VIプロパティ (ActiveX)
- 更新日2025-03-14
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VirtualInstrumentオブジェクトは指定したVIに影響するプロパティをエクスポートします。VirtualInstrumentオブジェクトは、 GetVIReference メソッドをアプリケーションオブジェクトに追加します。
以下のトピックでは、データタイプ名の末尾のアスタリスクはプロパティがポインタであることを示します。[] で示されたプロパティのパラメータはそのプロパティのオプションを示します。
プロパティで使用される列挙体の詳細については、ActiveX列挙体を参照してください。
プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
AllowDebugging | TRUEの場合、VIでデバッグツールを使用できます。このプロパティをFALSEに設定すると、必要なメモリ容量を減らして、VIのパフォーマンスをわずかに向上できます。 |
BDModificationBitSet | VIが保存または開かれてから (最後に行われた動作による)、ブロックダイアグラムに変更が追加されたかどうかを示します。値が0の場合、変更は行われていません。値が0以外の場合、変更が行われたことを示します。このプロパティは読み取り専用です。 |
BDSize | LabVIEWブロックダイアグラムのバイト単位のサイズです。このプロパティは読み取り専用です。 |
Callers | 基準とされるVIを呼び出すロードされたすべてのVIのリストを返します。このプロパティは読み取り専用です。 |
CloneName | クローンVIの名前です。VIがクローンでない場合は、エラーを返します。 |
CloseFPAfterCall | VIの実行後にLabVIEWフロントパネルを閉じるかどうかを指定します。 |
CodeSize | VIコード用に使用されているバイト単位のメモリ量です。このプロパティは読み取り専用です。 |
DataSize | データに割り当てられたバイト単位のメモリの量です。このプロパティは、VI実行中には読み取れません。このプロパティは読み取り専用です。 |
Description | VIアイコンの上とカーソルを移動する際にLabVIEW詳細ヘルプウィンドウに表示されるVIの説明および生成するVIドキュメントに表示される説明です。 |
EditMode | TRUEの場合、VIは編集モードで開きます。FALSEでは実行モードで開き、タイトルバー、メニューバー、ツールバーは表示されません。 |
ExecInlining | サブVIをその発呼者VIにインラインするかどうかを指定します。 |
ExecIsInlineable | このサブVIをその発呼者VIにインラインできる場合はTRUEを返します。 |
ExecPriority | その他のタスクと並行してVIを実行する際にVIの優先度を指定します。 |
ExecState | VIの実行状態を示します。 |
ExpandWhenDroppedAsSubVI | 端子がサブVIとして配置されると、端子を展開して表示します。 |
FPAllowRTPopup | VIの実行時にLabVIEWフロントパネルのオブジェクトのショットカットメニューを表示するかどうかを指定します。デフォルトのランタイムショートカットメニューを表示しない場合、カスタマイズされたショートカットメニューを引き続き含めることができます。 |
FPBehavior | LabVIEWフロントパネルウィンドウの動作を指定します。有効な値は0 ( Invalid ), 1 (Default ), 2 (Floating ), 3 (Floating/Auto-Hide )、4 (Modal ). |
FPHiliteReturnButton | <Enter>のショートカットキーが割り当てられたブール制御器をハイライトするかどうかを指定します。 |
FPKeepWinProps | LabVIEWフロントパネルウィンドウのサイズをモニタの解像度の割合に合うように調整するかどうかを指定します。元の解像度と同じ割合で画面が表示されるように、ウィンドウのサイズが変更されます。 |
FPMinimizable | VIの実行中にユーザがLabVIEWフロントパネルウィンドウのサイズを最小化できるかどうかを指定します。 |
FPModificationBitSet | VIの保存後にVIのLabVIEWフロントパネルが変更されたかどうかを示します。値が0の場合、変更はありません。値が0以外の場合、変更が行われたことを示します。 |
FPMonitor | 複数のモニタがある場合は、LabVIEWフロントパネルウィンドウが表示されているモニタです。0の値は、プライマリモニタです。 |
FPResizable | VIの実行中にLabVIEWフロントパネルウィンドウを変更できるかどうかを指定します。 |
FPRunTransparently | VIが実行時に透明に表示されるよう設定します。 |
FPShowMenuBar | VIの実行中にLabVIEWフロントパネル上にメニューバーを表示するかどうかを指定します。 |
FPSize | LabVIEWフロントパネルのバイト単位のサイズです。このプロパティは読み取り専用です。 |
FPState | LabVIEWフロントパネルウィンドウの現在の状態を示します。有効な値は0 ( Invalid ), 1 (Standard ), 2 (Closed ), 3 (Hidden ), 4 (Minimized )、5 (Maximized ).
