サンプリングクロックによる同期を行うと、同じレートで複数のデバイス上のタスクを同期することができます。

サンプリングクロックによる同期を使用する時、スレーブデバイスは特定のサブシステム用のサンプリングクロックを別のデバイスからのサンプリングクロックに置き換えます。

サンプリングクロックによる同期を行うには、サンプリングクロックタイミングが使用されるようにすべてのデバイスを構成します。すべてのスレーブデバイスでのサンプリングクロックのソースをマスタデバイスからの内部サンプリングクロック端子に設定します。たとえば、AIサブシステムからのサンプリングクロック端子の名前は、ai/SampleClockです。

メモ マスタデバイスでタスクを開始する前に、スレーブデバイスでタスクを開始する必要があります。

サンプリングクロックを使用した同期を行うと、デバイス間のクロックの移動に必要な時間によりスキューが発生します。マルチプレクスデバイスでは、サンプリングクロックによる同期を行うと、ジッタが発生します。これは、サンプリングクロックによる同期が実現しても、デバイスはAI変換クロックを同期しないためです。

異なるレートでデバイスを同期するには、マスタタイムベースによる同期または基準クロックによる同期を使用してください。