入力シーケンスXのチャープZ変換を計算します。データをX入力に配線して使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。

チャープZ変換アルゴリズムはBluesteinのFFTアルゴリズムとしても知られています。


icon

「チャープZ変換」VIは、z面の螺旋に沿ったz変換を以下のポイントで評価します。

zk = AW-k

ここで、k = 0, 1, …, M–1

また、Mビン数A開始ポイントW増分です。

以下の図はz面のサンプルを示しています。

A および W を以下のとおりに設定します。

A= 1 W =

ここで、NXの長さです。MN を等しい値に設定します。以下のフロントパネルのように、単位円でM個のサンプルが均一に分布している場合、チャープZ変換と高速フーリエ変換 (FFT) は等しくなります。

チャープZ変換で、FFT結果の一部を計算することもできます。A および W を以下のとおりに設定します。

A = W =

ここで、s は開始ビンで、NXの長さです。この方法は、以下のフロントパネルに示すように、長い信号のスペクトルのごく一部のみが必要な場合に便利です。

ダイレクトフォームまたは周波数領域のいずれかの方法を使用してチャープZ変換を計算できます。

ダイレクトフォーム法

ダイレクトフォームは以下のようにチャープZ変換を計算します。

ここで、k = 0, 1, …, M–1

ここで、NXの長さです。

周波数領域法

直接形式は、 giと W-i²/2の 間の畳み込みで次のように再定義できる:

ここで、 gi =xiA-iW-i²/2である。FFTベースの技術を利用してコンボリューションを実行できます。

サンプルプログラム

LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

  • labview\examples\Signal Processing\Transforms\Spectrum using Chirp Z Transform.vi