バイナリデータの新規ファイルに書き込み、データを既存ファイルファイルに追加するか、ファイルのコンテンツを置換します。この関数は、LLBのファイルに作用しません。

ファイルに書き込んだ配列または文字列データを読み取るために「バイナリファイルから読み取る」関数を使用する場合は、配列または文字列サイズを先頭に追加?パラメータがTRUEである必要があります。それ以外の場合、LabVIEWはエラーを生成します。

配列サイズの合計が4 GBを超える場合、このVIは配列を切り捨てます。


icon

入力/出力

  • cbool.png 配列または文字列サイズを先頭に追加? (T)

    配列または文字列サイズを先頭に追加?は、データが配列または文字列の場合にデータサイズ情報をファイルの先頭に自動的に追加するかどうかを指定します。配列または文字列サイズを先頭に追加?がFALSEの場合、サイズ情報は追加されません。

    デフォルトはTRUEです。ただし、配列または文字列サイズを先頭に追加?では、最上位のデータサイズ情報しか追加されません。クラスタなどの階層化されたデータタイプにある配列と文字列には、常にサイズ情報が含まれています。

  • cstr.png プロンプト (ファイルパスを選択または入力)

    プロンプトは、ファイルダイアログボックスのファイルとディレクトリ、または、フォルダリストの下に表示されるメッセージです。

  • cpath.png ファイル (ダイアログを使用)

    ファイルは、refnumまたは絶対ファイルパスにできます。

    ファイル入力にパスを配線すると、関数はファイルに書き込む前にファイルを開くか作成して、以前のファイルのコンテンツのすべてを置換します。ファイル入力にファイルrefnumを配線すると、書き込みはファイルの現在の位置から開始されます。既存のファイルに追加するには、「ファイル位置を設定」関数を使用して、ファイルの位置をファイルの末尾に設定する必要があります。デフォルトでは、ファイルダイアログボックスを表示してファイルを選択するように指示します。

    空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。

  • cunclst.png データ

    データはファイルに書き込むデータで、このデータは任意のデータタイプを入力できます。

  • cenum.png バイト順序 (0:ビッグエンディアン、ネットワーク順)

    バイト順序は、結果として得られるデータのエンディアン形式を設定します。バイト順序 (エンディアン形式) は、整数が最上位のバイトから最下位のバイトへの順序、またはその逆の順序のどちらでメモリ上に配置されるかを示します。関数は、データが書き込まれたバイト順序でデータを読み取らなければなりません。

    0big-endian, network order (デフォルト)-最上位バイトが最下位メモリ・アドレスを占有する。このエンディアンフォームは、VxWorksなどのPowerPCプラットフォームで使用されます。その他のプラットフォームでは、このエンディアン形式は書き込まれたデータを読み取る際にも使用されます。
    1native, host order―ホストコンピュータのバイト順序形式を使用します。このエンディアン形式により、読み取り/書き込みの速度が向上します。
    2little-endian―最下位のバイトが最下位のメモリアドレスを占有します。このエンディアン形式は、Windows、macOS、Linuxで使用されます。
  • cerrcodeclst.png エラー入力

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ibsrn.png refnum出力

    refnum出力は、関数が読み取るファイルのrefnumです。ファイルの処理によって、この出力は他のファイル関数に配線できます。デフォルトは、ファイルがファイルパスによって参照されるか、ファイルダイアログボックスから選択される場合、ファイルを閉じます。ファイルがrefnumの場合、またはrefnum出力を他の関数に配線した場合、ファイルを閉じるまで、LabVIEWはファイルが使用中であるとみなします。

  • ibool.png キャンセルされた

    キャンセルされたは、ファイルダイアログボックスをキャンセルするとTRUEになります。

    それ以外は、関数がエラーを返した場合でもキャンセルされたがFALSEになります。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • アクセスを拒否」関数を使用して、ファイルの読み取り中に他のユーザがファイルを変更できないようにします。ランダムアクセスを行う必要がある場合は「ファイル位置を設定」関数を使用します。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\File IO\Binary\Simple Binary\Simple Binary File.lvproj
    • labview\examples\File IO\Spreadsheet\Tab-Delimited Data\Buffered Stream to Tab-Delimited Text File.vi