位相接続
- 更新日2025-07-30
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位相単位で指定した単位に従って、位相配列の絶対値がπまたは180を超える不連続部分を除去して位相接続します。

入力/出力
位相
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位相は、接続する位相の入力配列です。単位は位相単位で指定します。
位相単位
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位相単位は位相および接続された位相の単位を指定します。
接続された位相
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接続された位相は、接続された位相を返します。単位は位相単位で指定します。
エラー
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エラーは、VIからのエラーまたは警告を返します。エラーは「エラーコードからエラークラスタ」VIに配線して、エラーコードまたは警告をエラークラスタに変換できます。 |
「位相接続」VIは不連続部分を除去して位相配列を位相接続します。位相の隣接した2つの値の間の差異がpiを超え、位相単位がラジアン入力、ラジアン出力の場合、このVIは以下の式で位相された接続を計算します。

ここで、P_outはアンラップされた位相、Pは位相、Nは位相の長さ、
はフロア演算です。
このVIは、位相単位で指定するその他の単位に対して、同様な式でアンラップされた位相を計算します。
以下の2つのグラフは、位相アンラップの効果を表しています。最初のグラフは位相接続前の元の位相を示し、2番目のグラフは位相接続後の位相を示します。

「位相接続」VIを線形時不変形システムの計算された位相応答に適用できます。位相応答は、システムの周波数応答の複雑な角度として定義されます。[–pi, pi]内の角度として (つまり、2*piラジアンの1つのサイクル内の角度として) 位相応答を計算します。位相応答を計算する際に2*piの積をラップするため、1つの周波数ビンから次の周波数ビンの位相応答では、不連続部分が頻出します。
位相
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位相単位
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接続された位相
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エラー
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