SmtpClientクラスは指定したSMTPホスト宛てにメールを送信します。添付を行う際にはAttachmentクラスを使用します。
メール送信を行う際に必要となる基本的な3つのオブジェクトは下記です。

System.Net.Mail
SMTPClientを使用し、接続するSMTPサーバのアドレスとポートを指定します。

System.Net.Mail
MailMessageを使用し、From/To/Subject/Bodyを定義します。

System.Net
NetworkCredentialsを使用し、必要な場合にユーザネームとパスワードを定義します。

コンストラクタノードを使用して上記オブジェクトを追加することができます。
添付の「SMTPSimple.vi」から、メール送信のサンプルプログラムを確認できます。

さらに機能を追加する場合、AttachmentまたはAlternateViewクラスを使います。例えば画像が添付されたHTMLメールを作成する場合、AlternateViewクラスを使用して、リンク付けされたリソースを含めます。HTMLコード内では直接、このリソースに対するリファレンスを作成する必要があります。AlternateViewクラスとリンク付けされたリソースを扱う場合、コンテンツのタイプを指定することが大切で、これによりメール内で正しく認識ができます。例えばもしAlternateViewクラスがhtmlであれば、コンテンツタイプをtextまたはHTMLに指定する必要があります。この動作は、「SMTP.vi」のサンプルで確認が可能です。


関連リンク: MailMessage クラス
SmtpClient クラス
Attachment クラス
System.Net.Mail 名前空間
SmtpClient クラス
System.Net 名前空間
NetworkCredential クラス
AlternateView クラス


添付:


SMTP.vi - SMTP.viSMTPSimple.vi - SMTPSimple.vi


報告日時: 05/23/2008
最終更新日: 04/03/2015
ドキュメントID: 4LM9FQYN