バイナリファイルに書き込む関数
- 更新日2025-07-30
- 6分で読める
バイナリデータの新規ファイルに書き込み、データを既存ファイルファイルに追加するか、ファイルのコンテンツを置換します。この関数は、LLBのファイルに作用しません。
ファイルに書き込んだ配列または文字列データを読み取るために「バイナリファイルから読み取る」関数を使用する場合は、配列または文字列サイズを先頭に追加?パラメータがTRUEである必要があります。それ以外の場合、LabVIEWはエラーを生成します。
配列サイズの合計が4 GBを超える場合、このVIは配列を切り捨てます。

入力/出力
配列または文字列サイズを先頭に追加? (T)
—
配列または文字列サイズを先頭に追加?は、データが配列または文字列の場合にデータサイズ情報をファイルの先頭に自動的に追加するかどうかを指定します。配列または文字列サイズを先頭に追加?がFALSEの場合、サイズ情報は追加されません。 デフォルトはTRUEです。ただし、配列または文字列サイズを先頭に追加?では、最上位のデータサイズ情報しか追加されません。クラスタなどの階層化されたデータタイプにある配列と文字列には、常にサイズ情報が含まれています。
プロンプト (ファイルパスを選択または入力)
—
プロンプトは、ファイルダイアログボックスのファイルとディレクトリ、または、フォルダリストの下に表示されるメッセージです。
ファイル (ダイアログを使用)
—
ファイルは、refnumまたは絶対ファイルパスにできます。 ファイル入力にパスを配線すると、関数はファイルに書き込む前にファイルを開くか作成して、以前のファイルのコンテンツのすべてを置換します。ファイル入力にファイルrefnumを配線すると、書き込みはファイルの現在の位置から開始されます。既存のファイルに追加するには、「ファイル位置を設定」関数を使用して、ファイルの位置をファイルの末尾に設定する必要があります。デフォルトでは、ファイルダイアログボックスを表示してファイルを選択するように指示します。 空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。
データ
—
データはファイルに書き込むデータで、このデータは任意のデータタイプを入力できます。
バイト順序 (0:ビッグエンディアン、ネットワーク順)
—
バイト順序は、結果として得られるデータのエンディアン形式を設定します。バイト順序 (エンディアン形式) は、整数が最上位のバイトから最下位のバイトへの順序、またはその逆の順序のどちらでメモリ上に配置されるかを示します。関数は、データが書き込まれたバイト順序でデータを読み取らなければなりません。
エラー入力
—
エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
refnum出力
—
refnum出力は、関数が読み取るファイルのrefnumです。ファイルの処理によって、この出力は他のファイル関数に配線できます。デフォルトは、ファイルがファイルパスによって参照されるか、ファイルダイアログボックスから選択される場合、ファイルを閉じます。ファイルがrefnumの場合、またはrefnum出力を他の関数に配線した場合、ファイルを閉じるまで、LabVIEWはファイルが使用中であるとみなします。
キャンセルされた
—
キャンセルされたは、ファイルダイアログボックスをキャンセルするとTRUEになります。 それ以外は、関数がエラーを返した場合でもキャンセルされたがFALSEになります。
エラー出力
—
エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
「アクセスを拒否」関数を使用して、ファイルの読み取り中に他のユーザがファイルを変更できないようにします。ランダムアクセスを行う必要がある場合は「ファイル位置を設定」関数を使用します。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\File IO\Binary\Simple Binary\Simple Binary File.lvproj
- labview\examples\File IO\Spreadsheet\Tab-Delimited Data\Buffered Stream to Tab-Delimited Text File.vi
配列または文字列サイズを先頭に追加? (T)
—
プロンプト (ファイルパスを選択または入力)
—
ファイル (ダイアログを使用)
—
データ
—
バイト順序 (0:ビッグエンディアン、ネットワーク順)
—
エラー入力
—
refnum出力
—
キャンセルされた
—
エラー出力
—