64ビット TestStand を使用した32ビットコードモジュールの実行方法について



使用ソフトウェア: TestStand
使用ソフトウェア・バージョン: 2014
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
テストシーケンスを実行するために64ビットの TestStand を使用していますが、シーケンスで使用したい32ビットのコードモジュールがあります。 64ビット TestStand から32ビットコードモジュールを呼び出すにはどうすればよいですか?

解決策:
オペレーティングシステムレベルの制限により、64ビットプロセスは32ビットコードを直接実行することができません。 64ビットの TestStand は64ビットのプロセスなので、32ビットのコードモジュールを直接実行することはできず、代わりにそれらのコードモジュールを「プロセス外」として実行する必要があります。可能であれば、これらのコードモジュールを64ビットアーキテクチャに移行することで64ビットの TestStand 上で直接実行できるようにすることができます。

この場合、TestStand が現在のビット数に対して適切なビット数のコードモジュールを見つけて使用するようにコードモジュールを設定します。この方法の詳細は、TestStandヘルプの「Locating the Correct Code Module in 32-bit TestStand and 64-bit TestStand」のトピックを参照してください。

64ビットまたはビット数に依存しないバージョンのコードモジュールを作成できない場合は、アダプタモジュール設定にてプロセス外で実行するように設定する必要があります。例えば LabVIEW VI であれば「LabVIEW Development Sytem」を選択し、 LabWindows / CVI アダプタであれば「Execute Steps in an External Instance of LabWindows/CVI」を選択します。また、リモートシーケンス実行を使用してコンピュータ上の32ビットTestStandでサブシーケンスを実行することもできます。これにより、LabVIEW ランタイムエンジンなどのプロセス内アダプタ設定を使用して32ビットコードモジュールを呼び出すことができます。

特定のアダプターを使用して64ビットTestStandでコード・モジュールを実行する方法については、TestStandヘルプの「Adapter and Code Module Support for 64-bit TestStand」を参照してください。


関連リンク:
技術サポートデータベース 6NS7UPDT: Using 64-bit TestStand to Execute 32-bit LabVIEW VIs
技術サポートデータベース 6NRC0BDT: Executing Cross-Bitness Sequence Calls in TestStand
TestStand ヘルプ: 64-bit TestStand and Migrating from 32-bit TestStand

添付:





報告日時: 07/29/2014
最終更新日: 06/12/2017
ドキュメントID: 6NSA4IDT