オイラー角法を使用して三次元直交座標を反時計回りに回転させ、所定の点の新規座標を返します。X入力にデータを配線して自動的に使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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入力/出力

  • c1ddbl.png X

    Xは入力x座標を指定します。

  • c1ddbl.png Y

    Yは入力y座標を指定します。

  • c1ddbl.png Z

    Zは入力z座標を指定します。

  • cnclst.png オイラー角

    オイラー角は、オイラー角をラジアンで指定します。

  • cdbl.png φ

    φは、最初の軸の回転角度をラジアンで指定します。

  • cdbl.png θ

    θは、2番目の軸の回転角度をラジアンで指定します。

  • cdbl.png ψ

    ψは、3番目の軸の回転角度をラジアンで指定します。

  • cu16.png 回転順序

    回転順序は、周りに座標を回転させる軸の順番を指定します。

    たとえば、X-Y-Zは、最初、2番目、3番目の回転をそれぞれX、Y、Z軸の周りに指定します。デフォルトの順番はZ-X-Zです。

    0X-Y-Z
    1X-Z-Y
    2Y-X-Z
    3Y-Z-X
    4Z-X-Y
    5Z-Y-X
    6X-Y-X
    7X-Z-X
    8Y-X-Y
    9Y-Z-Y
    10Z-X-Z
    11Z-Y-Z
  • i1ddbl.png X出力

    X出力は回転されたx座標を返します。

  • i1ddbl.png Y出力

    Y出力は回転されたy座標を返します。

  • i1ddbl.png Z出力

    Z出力はシフトされたz座標を返します。

  • ii32.png エラー

    エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。

  • オイラーの回転理論によれば、以下のようにオイラー角φ、θ、ψで座標回転を記述することができます(デフォルトの回転順序 Z-X-Zを 例として使用):

    この回転は以下の3段階の手順で表すことができます。

    1. Z軸を中心にX軸、Y軸、Z軸をφ(-π<φ≦π)だけ回転させ、X'-、Y'-、Z-軸とする。
    2. X'軸、Y'軸、Z軸をX'軸を中心にθ(0≦θ≦π)だけ回転させ、X'軸、Y''軸、Z'軸を得ます。
    3. X'-軸、Y''-軸、Z'-軸をZ'-軸を中心にψ(-π<ψ≦π)だけ回転させ、X''-軸、Y'''-軸、Z'-軸とする。

    ポイント(x, y, z)の回転をBCD という以下の3つの配列で表すと、

    ; ; ,

    ポイント(x', y', z')の新しい座標は以下のようになります。

    ここで、A = BCD です。