TDMSファイルから計測データを読み取る
- 更新日2025-12-02
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TDMSファイルをクエリして、計測データを読み取ります。
使用するオブジェクト
SystemLinkのTDMリーダおよび構成APIは、LabVIEW NXGおよびG Web Development Softwareのデータ通信パレットにあります。
手順
- クライアントで、TDMSファイルをクエリするために、VIに以下のダイアグラムを作成します。
作成するプログラムの目的に応じて、灰色のセクションを編集してください。

1 「Open Configuration」は、指定された資格情報に基づいて、SystemLinkサーバとの接続を初期化します。 2 「Create Filter」は、指定された条件に基づいて、既存のフィルタにクエリを作成または追加します。たとえば、上のVIでは、「Create Filter (Name)」は、名前に「demo」が含まれているTDMSファイルをクエリします。 3 「 TDMSファイルをクエリ」 は、SystemLinkサーバに対して、「フィルタを作成」で構成された条件に一致するファイルを検索します。 4 クラスタプロパティは、返されたTDMSファイルリファレンスを読み取り、ファイルIDを出力します。これらのIDはリストボックスプロパティに表示されます。 5 「Index Array」は、Matching File IDsリストボックスで現在選択されているファイルを file idsでインデックス化します。 6 ケースストラクチャの中で、「Open File」は、SystemLinkサーバにある一致するTDMSファイルのリファレンスを開きます。 メモ リストボックスの選択が変更されると、VI は「Open File」を再び呼び出す代わりに「Query TDMS Files」によって返されるクラスタを保存します。7 「Read Data」は、TDMSファイルから指定された計測データを返します。このデータはグラフで視覚化できます。
トラブルシューティング
エラーが発生した場合は、以下のトラブルシューティングを行います。
- タイムアウトエラー、接続拒否エラー、または404エラーを受け取った場合は、以下を確認してください。
- VIは正しいサーバマシンに接続されています。
- NI Webサーバが構成され、サーバマシン上で実行され、リモート接続を受け入れています。
- 使用するWebサービスがサーバマシンにインストールされています。
- 「Open Configuration (Auto)」がエラーを返す場合は、アプリケーションがサーバマシン上またはサーバが管理するシステム上にあることを確認します。
- 「401 unauthorized」エラーを受け取った場合は、指定した資格情報が正しいことと、NI Webサーバで十分な権限が指定されていることを確認してください。メモ 各SystemLink APIの権限を確認します。
- アプリケーションがWebVIで、ネットワークエラーを受け取った場合は、NI Webサーバのクライアントと同じマシンで実行されているWebサーバでCORSを有効にしたことを確認してください。
- アプリケーションがWebVIで、それをデプロイする場合は、「Open Configuration (Auto)」は、WebVIにアクセスする前にWebサーバにログインします。