RT FIFO作成関数
- 更新日2025-01-28
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RT FIFOを新しく作成するか、既存のRT FIFOへのリファレンスを取得します。「RT FIFO作成」関数は、RT FIFOへのリファレンスをrt fifoに返します。これは、他のReal-Time FIFO関数でも使用できます。

入力/出力
配列の要素 (1)
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配列内の要素数は、各RT FIFO要素の配列内の要素数です。デフォルトは1です。この入力はRT FIFO要素が配列の場合にのみ適用されます。RT FIFOは、多次元配列をサポートしていません。
サイズ (10)
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サイズは、RT FIFO内の要素数です。デフォルトは10です。
名前 (名前なし)
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名前は、取得または作成するRT FIFOの名前です。デフォルトは空の文字列名です。
タイプ
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タイプは、RT FIFOに追加するデータのデータタイプです。RT FIFOは、クラスタ、文字列、およびバリアントなどの可変サイズのデータタイプをサポートしていません。RT FIFOは、多次元配列もサポートしていません。
見つからなければ作成? (T)
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見つからなければ作成?は、名前入力で指定されたFIFOが見つからない場合は新しいRT FIFOを作成するかどうかを指定します。RT FIFOが存在しない場合、見つからなければ作成?がTRUEならば、新しいRT FIFOが作成されます。RT FIFOが存在しない場合、見つからなければ作成?がFALSEならば、新しいRT FIFOが作成されずエラーが返されます。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
波形内のデータポイント (1)
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波形内のデータポイントは、波形の配列の各要素のデータポイント数です。この入力はRT FIFO要素が波形の場合にのみ適用されます。
r/wモード (ポーリング、ポーリング)
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r/wモードは、新しいRT FIFOの読み書きモードを指定します。読み取り/書き込みモードによって、空のFIFOからの値の読み取りや、空きスロットがない場合のFIFOへの値の書き込みの方法が定義されます。RT FIFOは、書き込み操作で書き込む領域が空くまで、または読み取り操作で値が読み取り可能になるまで待機します。読み取り/書き込みモードには以下のいずれかを指定できます。
rt fifo
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rt fifoは、既存または新規に作成したRT FIFOのリファレンスです。
新規作成?
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関数が新規RT FIFOを作成すると、新規作成?はTRUEになります。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
配列データタイプのRT FIFOの場合は、配列内の要素数入力を各配列の要素の数に設定します。波形データタイプのRT FIFOの場合は、波形内のデータポイント入力を波形のデータポイント数に設定します。配列の要素数や波形のデータポイント数は、RT FIFOのすべての要素で同じです。
既存のRT FIFOの新規リファレンスを作成できます。そのためには、その既存のRT FIFOとものと同じ値を名前、配列内の要素数、サイズに指定します。デフォルトでは、作成した既存のRT FIFOへのリファレンスを「RT FIFO 削除」関数で削除しても、元のRT FIFOは削除されません。「RT FIFO削除」関数の破棄を強制?入力にTRUEを配線すると、RT FIFOへのすべてのリファレンスが削除されます。
サンプルプログラム
LabVIEW Real‐Timeモジュールに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- examples\Real-Time Module\RT Communication\RT FIFO\RT FIFO Communication.lvproj
配列の要素 (1)
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名前 (名前なし)
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タイプ
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見つからなければ作成? (T)
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エラー入力 (エラーなし)
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r/wモード (ポーリング、ポーリング)
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read mode
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rt fifo
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新規作成?
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エラー出力
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