入力文字列をスキャンして、形式文字列に基づいて文字列を変換します。

入力の正確な形式が分かっている場合、この関数を使用します。文字列パス、列挙体、タイムスタンプ、または数値データを入力します。また、「ファイルからスキャン」関数を使用して、ファイルからテキストをスキャンすることもできます。コネクタペーンには、この多態性関数のデフォルトのデータタイプが表示されます。


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入力/出力

  • cstr.png 形式文字列

    形式文字列は、入力文字列の出力引数に変換する方法を指定します。

    デフォルトは、出力データタイプのデフォルト形式に従って文字列をスキャンします。タイムスタンプを時間以外の形式にすると、エラーが返されます。関数を右クリックし、ショートカットメニューから形式文字列の編集を選択し、形式文字列を編集します。

    形式文字列内のスペースは、スペース、タブ、用紙送りなど、任意のスペースの余白と一致します。

    この入力は最大255文字まで受け付けます。

  • cstr.png 入力文字列

    入力文字列は、スキャンする文字列パス、列挙タイプ、タイムスタンプ、または数値データタイプです。

  • cu32.png 初期スキャン位置

    初期スキャン位置は、スキャンを開始する文字列の位置です。

    デフォルトは0です。
  • cerrcodeclst.png エラー入力

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cdbl.png デフォルト値12

  • istr.png 残りの文字列

    残りの文字列は、すべての引数のスキャン後に残る文字列の一部分を返します。

  • iu32.png スキャン後のオフセット

    スキャン後のオフセットは、スキャンが完了した後の入力文字列のオフセットです。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • idbl.png 出力4

  • 関数を右クリックして、ショートカットメニューからパラメータを追加を選択するか、関数のサイズを変更することで、パラメータの数を増加します。

    メモ エラーが発生した場合、 エラー出力 クラスタの ソース・ コンポーネントには ''Scan From String (arg n) '' という形式の文字列が含まれる。

    出力パラメータで形式文字列が数値を返すように設定した場合、LabVIEWは形式文字列に含まれる空白スペースを無視します。

    ブロックダイアグラムの定数文字列を形式文字列に配線すると、LabVIEWは形式文字列の値を使用して、コンパイルの際、出力の数と各出力のデータタイプを決定します。出力に配線するタイプが形式文字列で決定されたタイプと一致しない場合、VIが実行されるには、出力タイプを変更する必要があります。

    形式文字列にブロックダイアグラム定数を直接配線しない場合、LabVIEWはランタイム時にタイプの不一致を確認します。倍精度浮動小数点以外のデータタイプの値をスキャンする場合、データタイプをデフォルト1..nに接続する必要があります。

    メモ デフォルトでは、この関数はロケールに対応します。これは、オペレーティングシステムの地域設定で構成されたシステムの小数点の記号を使用することを意味します。ヨーロッパ言語のオペレーティングシステムでGPIB計測器を使用する場合など、ローカリゼーションコードの構文要素を使用してシステムの小数点をオーバーライドする必要がある場合があります。

    形式文字列の例

    形式文字列の詳細と例については、形式指定子の構文トピックを参照してください。

    入力文字列形式文字列デフォルト出力残りの文字列

    abc, xyz

    >12.3+56i 7200

    %3s, %s%f%2dabc00
    xyz
    0.00+00i12.30+56.00i
    72
    Q+1.27E-3 tailQ%f t1.27E-3ail
    0123456789%3d%3d12.006789
    345
    X:9.860 Z:3.450X:%fY:%f100 (I32)10Z: 3450
    100.00 (DBL)100.00
    set49.4.2set%d494.2
    color: redcolor: %sblue (列挙体 {red, green, blue})red
    abcd012xyz3%[a-z]%d%[a-z]%dabcd
    12
    xyz
    3
    welcome to LabVIEW, John Smith%[^,],%swelcome to LabVIEWSmith
    John

    時間:23時15分04秒25

    5/31/2004

    時間: %<%H:%M:%S%2u%m/%d/%Y>T1/1/1904

    11:15:04.250 PM

    5/31/2004