待機 (ms)関数
- 更新日2025-07-30
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指定したミリ秒間待機して、ミリ秒タイマの値を返します。(Windows) 実際の待機時間は、指定された待機時間よりも最大1 ms短くなる可能性があります。
この関数は、非同期のシステムコールを行いますが、ブロックダイアグラム上のノードは同期的に実行します。このため、この関数は、指定された時間が経過するまで実行を停止しません。

入力/出力
ミリ秒待機時間
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待機 (ms) は、待機する時間をミリ秒単位で指定します。この関数は、0x7ffffffまたは2,147,483,647 msまたは約25日間より長くは待機しません。これより長く待機させるには、関数を複数回実行するか、「高解像度ポーリング待機」関数を使用してください。0の値をこのパラメータに書き込むと、現在のスレッドが強制的にCPUの制御を行います。
ミリ秒タイマ値
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ミリ秒タイマ値は、待機後のミリ秒タイマの値を返します。 |
たとえば、LabVIEWがVIを呼び出したときにミリ秒タイマ値が112 msでミリ秒待機時間が10 msの場合、ミリ秒タイマ値が122 ms以上になるとVIは終了します。
「フロントパネルアクティビティを待機」関数を使用して、フロントパネルオブジェクトの値が変更したかどうかを確認するために常にフロントパネルをポーリングする必要性を解消します。
タイマの分解能はシステムに依存するため、プラットフォームによっては1ミリ秒よりも精度が低下する場合があります。解像度を向上させるには、「次のミリ秒倍数まで待機」関数または「高解像度ポーリング待機」VIを使用します。
メモ 「待機 (ms)」関数はWindowsとLabVIEW Real-Timeモジュールでは異なる動作をします。(Windows) 「待機 (ms)」関数は、最低 (ミリ秒待機時間 -1 ms) の間待機します。たとえば、ミリ秒待機時間が3 msの場合、「待機 (ms)」関数は最低2 ms待機します。ミリ秒待機時間が1 msの場合、「待機 (ms)」関数はまったく待機せずに応答する可能性があります。(Real-Timeモジュール) 「待機 (ms)」関数は最低ミリ秒待機時間入力で指定された値まで待機します。
ミリ秒待機時間
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ミリ秒タイマ値
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