用語集
- 更新日2023-02-21
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数字/記号 |
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| 1/4減衰比率 | 各振動の振幅が前の振動の1/4である応答。 |
A-Z |
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| EGU | 工学単位。EUとも略されます。 |
| FC | フローコントローラ。 |
| ISA | アメリカ計測学会(Instrument Society of America)。米国でのプロセス制御計測の標準を策定する組織。 |
| K | プロセスゲイン「プロセスゲイン(K)」の項を参照。 |
| Kc | コントローラゲイン。 |
| P | 比例。 |
| PC | 圧力コントローラ。 |
| PD | 比例、微分。 |
| PDコントローラ | 比例と微分(レート)の制御動作を生成するコントローラ。 |
| PI | 比例、積分。 |
| PID | 比例、微分、積分。 |
| PIDコントローラ | 比例と積分(リセット)と微分(レート)の制御動作を生成するコントローラ。 |
| PID制御 | エラー信号を確定するためにプロセス変数を測定して、目標の設定値と比較する一般的な制御方法。比例ゲイン(P)はエラー信号に適用され、積分ゲイン(I)はエラー信号の積分に適用され、微分ゲイン(D)はエラー信号の微分に適用されます。コントローラ出力は、3つの結果値の線形結合です。 |
| PIコントローラ | 比例と積分(リセット)の制御動作を生成するコントローラ。 |
| Pコントローラ | 比例制御動作のみを生成するコントローラ。単純なゲイン応答だけをもったコントローラ。 |
| SP | 「設定値」の項を参照。 |
あ |
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| アルゴリズム | 問題を解決するために定めた形式の整った有限数のステップからなるルールまたはプロセスのまとまり。 |
| アンチリセットワインドアップ | エラーが改善しないときに、PIDアルゴリズムの積分部分が飽和を超過しすぎることを防ぐ方法です。 |
え |
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| エキスパート | プロセス制御に関する知識を経験により習得した、システムまたはプロセスを操作する人。 |
お |
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| オートチューニング | 最適なコントローラ性能を出すコントローラゲインを決定するために制御対象のプロセスを自動的にテストすること。 |
| オートチューニングウィザード | PIDオートチューニング VIで提供される自動化されたグラフィカルユーザインタフェース。オートチューニングウィザードは、望ましい制御についてユーザから一部の情報を収集して、PIDオートチューニングプロセスを実行します。 |
| オーバーシュート | 入力の変化により、出力の最終的な定常状態の値を超えた最大偏位。「過渡オーバーシュート」とも呼ばれます。 |
| 遅れ | 時間に関するローパスフィルタ応答または統合応答。 |
か |
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| 確率論的な不確定性 | 所与の将来の非確定的なイベントが発生することが不確定な度合い。 |
| カスケード制御 | 1つのコントローラの出力が別の設定値になる制御。 |
| 過渡オーバーシュート | 「オーバーシュート」の項を参照。 |
| 含意演算方法 | 非ファジー化を実行する前に、ルールの重みに基づいて出力言語変数のメンバーシップ関数をスケーリングするための数学的手法。 |
く |
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| クリスプ値 | 測定した物理量(たとえば、x = 5.3 m)のような有限単一値。 |
け |
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| ゲイン | 線形システムまたは要素では、因果入力に対する定常状態の正弦波出力の振幅比率または振幅、基点から複素平面の伝達軌跡点までのフェーザの長さ。振幅比率とも呼ばれます。 |
| ゲインスケジューリング | コントローラの動作領域にあわせて異なるコントローラゲインを適用するプロセス。ゲインスケジューリングは、非線形な物理プロセスを制御するために最も一般的に使用されます。 |
| 結果 | ファジーシステムのルールのTHEN部分。 |
| 言語変数 | ファジーシステムの入力変数または出力変数を表す語句または語句セット。 |
| 言語要素 | 言語変数の値のカテゴリを表す語句または語句セット。言語要素は、対応するメンバーシップ関数により定量的に定義されます。 |
こ |
