niFgen上級任意シーケンスを作成
- 更新日2025-10-07
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波形ハンドル配列およびそれに対するループ回数配列から任意シーケンスを作成します。このVIは、シーケンスを認識するハンドルを返します。このハンドルを「niFgen任意シーケンスを構成」VIに渡して、信号発生器が生成する任意シーケンスを指定します。
任意シーケンスは、複数の波形から構成されています。各波形で、信号発生器が次の波形に移動する前に波形の生成回数を指定することができます。特定の波形を繰り返す回数をループカウントと呼びます。
「niFgen上級任意シーケンスを作成」VIは、各シーケンスステップでのサンプル数を設定およびマーカ位置を設定する機能を追加することで、「niFgen任意シーケンスを作成」VIを拡張します。

入力/出力
マーカ位置配列
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マーカ位置配列は、シーケンス内でマーカを生成するマーカ位置の配列を指定します。 マーカ位置配列の各要素は、波形ハンドル配列要素に対応し、波形マーカが発生する位置を示します。 マーカ位置は、マーカが存在する波形サイズより小さい必要があります。 特定のシーケンスステージでマーカを生成しないようにするには、マーカ位置を-1 (マーカなし) に設定します。
ループカウント配列
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ループカウント配列は、新規任意シーケンスの作成に使用するループカウントの配列を指定します。 ループカウント配列の各要素は、波形ハンドル配列要素に対応し、波形の繰り返し数を示します。ループカウント配列の各要素は、信号発生器で使用可能な最大ループカウント以下である必要があります。最大ループカウントは、「niFgen任意シーケンス機能をクエリ」VIの最大ループカウントパラメータから取得できます。
計測器ハンドル
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計測器ハンドルは、計測器セッションを識別するために使用します。 計測器ハンドルは、「niFgen初期化」VI、「niFgen初期化 (オプション指定) 」VI、または「niFgen初期化 (チャンネル指定) 」VIから取得されます。
シーケンス長
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シーケンス長には、作成する新規任意シーケンスの波形数を指定します。 渡す値は、信号発生器で使用可能な最小~最大シーケンス長の間の値である必要があります。このシーケンス長の範囲は、一部の信号発生器では、割り当てられていない残りのメモリ量により異なります。 最小および最大シーケンス長は、「niFgen任意シーケンス機能をクエリ」VIの最小シーケンス長および最大シーケンス長パラメータから取得できます。
波形ハンドル配列
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波形ハンドル配列は、新規任意シーケンスを作成する波形ハンドルの配列を指定します。 波形ハンドル配列の各要素には、波形が繰り返される回数を示すループカウント配列要素が含まれています。 「niFgen波形を作成 (多態性) 」VIまたは「niFgen波形を割り当て」VIで任意波形を作成する際に波形ハンドルを取得します。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードの実行前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、 標準エラー入力として機能します。 デフォルト値: エラーなし
サンプルカウント配列
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サンプルカウント配列には、新規任意シーケンスの作成に使用するサンプルカウントの配列を指定します。 サンプルカウント配列の要素は、波形ハンドル配列要素に対応し、指定された波形のサブセット (サンプル数) を示します。サンプルカウント配列の各要素は、最小波形サイズ以上、対応する波形のサンプル数以下、および波形サンプル基数の倍数である必要があります。「niFgen任意波形機能をクエリ」VIを呼び出して、これらの値を取得できます。
計測器ハンドル出力
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計測器ハンドル出力は、計測器セッションのリファレンスを次のVIに渡します。
強制変換されたマーカ配列
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強制変換されたマーカ配列は、最も近いマーカ量子に強制変換 (四捨五入) され、指定したすべてのマーカ配列を返します。デバイスによってはマーカの強制変換を行わないものもあります。
シーケンスハンドル
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シーケンスハンドルは、新規シーケンスを識別するためのハンドルを返します。
エラー出力
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エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、 標準エラー出力として機能します。 |
マーカ位置配列
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計測器ハンドル
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シーケンス長
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エラー入力 (エラーなし)
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計測器ハンドル出力
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強制変換されたマーカ配列
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シーケンスハンドル
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エラー出力
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