ファイルからスキャン
- 更新日2025-03-14
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文字列、数値、パス、ブールデータを調べるために、ファイル内のテキストをスキャンして、テキストをデータタイプに変換して、複製されたrefnumと変換された出力をスキャンの順で返します。この関数は、LLBのファイルに作用しません。
この関数を使用して、ファイル内のすべてのテキストを読み取ることができます。ただし、この関数を使用してスキャンの開始点は決定できません。この操作を行うには、「テキストファイルから読み取る」関数と「文字列からスキャン」VI関数を使用します。

入力/出力
![]() 形式文字列は、入力文字列の出力引数に変換する方法を指定します。 デフォルトでは、配線された出力のデータタイプの初期動作に従って文字列を読み取ります。関数を右クリックし、ショートカットメニューから形式文字列の編集を選択し、形式文字列を編集します。 この入力は最大255文字まで受け付けます。 ![]() 入力ファイルには、refnumまたはファイルの絶対パスを入力できます。 refnumの場合、このノードはrefnumで指定されたファイルを開きます。ファイルがすでに存在しない場合、この関数は指定されたファイルを作成します。デフォルトでは、ファイルダイアログボックスを表示してファイルを選択するように指示します。 空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。 ![]() エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。 ![]() ![]() 出力ファイルrefnumは、VIが読み取るファイルのrefnumです。 ファイルの処理によって、この出力は他のファイル関数に配線できます。デフォルトは、ファイルがファイルパスによって参照されるか、ファイルダイアログボックスから選択される場合、ファイルを閉じます。入力ファイルがrefnumの場合、ファイルを閉じるまで、LabVIEWはそのファイルが使用中であると仮定します。![]() エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 ![]() |
関数を右クリックして、ショートカットメニューからパラメータを追加を選択するか、関数のサイズを変更することで、パラメータの数を増加します。
ブロックダイアグラムの定数文字列を形式文字列に配線すると、LabVIEWは形式文字列の値を使用して、コンパイルの際、出力の数と各出力のデータタイプを決定します。出力に配線するタイプが形式文字列で決定されたタイプと一致しない場合、VIが実行されるには、出力タイプを変更する必要があります。
形式文字列にブロックダイアグラム定数を直接配線しない場合、LabVIEWはランタイム時にタイプの不一致を確認します。倍精度浮動小数点以外のデータタイプの値をスキャンする場合、データタイプをデフォルト1..nに接続する必要があります。
文字列全体の読み取りに頻繁に使用されるセット形式指定子にない一致文字 (%[^...]) を使用する場合、一致文字はファイルストリームに残されます。%[^\n\r]はテキストのライン全体と一致しますが、復帰文字と新規の行は残されます。これらの文字を削除するには、%[^\n\r]\n\rを使用します。
形式文字列の例
入力文字列 | 形式文字列 | デフォルト | 出力 | 残りの文字列 |
---|---|---|---|---|
abc, xyz >12.3+56i 7200 | %3s, %s%f%2d | — | abc | 00 |
— | xyz | |||
0+00i | 12.3+56i | |||
— | 72 | |||
Q+1.27E-3 tail | Q%f t | — | 1.27E-3 | ail |
0123456789 | %3d%3d | — | 12 | 6789 |
345 | ||||
X:9.860 Z:3.450 | X:%fY:%f | 100 (I32) | 10 | Z: 3450 |
100.00 (DBL) | 100.00 | |||
set49.4.2 | set%d | — | 49 | 4.2 |
color: red | color: %s | blue (列挙体 {red, green, blue}) | red | — |
abcd012xyz3 | %[a-z]%d %[a-z]%d | — | abcd | — |
12 | ||||
xyz | ||||
3 | ||||
welcome to LabVIEW, John Smith | %[^,],%s | — | welcome to LabVIEW | Smith |
John |
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\File IO\Text (ASCII)\Format Into File and Scan From File.vi