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| 合計の中心(CoS) | クリスプ出力を各出力メンバーシップ関数の「領域の中心」の加重平均により決定する非ファジー化の方法。 |
| コントローラ | 物理プロセスのパラメータを希望値に維持するために使用するハードウェア、ソフトウェア、またはその両方。 |
| コントローラ出力 | 「操作変数」の項を参照。 |
さ |
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| サイクルタイム | ディスクリートデジタル制御システムでのサンプル間の時間。 |
| 最大の中心(CoM) | クリスプ出力を各出力メンバーシップ関数の標準値の加重平均により決定する非ファジー化の方法。この方法は、単集合セットを使用する「領域の中心」方法を使用するのと同等です。 |
| 最大の平均(MoM) | クリスプ出力を出力言語変数の範囲内のコンポジット出力メンバーシップ関数の最大のメンバーシップの度合いに対応する値を選択することにより決定する非ファジー化の方法。最大が複数ある場合、対応する値の平均が選択されます。 |
| サポートの度合い | ファジーコントローラのルールベースの各ルールに適用される0から1までの重み付け値。この重み付け値は各ルールの相対的な重要性を表します。これにより、ルールベースを微調整することができます。 |
し |
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| 時定数(T) | プロセス計測で、指数応答期間A exp (–t/T)、または1 + sTなどの変換係数の1つにおける値T(単位は分)。 |
| 修正された領域の中心(mCoA) | クリスプ出力をコンポジット出力メンバーシップ関数の「領域の幾何学的中心」により決定する非ファジー化の方法。この方法は、領域の中心方式と異なり、クリスプ出力が出力変数の全範囲を認識することを許可します。 |
| 出力ゲイン(K) | 線形プロセスで、測定したプロセス応答の振幅と操作変数の振幅の比率。 |
| 出力制限 | コントローラ出力(操作変数)が目標の最大範囲を超えないようにすること。 |
| 条件 | ファジーシステムのルールのIF部分。 |
| 条件接続子 | 集計されたルール条件の真理値の計算方法を指定する演算子。 |
| 振幅比率 | 「ゲイン」の項目を参照。 |
す |
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| スパン | 範囲の上限値と下限値の代数的差異。 |
せ |
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| 積分(制御)動作 | 出力が入力の時間積分に比例する制御動作。出力の変化率は入力に比例します。 |
| 設定値(SP) | 制御されるプロセス変数.の目標値を設定する入力変数。 |
| セレクタ制御 | 接続がプロセス条件に基づいて動的に変化する複数のコントローラ、複数のプロセス変数、またはその両方。 |
| 線形性係数 | 計算の線形性を指定するために使用する0から1までの値。1の値は線形演算であることを示します。0.1の値は2乗非線形演算であることを示します。 |
そ |
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| 操作変数 | 直接制御する変数の値を変更するために、作動誤差信号の機能として変更される量または条件。コントローラ出力とも呼ばれます。 |
た |
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| 台形積分 | 現在の値と前の値を使用して、積分値への現在の値の和を計算する積分の数値。 |
| ダウンストリームループ | カスケードの場合、設定値を別のコントローラから受け取るコントローラ。 |
| 単集合 | 幅が無限小の正規化されたメンバーシップ関数。単集合は、クリスプ値をファジーセットでモデリングするために使用されます。 |
| ダンピング | デバイスまたはシステムでの振動のプログレッシブな減少または減衰。 |
の |
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| ノイズ | プロセス測定における、信号または変数の不要な成分。ノイズは、出力の単位または出力スパンのパーセントで表されます。 |
は |
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| バイアス | コントローラ出力(操作変数)に追加されるオフセット。 |
| バンプレス移行 | 現在のコントローラ出力値に関係なく、次の出力を現在の出力より常に増加させるプロセス。このため、自動制御から手動制御への移行は常にバンプレスです。 |
ひ |
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| 非ファジー化 | 言語要素内の出力言語変数のメンバーシップの度合いをクリスプ数値に変換するプロセス。 |