の状態 Standard または Maximized フロントパネルウィンドウがユーザに表示されていることを示します。
開いていないフロントパネルウィンドウに対してこのプロパティを設定しようとすると、プロパティはエラーを返します。 |
FPTitleBarVisible | VIの実行中にLabVIEWフロントパネル上にタイトルバーを表示するかどうかを指定します。 |
FPTransparency | VIウィンドウの透明度を設定します。透明度のレベルは、0%では不透明、100%では非表示になります。このプロパティは、0~100の範囲外の値を指定するとエラーを返します。FPRunTransparentlyがFALSEに設定されていると、このプロパティを変更しても何も変わりません。 |
FPWinBounds | クラスタの4つの要素は、内部領域、スクロールバー、タイトルバー、メニューバー、およびツールバーを含むLabVIEWフロントパネルウィンドウの上、左、下、右の値です。これらはグローバルスクリーン座標にあり、数値は (開いているウィンドウではなく) コンピュータモニタの画面内に表示される座標を示します。 このプロパティは、フロントパネルが開いているVIにのみ設定できます。このプロパティを設定するVIをユーザに表示したくない場合は、 Hidden の値 FPStateEnum のデータタイプ FPState プロパティを使用して、VIのフロントパネルを非表示にします。 |
FPWinClosable | LabVIEWタイトルバーの閉じるボタンを無効にするかどうか、およびLabVIEWのファイルメニューの閉じる項目を無効にするかどうかを指定します。 |
FPWinCustomTitle | VIがカスタムタイトル文字列を待機するかどうかを指定します。FALSEに設定すると、カスタムタイトル文字列が削除されます。 |
FPWinIsFrontMost | この値にTRUEを配線すると、フロントパネルが最前面に表示されます。このプロパティは、発呼者VIのアプリケーションインスタンスでのみ適用されます。この値にFALSEを配線すると、何も起こりません。このプロパティを読み取ることで、フロントパネルウィンドウが最前面のウィンドウであるかどうか (フローティングウィンドウは除外) が分かります。 |
FPWinPanelBounds | クラスタの4つの要素は、LabVIEWフロントパネルウィンドウの内部領域の上、左、下、右の値であり、スクロールバー、タイトルバー、メニューバー、およびツールバーは含まれません。クラスタの要素はグローバルスクリーン座標にあり、数値は (開いているウィンドウではなく) コンピュータモニタの画面内に表示される座標を示します。 このプロパティは、フロントパネルが開いているVIにのみ設定できます。このプロパティを設定するVIをユーザに表示したくない場合は、 Hidden の値 FPStateEnum のデータタイプ FPState プロパティを使用して、VIのフロントパネルを非表示にします。 |
FPWinTitle | LabVIEWタイトルバーに表示される文字列です。この文字列はVIのファイル名と一致する必要はありません。 |
HelpDocumentPath | VIがリンクされたHTMLファイル (.htmまたは.html) またはコンパイルされたヘルプファイル (.chmまたは.hlp) へのパスです。パスがコンパイル済みヘルプファイルの場合は、 HelpDocumentTag プロパティを使用して、ヘルプファイル内の特定のトピックを決定します。 |
HelpDocumentTag | VIがリンクされているヘルプファイルのトピックの指標キーワードまたはHTMLファイル名です。HTMLファイル内のブックマークにリンクするには、ファイル名の末尾に#とブックマーク名を追加します。このプロパティは、次の場合にのみ使用します。 HelpDocumentPath コンパイルされたヘルプファイル (.chm または .hlp) へのパスです。 .chmファイルでは、このプロパティはHTMLファイル名またはインデックスキーワードである場合があります。.hlpファイルでは、このプロパティはインデックスキーワードである場合があります。 |
HelpDocumentUrl | 詳細ヘルプウィンドウのオンラインヘルプリンクとリンクさせるWebベースヘルプトピックのURL |
HelpUseOnline | VIの詳細ヘルプのオンラインヘルプリンクからWebベースヘルプにリンクするかどうかを示します。 |
HistAddCommentsAtSave | VIが保存されるたびにコメントをVIのリビジョン履歴に追加するかどうかを指定します。 |
HistPromptAtClose | VIを閉じる際にVIの履歴コメントの入力を要求するプロンプトを表示するかどうかを指定します。 |
HistPromptForCommentsAtSave | VIを保存する際にVIの履歴コメントの入力を要求するプロンプトを表示するかどうかを指定します。 |
HistRecordAppComments | 新規バージョンのLabVIEWへの変換、サブVIの変更、VIの名前またはパスの変更など、特定のイベントが発生した際にVIのリビジョン履歴にコメントを追加するかどうかを指定します。 |
HistUseDefaults | グローバルデフォルト履歴またはその他の履歴プロパティに入力された値を使用するかを指定します。 |
HistoryText | VIのリビジョン履歴に追加されたすべてのテキストを返します。このプロパティは読み取り専用です。 |
