プログラミングインタフェース

スキャンインタフェースモード

スキャンインタフェースモードでは、LabVIEW Real-Timeから直接Cシリーズモジュールを使用することができます。スキャンインタフェースモードで使用するモジュールは、プロジェクトエクスプローラウィンドウでReal-Timeスキャンリソース項目の下に表示され、I/Oチャンネルはモジュールの下にI/O変数として表示されます。I/O変数を使用するには、プロジェクトエクスプローラウィンドウからLabVIEW Real-Time VIにドラッグアンドドロップします。

スキャンインタフェースモードでは、LabVIEW FPGAでの開発作業は一切必要ありません。スキャンインタフェースモードでサポートされるすべてのCシリーズモジュールと通信できる、所定のFPGAビットファイルを使用して、FPGAのプログラミングが自動的に行われます。また、LabVIEWは、CシリーズデータをReal-Timeホストに送信して、I/O変数に表示されるようにします。スキャンインタフェースモードを使用すると、シャーシのスロットに接続されているCシリーズのモジュールがどのようなタイプかも動的に検出できます。

LabVIEW FPGAインタフェースモード

LabVIEW FPGAインタフェースモードでは、LabVIEW FPGA VIからCシリーズモジュールを使用することができます。LabVIEW FPGAインタフェースモードで使用するモジュールはプロジェクトエクスプローラウィンドウでFPGAターゲット項目のすぐ下に表示され、I/OチャンネルはFPGAターゲットの下にFPGA I/O項目として表示されます。I/Oチャンネルにアクセスするには、LabVIEW FPGA VIでFPGA I/Oノードを構成するか、プロジェクトエクスプローラウィンドウでI/OチャンネルからLabVIEW FPGA VIブロックダイアグラムにI/Oチャンネルをドラッグアンドドロップします。

LabVIEW FPGAインタフェースモードでは、LabVIEW FPGAプログラミングによって、柔軟性、カスタマイズ、タイミング、同期をアプリケーションに追加することができます。LabVIEW FPGAインタフェースモードでCompactRIOシステムを使用するには、ホストコンピュータにLabVIEW FPGAモジュールがインストールされているか、FPGAにダウンロードしたコンパイル済みビットファイルにアクセスできなければなりません。どちらの場合でも、LabVIEW Real-Time VIで「FPGA VIリファレンスを開く」関数を使用してFPGA VIまたはビットファイルにアクセスします。

ハイブリッドインタフェースモード

ハイブリッドインタフェースモードを使用すると、スキャンインタフェースモードの一部のモジュールに同時にアクセスしながら、カスタムFPGA機能をプログラミングすることができます。たとえば、LabVIEW FPGAインタフェースモードを使用して、波形バッファ型集録やインライン処理を取り扱ったり、スキャンインタフェースモードではサポートされない特定のモジュールを使用したりすることができます。ハイブリッドインタフェースモードを使用するには、次の手順を実行します。

1. LabVIEW FPGAインタフェースモードでプロジェクトをセットアップします。
2. プロジェクトエクスプローラウィンドウで、スキャンインタフェースモードで使用するモジュールをFPGAターゲット項目からReal-Timeスキャンリソース項目にドラッグします。または、Real-Timeスキャンリソース項目を右クリックして新規→Cシリーズモジュールを選択し、LabVIEWにモジュールを検出させて、Real-Timeスキャンリソース項目の下にモジュールを追加することもできます。