文字列パス、列挙体、タイムスタンプ、ブール、数値のデータをテキストとしてフォーマットします。

数値を文字列に変換するには、「文字列にフォーマット」関数を使用します。データをテキストとしてフォーマットし、そのテキストをファイルに書き込むには、代わりに Format Into File 機能を使用します。


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入力/出力

  • cstr.png 形式文字列

    形式文字列には、関数が入力引数を結果文字列に変換する方法を指定します。

    デフォルト値は、入力引数のデータタイプと同じです。関数を右クリックし、ショートカットメニューから形式文字列を編集を選択し、形式文字列を作成および編集します。非表示文字、円コード、パーセント文字を挿入するには、特殊なエスケープコードを使用します。
    メモ この関数は、¥マークをエスケープ文字として解釈します。形式文字列で¥という文字を使用するには、\\と入力する必要があります。
  • cstr.png 初期文字列

    初期文字列には、引数を追加して結果文字列を作成する元になる文字列を指定します。

  • cerrcodeclst.png エラー入力

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cdbl.png 入力4

  • istr.png 結果文字列

    結果文字列には、初期文字列と、フォーマットされた出力が連結された文字列が含まれます。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • パラメータの数を増やすには、入力1を右クリックし、ショートカットメニューからパラメータを追加を選択するか、関数のサイズを変更します。

    メモ エラーが発生した場合、エラー出力クラスタ要素ソースには、形式文字列にフォーマット (arg n) の文字列が含まれます。ここで、nはエラーが発生した最初の引数です。

    ブロックダイアグラムの定数文字列を形式文字列に配線すると、LabVIEWは形式文字列の値を使用して、コンパイルの際、出力の数と各出力のデータタイプを決定します。出力に配線するデータタイプが形式文字列で決定されたデータタイプと一致しない場合、VIを実行可能にするには、出力タイプを変更する必要があります。

    形式文字列内で使用する入力を指定する

    この関数は、デフォルトでは、入力の順序に従って形式指定子 (形式文字列内の%コード) に値を代入します。しかし、%コード内で数字とドル記号 ($) を使用することにより、その%コードに使用する入力を明示的に指定できます。たとえば、形式文字列内で%3$dの前にいくつ%コードがあっても、%3$dという%コードには、3番目の入力が代入されます。

    形式指定子の使用例は、以下のブロックダイアグラムと表を参照してください。

    以下の入力組み合わせで、上のブロックダイアグラムの$指定子の効果を説明します。

    入力1入力2形式文字列返される文字列コメント
    firstsecond%s %sfirst second形式文字列$指定子を使用していないので、関数は値を%コードに入力順に代入します。
    最初second%2$s %1$ssecond first形式文字列は、入力を入力順序とは異なる順序で表示するために、$指定子を使用します。
    firstsecond%1$s %1$s %1$sfirst first first形式文字列$指定子を使用して最初の入力を複数回表示して、2番目の入力を無視します。

    この関数が形式文字列の%コードにどのように値を代入するかを構成するために、$以外の特殊文字を使用できます。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\File IO\Spreadsheet\Tab-Delimited Data\Buffered Stream to Tab-Delimited Text File.vi