IsCloneVI | VIがクローンVIの場合は、TRUEを返します。 |
IsProbe | プローブとしてVIを実行中でプローブVIが開いていると、TRUEを返します。 |
IsReentrant | VIを再入可能にするかどうかを示します。 |
Library | VIを所有するLabVIEWプロジェクトライブラリ、XControl、またはLabVIEWクラスの名前を返します。VIを所有するライブラリ、XControl、またはクラスがない場合、このプロパティはNULLを返します。 |
LogAtFinish | VIの実行後にLabVIEWフロントパネルの値をデータログファイルに書き込むかどうかを指定します。 |
LogFilePath | LabVIEWフロントパネルデータとタイムスタンプが書き込まれるデータログファイルへのパスです。 |
Name | VIのファイルの名前です。このプロパティは、VIがディスクに保存されていない場合のみ設定できます。LabVIEWプロジェクトライブラリにVIがある場合、このプロパティはVIの修飾名 (プロジェクトライブラリのファイル名を含む) を返します。 |
OwningApp | このVIを所有するアプリケーションへのリファレンスを返します。このリファレンスは、終了後に閉じてください。 |
Path | VIファイルへのパスです。このプロパティは読み取り専用です。 |
PreferredExecSystem | VIを実行する実行システムを指定します。 |
PrintHeaderDatePrint | TRUEの場合、VIのヘッダに日付を印刷します。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintHeaderModifyDate | TRUEの場合、VIのヘッダに最終更新が含まれます。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintHeaderPageNumber | TRUEの場合、VIのヘッダにページ番号が含まれます。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintHeaderVIIcon | TRUEの場合、VIのヘッダにVIアイコンが含まれます。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintHeaderVIName | TRUEの場合、VIのヘッダにVI名が含まれます。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintLogFileAtFinish | VIの実行後にLabVIEWフロントパネルを印刷するかどうかを指定します。 |
PrintMargins | VIを印刷する際に使用するページ余白 (インチまたはセンチメートル) を取得または設定します。 |
PrintingBDScaling | TRUEの場合、印刷されたページにブロックダイアグラムが収まるようにブロックダイアグラムのサイズを調整します。 |
PrintingFPScaling | TRUEの場合、LabVIEWは印刷されたページに合うようにフロントパネルをスケールします。 |
PrintingHeaderVIPath | TRUEの場合、VIのヘッダにVIパスが含まれます。を使用します。 PrintingHeaders プロパティを使用して、 LabVIEWがVIのヘッダを印刷するかどうかを設定します。 |
PrintingHeaders | TRUEの場合、VIのヘッダを印刷します。このクラスのPrintHeaderを使用して、ヘッダの内容をカスタマイズします。 |
PrintingOrientation | VIを印刷する際に使用するページの向きを取得または設定します。 |
ReentrancyType | LabVIEWが再入可能VIに使用する再入のタイプを示します。このプロパティはVIプロパティダイアログボックスの実行プロパティページのオプションに似ています。 |
RevisionNumber | VIの現在のリビジョン番号です。 |
RunOnOpen | VIを開いた際にVIを実行するかどうかを指定します。 |
RunTimeMenuPath | 読み取られる際、このプロパティはVIのランタイムメニューパスを返します。書き込みを行うと、このプロパティはVIのランタイムメニューパスをアップデートします。このプロパティを書き込む際VIが起動中の場合、新規パスからのデータでメニューを更新します。 |
ShowFPOnCall | VIの呼び出し時にLabVIEWフロントパネルを表示するかどうかを指定します。 |
ShowFPOnLoad | VIのロード時にLabVIEWフロントパネルを表示するかどうかを指定します。 |
SuspendOnCall | VIをサブVIとして呼び出した際にVIを中断するかどうかを指定します。このプロパティを再入可能なVIで使用する際には注意が必要です。 |
TBShowAbortButton | VIの実行中にLabVIEWツールバーの実行を中断ボタンを表示するかどうかを指定します。 |
TBShowFreeRunButton | VIの実行中にLabVIEWツールバーの連続実行ボタンを表示するかどうかを指定します。 |
TBShowRunButton | VIの実行中にLabVIEWツールバーの実行ボタンを表示するかどうかを指定します。 |
TBVisible | VIの実行中にLabVIEWツールバーを表示するかどうかを指定します。 |
VIType | VIのタイプを指定します。 |