タグでは、テスト/測定データのトラブルシューティングのために、タグデータが予想どおりに取得できるかどうかを確認することができます。

タグでタグデータのトラブルシューティングを開始する前に、次の操作を行う必要があります。
  • タグデータを取得して通信する対象のシステムがシステムで管理下システムになっていることを確認します。
  • SystemLinkサーバにタグデータを送信しているアプリケーションが実行中であることを確認します。
  1. SystemLink Webアプリケーションで、タグをクリックします。
  2. 以下のいずれかの方法でタグを検索します。
    • 検索バーにタグパスまたはタグパスの一部を入力します。
    • 完全な一致を検索するには、検索バーの横にあるフィルタボタンをクリックします。複数のクエリを含めた場合は、すべてのクエリに一致するタグのみが結果として返されます。
    パスを検索する際には、ワイルドカード文字 (*) を使用します。
  3. タグをダブルクリックし、開きます。
  4. タグの詳細で、タグの詳細が正確に表示されていることを確認します。
    1. アプリケーションで設定した時間間隔でタグ値が更新されていることを確認します。
    2. タグのデータタイプが正しいことを確認します。
    3. タグが属するワークスペースが正しいことを確認します。
  5. オプション: 履歴の下で、グラフを確認してデータを視覚化します。
    メモ 履歴データを表示するには、保持カウント持続時間、または永久のいずれかに設定する必要があります。保持なしに設定した場合、SystemLinkはタグの履歴データを保持しません。
    1. データが予想どおりに機能しないイベントが発生した場合は、虫眼鏡を選択して値を詳しく調べます。
    2. カメラ () をクリックして、解析のためにデータをキャプチャします。
    3. 履歴タグ値のデフォルトビューに戻るには、グラフをダブルクリックします。
  6. データが予想どおりに機能していない場合は、プログラミング環境でアプリケーションをデバッグします。
    次の表は、一般的なトラブルシューティングのヒントをまとめたものです。
    手順
    アプリケーションのエンドポイントがSystemLinkサーバのURLであることを確認します。
    メモ プロトコルはHTTPにする必要があります。
    http://localhost:80
    タグパスがドット区切り文字で定義されていることを確認します。 Station1.Temperature.BuildingA
    ソルトのミニオンIDが正しいことを確認します。システムのミニオンIDを検出する方法は2つあります。
    • ディスク上
      • (Windows) C:\ProgramData\National Instruments\salt\conf\minion_id
      • (Linux RT) \etc\salt\minion_id
    • LabVIEW 2016以降
      1. ブロックダイアグラムに「パス作成」を追加します。
      2. タグ名、つまりパスを指定し、それを「パス作成」に配線します。
        メモ Station1.Temperatureのように、スラッシュやハイフンの代わりにドット区切り文字を使用します。
      3. ネームスペース (トップレベルVI) 入力を空のままにします。
      4. パス作成」に表示器を配線します。
      5. アプリケーションを実行してミニオンIDを取得します。
    <ホスト名>_<MACアドレス>-<シリアル番号>
    メモ 詳細については、このマニュアルの「タグを使用してデータを転送する」を参照してください。
  7. アプリケーションのデバッグが終了したら、タグを再度開き、タグ値が予想どおりに返ることを確認します。