TDMSロギング
- 更新日2025-12-03
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テクニカルデータ管理ストリーミング (TDMS) は、高速データロギングを可能にするバイナリファイル形式です。NI-DAQmxは、TDMSデータロギングを有効にするとデバイスバッファのデータを直接ハードディスクにストリーミングします。未処理データをTDMSファイルに書き込むことで、パフォーマンスが向上し、ディスクのフットプリントが改善されます。たとえば、TDMSファイルからスケール情報を独立して読み取ることができます。また、ディスクにログを保存すると同時にデータを読み取ることが出来ます。
パフォーマンスを最適化するために、以下の注意事項に従ってください。
- RAID配列を持つPCI ExpressまたはPXI Expressデバイスを使用してください。
- データのログだけを行ってください。高速集録では、データのログと読み取りの両方を実行するとパフォーマンスが低下する可能性があります。
- データのログと読み取りの両方を行う場合は、各チャンネルの読み取りサンプル数をハードディスクのセクタサイズで均等に割り切れる数に設定する必要があります。
- バッファサイズを手動で構成する場合は、ハードディスクのセクタサイズの8倍となるサイズを設定してください。たとえば、セクタサイズが512バイトの場合は、バッファサイズは4,096サンプルとなります。
NIは、LabVIEW、LabWindows/CVI、ANSI C、DIAdem、Measurement StudioなどのソフトウェアでTDMSファイルの読み取り機能をサポートしています。さらに、Microsoft Excelプラグインを提供しています。詳細については、ni.com/tdmsを参照してください。高速データストリーミングの詳細については、ni.com/streamingを参照してください。