NI スイッチブロックカードおよびデバイス
- 更新日2023-02-21
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MAXのNI スイッチブロック構成パネルでNI スイッチブロックキャリアを構成して、シングルカードまたはマルチカードNI スイッチブロックデバイスを作成できます。
NI スイッチブロックカード
NI スイッチブロックカードはNI スイッチブロックキャリア内で動作し、PXIスイッチモジュールよりも小さなスペースでより高密度のスイッチ機能を実現できます。以下の図は、NI スイッチブロックカードおよびキャリアを示します。
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カードにはタイプAとタイプBの2種類があり、どの信号をフロントパネルコネクタに接続するかによって異なります。タイプAおよびタイプBカードの違いについては、NI スイッチブロックデバイスリファレンスを参照してください。
カード特有の情報については、デバイスブックを参照してください。
NI スイッチブロックデバイス
NI スイッチブロックデバイスは、1つ以上のカードをソフトウェア内で1つのデバイスとして構成したソフトウェア構成概念です。NI スイッチブロックでデバイスを構成するためのカードを指定するには、MAXでNI スイッチブロックを構成するを参照してください。NI スイッチブロックデバイスリファレンスには、カードを組み合わせてデバイスとして構成するガイドラインが含まれています。
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メモ すべてのNI スイッチブロックデバイスは、それを構成するNI スイッチブロックカードの数に関係なく同じ方法でプログラムします。 |
NI スイッチブロックデバイスを構成するカードのAC性能を最大限に高める
NI スイッチブロックデバイスを構成するカードのAC性能を最大限に高めるため、NIでは以下の事項を実行するよう推奨しています。
- 同じカード内でのポイント間の信号を保持します。アナログバスのバックプレーンで信号の経路設定を行うと、信号が通過するパス上でスタブの数が増加するため、高周波数信号が劣化する場合があります。
- タイプBのカードのみを使用することで信号パス上のスタブの数を削減します。タイプAカードはアナログバスチャンネルに直接接続する必要がありますが、ケーブル接続によってスタブ数が増加してアナログバスに容量性負荷がかかるため、高周波数の性能が劣化します。
- AC信号のファンアウト数を増やさないでください。AC信号のファンアウト数を増やすと、帯域幅が低下しクロストークが増加します。