| 微分キック | 設定値の変更後にエラー信号に微分動作が適用されたことにより発生するPIDコントローラ出力の突然の変化。微分キックは、PID制御では通常、微分動作をプロセス変数にのみ適用して、エラー信号に適用しないことにより回避します。 |
| 微分(制御)動作 | 変数の時間変化率への制御応答。レート動作とも呼ばれます。 |
| 比例動作 | 出力が入力に比例する制御応答。 |
| 比例バンド(PB) | 比例制御動作により出力のフルレンジ変化を生成するのに必要な入力の変更。PB = 100 /Kc |
ふ |
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| ファジー化 | クリスプ入力値を対応する入力言語変数の言語要素と関連付けるプロセス。 |
| ファジーコントローラ | 入力言語変数の現在の値に基づいてファジーシステムを制御するために定義されたルールを使用するコントローラ。 |
| ファジーシステム | ファジー論理を使用して入力変数と出力変数を関連付けるシステム。. |
| ファジー論理 | セット内の部分メンバーシップを許可する、伝統的なブールセット理論の拡張。 |
| フィードバック制御 | 誤差の大きさを下げる動作が行われるように作動誤差信号を生成するために、測定した変数を目標値と比較する制御。 |
| フィードバックループ | 「閉ループ」の項を参照。 |
| ブールセット理論 | 要素のセットへの厳格なメンバーシップまたは非メンバーシップに基づく伝統的なセット理論。たとえば、TRUE/FALSE、ON/OFF、1/0など。 |
| 部分メンバーシップ | ファジー論理で、メンバーシップの値が集合のメンバーシップ関数の要件を部分的に満たす状態。 |
| プロセス変数(PV) | 制御するプロセスで測定する変数(圧力や温度)。 |
へ |
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| 閉ループ | 順方向経路、フィードバックパス、加算ポイントを含み、閉回路を構成する信号パス。フィードバックループとも呼ばれます。 |
| 偏差 | 目標値または予測される値またはパターンからの隔たり。 |
む |
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| 無駄時間(Td) | 入力の変化または刺激の開始からそれに対する観測可能な対応までの時間間隔。分で表示します。 |
め |
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| メンバーシップ関数 | 言語要素内の言語変数のメンバーシップの度合いを定量的に定義する数値関数。 |
| メンバーシップの度合い | 言語要素内の言語変数の部分メンバーシップの度合いを表す値。値の範囲は、0~1です。 |
ら |
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| ランプ | 入力刺激がゼロから有限値まで変化するレートが突然増加すること起因する合計時間(過渡+定常状態)。ランプ応答とも呼ばれます。 |
り |
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| リセットレート | 比例+積分または比例+積分+微分制御動作デバイスの場合、ステップ入力で、積分制御動作に起因する出力の最初の変化レートと比例制御動作に起因する定常状態出力の変化の比率。 積分制御動作デバイスの場合、ステップ入力で、出力の最初の変化レートと入力変更の比率。積分動作レートとも呼ばれます。 |
| 領域の中心(CoA) | クリスプ出力を出力言語変数の範囲内のコンポジット出力メンバーシップ関数の幾何学的な領域の中心により決定する非ファジー化の方法。重心(CoG)とも呼ばれます。 |
る |
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| ループサイクル時間 | 制御アルゴリズムの呼び出し間の時間間隔。 |
| ルール | 言語要素に基づいて入力言語変数と出力言語変数の関係を言語的に表現したもの。 |
| ルールベース | ファジーシステムのルールセット。 |
れ |
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| レート動作 | 変数の時間変化率への制御応答。微分制御動作とも呼ばれます。 |
ろ |
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| ロード外乱 | 設定値は一定のまま、制御プロセスの物理パラメータの変化を補正するコントローラの機能。 |
わ |
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| ワインドアップ領域 | コントローラ出力が最大値または最小値で飽和している時間。単純なPIDコントローラの積分動作は、コントローラがワインドアップ領域にある間、増加しつづけます(ワインドアップ)。 |