行列タイプに基づいて特殊行列を生成します。入力ベクトル2入力と入力ベクトル1入力に配線するデータタイプによって、使用する多態性のインスタンスが決まります。


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入力/出力

  • c1dcdb.png 入力ベクトル2

    入力ベクトル2は、一部のオプションでは、特殊行列を構成する入力として使用されます。

  • ci32.png 行列タイプ

    行列タイプは、特殊行列出力の生成に使用される特殊行列のタイプを指定します。

    n行列サイズ、Xは入力ベクトル1nxはXのサイズ、Yは入力ベクトル2nyはYのサイズ、Bは出力特殊行列を表すものとします。

    0単位nxnの単位行列を生成します。
    1対角―対角要素がXの要素である、nxxnxの対角行列を生成します。
    2テプリッツ―最初の列がX、最初の行がYであるnxxnyのテプリッツ行列を生成します。XおよびYの最初の要素が異なる場合は、Xの最初の要素が使用されます。
    3

    Vandermonde-列がXの要素のべき乗であるnx 行nx列のVandermonde行列を生成する。バンデルモンド行列の要素は以下のとおりです。

    bi,j = xinxj – 1

    ここで、i,j = 0…nx – 1 です。

    4

    コンパニオンnx-1xnx-1のコンパニオン行列を生成します。ベクトルXが多項式係数のベクトル、Xの最初の要素が最高次の係数、Xの最後の要素が多項式の定数項である場合、対応するコンパニオン行列は以下のように作成されます。最初の行は以下のとおりです。

    2番目の行からのBの残りは単位行列です。

    コンパニオン行列の固有値には、対応する多項式の根が含まれています。

    5ハンケル―行列の最初の列がX、最後の行がYであるnxxnyのハンケル行列を生成します。Yの最初の要素とXの最後の要素が異なる場合は、Xの最後の要素が使用されます。
    6アダマール―要素1と–1で構成されるnxnのアダマール行列を生成します。すべての列または行は互いに直交です。行列サイズは、2の累乗、2の累乗に12を乗算した数値、2の累乗に20を乗算した数値でなければなりません。このVIは、nが1の場合は空の行列を返します。
    7ウィルキンソン―固有値が悪条件であるnxnのウィルキンソン行列を生成します。
    8

    ヒルベルト―以下の式で計算される要素を含むnxnのヒルベルト行列を生成します。

    ここで、i,j = 0,1,…n – 1 です。

    9逆ヒルベルトnxnの逆ヒルベルト行列を生成します。
    10ロッサー―固有値が悪条件である8x8のロッサー行列を生成します。
    11

    パスカル―以下の式で計算される要素を含むnxnの対称パスカル行列を生成します。

    ここで、i,j = 0,1,…n – 1 です。

  • ci32.png 行列サイズ

    行列サイズは、出力特殊行列の次元サイズを指定します。

  • c1dcdb.png 入力ベクトル1

    入力ベクトル1は、一部のオプションでは、特殊行列を構成する入力として使用されます。

  • i2dcdb.png 特殊行列

    特殊行列は生成される行列です。

  • ii32.png エラー

    エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。

  • サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Mathematics\Linear Algebra\Matrix to a Power.vi