データ準備プロシージャを使用して、測定源の異なる異種の測定データを調和させます。データ準備プロシージャで、元のプロパティ識別子と値、単位、データファイル形式、およびそれらに相当するターゲットを指定します。

  1. DIAdemを起動し、SCRIPTパネルを開きます。
  2. 設定 » SystemLink TDM » データ準備プロシージャを選択します。
  3. 新規データ準備プロシージャをクリックします。
  4. 新規のデータ準備プロシージャの名前、説明、および作成者を入力します。OKをクリックします。
  5. 識別子を置換タブで、Data Preprocessorインスタンスがプロパティラベルを置き換える方法を指定します。以下の表の例は、3つの異なるソースからのラベルを示しています。データ準備プロセスは、3つのデータソースからの異なるプロパティ識別子を、調和されたターゲットファイルで新しく定義された識別子Engine_Fuel_Typeに置き換えます。
    ソース1 ソース2 ソース3 調和された識別子
    プロパティ識別子 Engine Engine_Type Fuel Engine_Fuel_Type
  6. 値を置換タブで、Data Preprocessorインスタンスがプロパティの値を置き換える方法を指定します。以下の表の例は、3つの異なるソースからの値を示しています。データ準備プロセスは、3つのデータソースからの異なるプロパティ値を、調和されたターゲットファイルで新しく定義された値Dieselに置き換えます。
    ソース1 ソース2 ソース3 調和された値
    プロパティ値 Diesel D Fuel_Diesel Diesel
    データ準備プロセスは、同等の識別子、値、および単位を使用してデータを作成します。
    調和された識別子 調和された値
    Engine_Fuel_TypeDiesel
  7. オプション: この手順は、以下の方法でさらに詳しく構成できます。
    タブ構成
    単位変換 データを変換する工学単位を指定します。たとえば、°Fおよび°Cの単位で測定された温度を、Kの単位で評価する場合は、プロセスがすべての温度を単位Kで保存するように指定します。
    統計 平均値、四分位数、または分散などの統計的特性値を計算します。プロセスは、統計的結果をカスタムプロパティとして、ターゲットファイルに保存します。
    V&V データが妥当で完全かどうかを確認します。確認と検証では、データが制限値に準拠しているかをチェックするスクリプトを作成します。SystemLink APIから使用するオブジェクトの詳細については、『DIAdemヘルプ』でプログラミングリファレンス » オブジェクト指向スクリプトインタフェース » SystemLinkを参照してください。
    ファイルを変換 プロセスがターゲットファイルを保存するファイル形式を指定します。
  8. データ準備プロシージャを別名で保存をクリックし、名前を入力して保存をクリックします。
データ準備プロシージャを作成したら、SystemLinkデータ準備アプリケーションのData Preprocessorインスタンスにデータ準備プロシージャ (*.dpp) をアップロードします。