不適合な単位を持つ数値データタイプを接続しました
- 更新日2025-07-30
- 3分で読める
このエラーは、以下のいずれかの動作によって発生する可能性があります。
- キログラム (kg) とメートル (m) など、異なる物理量を測定する単位の2つの数値を配線した
- 単位のある数値オブジェクトを数式ノードまたはフォーミュラノードに配線した
- 物理量を表す数値 (その数値に関連する単位の数値) を純粋な数値 (単位のない数値) に配線した (またはその逆)
異なる物理量を測定する単位の2つの数値を配線する
このエラーを修正するには、変更する単位の単位ラベルを右クリックし、ショートカットメニューから単位文字列の作成を選択して、単位文字列の作成ダイアログボックスを表示します。LabVIEWで使用可能な単位を選択してOKボタンをクリックします。
単位のある数値オブジェクトを数式ノードまたはフォーミュラノードに配線
このエラーを修正するには、数式ノードまたはフォーミュラノードに配線するまでに数値オブジェクトから単位を削除し、ノードの実行後に再びオブジェクトに単位を付けます。単位の追加や削除には、「単位変換」関数を使用します。
物理量を表す数値を純粋な数値に配線、またはその逆
物理量を表す数値は、互換性のある他の数値にのみ配線することをお勧めします。以下のオプションのいずれかを選択し、このエラーを修正してください。
単位を追加する
純粋な数値に単位を追加するには、純粋な数値を右クリックし、ショートカットメニューから表示項目»単位ラベルを選択します。表示用の単位ラベルが作成されます。追加する単位の名前を入力します。
単位を削除する
物理数から単位を削除するには、ラベリングツールを使用して単位ラベルをダブルクリックし、<Delete>キーを押します。
数値を変換する
純粋な数値から物理量を表す数値への変換またはその逆の変換を行うには、以下の図のように、「単位変換」関数を使用します。

この関数に純粋な数値を入力すると、「単位変換」は指定した単位を追加して物理量を表す数値を作成します。物理量を表す数値を入力すると、「単位変換」はその数値を指定した単位に変換してからその単位を削除し、純粋な数値を作成します。入力する単位は、指定した単位と互換性があることを確認してください。次の例を参照してください。
例1―物理量を表す数値を純粋な数値に変更する


関数は、まずキロメートル単位の数値をメートル単位に変換します。
例2―純粋な数値に単位を追加する

