NI 9237 (FPGAインタフェース)
- 更新日2025-10-09
- 5分で読める
FPGA I/Oノード
ソフトウェア内の端子
FPGA I/Oノードを使用して、このデバイスの以下の端子にアクセスできます。
| 端子 | 説明 |
|---|---|
| AIx | アナログ入力チャンネルx (xはチャンネル番号)。NI 9237にはAIチャンネル0~3があります。モジュールの同期が行われていない場合や、同じデータレートを使用していない場合は、1つのFPGA I/Oノードにある複数のモジュールのAIチャンネルにアクセスしないでください。 |
| オンボードクロック | NI 9237の12.8 MHz内部クロック。 このチャンネルにアクセスするには、FPGA I/Oノードをシングルサイクルタイミングループ内で使用します。このチャネルにアクセスするには、NI 9237のオンボードクロックをエクスポートする必要があります。 |
| 開始 | NI 9237によるデータ集録の開始を制御するチャネル。
開始チャネルにTRUEが書き込まれると、NI 9237がデータの集録を開始します。NI 9237でのデータ集録時にモジュールのプロパティまたはTEDS情報にアクセスするには、停止チャネルにTRUEを書き込む必要があります。 開始チャンネルにFALSEが書き込まれると、何も実行されません。 |
| 停止 | NI 9237によるデータ集録の停止を制御するチャネル。 停止チャネルにTRUEが書き込まれると、NI 9237はデータの集録を停止します。NI 9237でのデータ集録時にモジュールのプロパティまたはTEDS情報にアクセスするには、停止チャネルにTRUEを書き込む必要があります。 停止チャンネルにFALSEが書き込まれると、何も実行されません。 |
アービトレーション
このデバイスでは、リクエスタが複数の場合のみアービトレートオプションだけがサポートされています。このデバイスではアービトレーション設定を実行できません。
メソッド
このデバイスはメソッドをサポートしていません。
I/Oプロパティ
FPGA I/Oプロパティノードを使用して、このデバイスの以下のI/Oプロパティにアクセスできます。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| ハーフブリッジ有効 | 各チャンネルのハーフブリッジ構成オプションを制御します。 |
| LSB加重 | LSB加重を、チャンネルのLSB毎の100 fV/V単位で返します。100 fVは10-13 Vです。Cシリーズモジュールプロパティダイアログボックスでキャリブレーションモードを未処理に設定した場合、この値を使用してNI 9237データの変換およびキャリブレーションを行います。 |
| オフセット | チャネルのキャリブレーションオフセットを10 nV/V単位で返します。Cシリーズモジュールプロパティダイアログボックスでキャリブレーションモードを未処理に設定した場合、この値を使用してNI 9237データの変換およびキャリブレーションを行います。 |
| オフセットキャリブレーション有効 | オフセットキャリブレーションを有効にします。両方の信号入力ピンの接続を解除し、チャンネル入力を0に強制します。 |
| シャントキャリブレーション有効 | 各チャンネルのシャントキャリブレーションスイッチを制御します。 |
モジュールプロパティ
FPGA I/Oプロパティノードを使用して、このデバイスの以下のモジュールプロパティにアクセスできます。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| データレート | NI 9237がデータを集録するレートを設定します。 |
| 励起電圧 | 励起電圧レベルを設定します。すべてのチャンネルは同じ励起電圧を使用します。 |
| モジュールID | モジュールID (0x73A4) (NI 9237、DSUB付き) または (0x71C3) (NI 9237、RJ-50付き) |
| シリアル番号 | モジュール固有のシリアル番号を返します。 |
| ベンダID | NIのベンダID (0x1093) を返します。 |
シングルサイクルタイミングループ
オンボードクロックチャネルは、シングルサイクルタイミングループ内で使用します。NI 9237のその他のチャネルはシングルサイクルタイミングループ内で使用できません。このモジュールのループタイミングについては、「ループタイミング (FPGAインタフェース)」を参照してください。
関連コンテンツ
- CompactRIOアナログ入力チャンネルでレンジ外チャンネルを検出する (FPGAインタフェース)
- Cシリーズチャンネルから読み取る
- 複数のモジュールを同期する (FPGAインタフェース)
- Cシリーズモジュールのマスタタイムベースソースを構成する(FPGAインタフェース)
- モジュールからデータを集録する (FPGAインタフェース)
- モジュールからTEDS情報にアクセスする (FPGAインタフェース)
- CompactRIOのアナログ入力値を変換およびキャリブレーションする (FPGAインタフェース)
- モジュールのデータレートを構成する (FPGAインタフェース)
- ループタイミングについて (FPGAインタフェース)