複数ファイルにログする
- 更新日2025-12-03
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TDMSログは、「DAQmx新規ファイルを開始」関数/VIまたはロギング.サンプル/ファイル属性/プロパティを使用して複数のファイルに分割できます。
新規ファイルを開始
「DAQmx新規ファイルを開始」関数/VIは、次回データがディスクに書き込まれる時に、指定されたファイル名で新しいTDMSファイルを作成します。ログモードが「ログ」に設定されている場合は、データはロギング.ファイル書き込みサイズ属性/プロパティの倍数単位でディスクに書き込まれます。たとえば、この関数/VIの使用時にロギング.ファイル書き込みサイズが150に設定されている場合、次の150個のサンプルの区切りで新しいTDMSファイルが作成されます。ロギングモードが「ログして読み取り」に設定されている場合は、データは「DAQmx読み取り」関数/VIが呼び出されたときにディスクに書き込まれます。
サンプル数/ファイル
ロギング.サンプル数/ファイル属性/プロパティは、TDMSファイルにログするサンプル数を指定します。この数に達すると新しいファイルが作成されます。新しいファイルには、<ファイル名>_####.tdmsという形式で名前が付けられます (####は0001で開始され、自動的に1つずつ増加)。
タスク実行中にファイルパスを変更するには、ロギング.ファイルパス属性/プロパティを設定します。変更は、次に作成されるファイルに反映されます。ログ名を変更すると、ファイルの番号付けが0001にリセットされます。ディレクトリ名に円マークをつけて指定 (D:¥など) することで、ログの保存先ディレクトリを変更することもできます。ディレクトリを変更した場合も、同じログ名が維持され、ファイルの番号付けも古いディレクトリから継続されます。たとえば、testlog_0003.tdmsというログ作成中に保存先ディレクトリをC:¥からD:¥に変更した場合、testlog_0003.tdmsはC:¥に保存され、testlog_0004.tdmsがD:¥に保存されます。
ファイルをすぐに変更するには、ロギング.サンプル数/ファイル属性/プロパティがアクティブになっている時に「DAQmx新しいファイルを開始」関数/VIを使用します。