要件:FPGAモジュール

チャンネルワイヤ エンドポイントは、チャンネルワイヤが終端するノードです。チャンネル書き込みエンドポイントとチャンネル読み取りエンドポイントをチャンネルワイヤで接続すると、チャンネルが作成されます。チャンネル書き込みエンドポイントはチャンネルにデータを書き込み、チャンネル読み取りエンドポイントはチャンネルからデータを読み取ります。チャンネルワイヤエンドポイントは、並列したコードセクションの間でデータを読み取りするために使用します。LabVIEWにはいくつかのチャンネルテンプレートが含まれています。書き込みと読み取りの間の通信プロトコルは、各テンプレートにおいて異なります。通信の必要性に応じて、チャンネルテンプレートを選択します。

チャンネルエンドポイントを作成するには、端子またはワイヤを右クリックし、作成»チャンネル書き込みまたは作成»チャンネル読み取りを選択します。端子からエンドポイントを作成すると、その通信タイプがデータタイプであるチャンネルテンプレートのインスタンスが作成されます。

を参照してください。タイミングループの互換性、使用方法、およびチャンネルワイヤエンドポイントに関連するリソースに関する注意事項については、「チャンネルワイヤ エンドポイントの詳細 」トピックを参照してください。

テンプレート 説明
ストリーム ストリームチャンネルを使用し、同種のデータを単一の書き込みから単一の読み取りに送信します。データ要素はバッファされ、データ損失なしで、FIFO (先入れ先出し) 順に送信されます。
タグ タグチャンネルを使用し、複数の書き込みおよび/または読み取りの間で単一の値を共有します。値の共有は、グローバルまたはネットワークシェア変数と似ています。書き込みエンドポイントがチャンネルに値を書き込むたびに、その値はチャンネル内の既存の値を上書きし、読み取りエンドポイントは常に最新値を読み取ります。
アキュムレータタグ アキュムレータタグチャンネルを使用し、複数の書き込みおよび読み取りの間で単一の値を共有します。値の共有は、グローバルまたはネットワークシェア変数と似ています。書き込みエンドポイントがチャンネルに値を書き込むたびに、チャンネルは値を既存の値に足します。読み取りエンドポイントは、現在の合計を取得したときにオプションでその値をクリアできます。
ロッシーストリーム ロッシーストリームチャンネルは、同種のデータを単一のライタから単一のリーダに送信するために使用します。書き込みが新規データを書き込もうとしたときにチャンネルがすでに満杯だった場合、書き込みは領域が空くまで待機しません。代わりに、チャンネルはチャンネル内で一番古い要素を削除してこの新規要素の領域を確保するか、この新規要素を破棄します。ロッシーストリーム読み取りを使用すると、データギャップを特定できます。
単一要素ストリーム 単一要素ストリームチャンネルは、サイズが1のストリームチャンネルを使用する場合と同様に使用します。バッファが1に限定されているため、単一要素ストリームチャンネルはより最適化されています。ストリームチャンネルと比べると、実行速度が速く、リソースも節約できます。

チャンネルワイヤをFPGAターゲットで使用するサンプルについては、インストールしたドライバに応じて以下のVIを参照してください。

  • (R Series)examples\R Series\FPGA Fundamentals\Data Storage and Transfer\Channel Wire\R Series FPGA Channel Wire Basic\R-Series FPGA Channel Wire Basic.lvproj

  • (CompactRIO)examples\CompactRIO\FPGA Fundamentals\Data Transfer and Storage\Channel Wire\cRIO FPGA Channel Wire Basic\cRIO FPGA Channel Wire Basic.lvproj