DAQスタートアップガイド

このドキュメントには、NI バスパワーUSB DAQデバイスの基本的な取り付け手順が記載されています。詳細については、お使いのDAQデバイスに関連するドキュメントを参照してください。

キットを梱包から取り出す

通知 デバイスを破損する可能性のある静電気放電 (ESD) を防ぐために、接地ストラップを使用したり、コンピュータシャーシなどの接地された物体に触れて、身体の静電気を放電してください。
  1. 静電気防止用パッケージをコンピュータシャーシの金属部分に接触させます。
  2. デバイスを箱から取り出し、部品がゆるんでいないかどうか、またはその他の破損箇所がないかどうかを調べます。
    通知 露出しているコネクタピンには絶対に触れないでください。
    メモ デバイスが少しでも破損しているように見える場合は、取り付けないでください。
  3. その他の品目および付属文書をキットから取り出します。
メモ デバイスを使用しないときは、静電気防止用パッケージに入れて保管してください。

ソフトウェアをインストールする

ソフトウェアをアップグレードする前に、アプリケーションのバックアップを作成してください。NIのソフトウェアをコンピュータにインストールするユーザには、管理者権限が必要です。サポートされるアプリケーションソフトウェアとバージョンについては、ソフトウェアメディアに同梱されている『NI-DAQmx Readme』を参照してください。

  1. 必要に応じて、アプリケーション開発環境 (ADE) をインストールします。LabVIEW、Microsoft Visual Studio®、LabWindows™/CVI™が使用できます。
  2. NI-DAQmxドライバソフトウェアをインストールします。

デバイスを接続する

バスパワーUSB DAQデバイスを設定するには、以下の手順に従ってください。

  1. コンピュータのUSBポートまたはその他のハブからデバイスのUSBポートにケーブルを接続します。
  2. デバイスの電源を入れます。

    コンピュータがデバイスを検出(30~45秒かかります)すると、デバイスのLEDが点滅または点灯します。

    ハードウェアの取り付け後に初めてコンピュータを起動すると、Windowsが新しく取り付けられたデバイスを認識します。一部のWindowsシステムでは、新しく取り付けられたすべてのNI デバイスに対して、新しいハードウェアの検索ウィザードが起動する場合があります。デフォルトでは、デバイスに最適なドライバを検索するが選択されています。次へまたははいをクリックして、デバイス用のソフトウェアドライバをインストールします。

    メモ デバイスが認識されず、LEDが点滅または点灯していない場合、「ソフトウェアをインストールする」のセクションで説明されているようにがインストールされていることを確認してください。
    メモ Windowsが新しいNI USBデバイスを検出すると、NI デバイスモニタが起動します。
  3. 必要に応じて、アクセサリや端子台を取り付けます。取り付け手順については、アクセサリや端子台のドキュメントを参照してください。
  4. センサと信号線をデバイス、端子台、またはアクセサリ端子に取り付けます。端子/ピン配列の情報については、お使いのDAQデバイスやアクセサリのドキュメントを参照してください。

NI MAXでデバイスを構成する

NI-DAQmxとともに自動的にインストールされるNI MAXを使用して、NIハードウェアを構成します。

  1. NI MAXを起動します。
  2. 取り付けられているデバイスのリストを表示するには、構成ペーンでデバイスとインタフェースをダブルクリックします。
    すでに取り付けられているデバイスのリストにお使いのデバイスが表示されない場合は、<F5> を押してリストを更新してください。それでも表示されない場合は、デバイスとコンピュータを接続しているUSBケーブルを一度取り外してから、再び接続してください。
  3. ハードウェアリソースの基本的な確認を行うには、デバイスを右クリックして、セルフテストを選択します。
  4. オプション: アクセサリの情報を追加して、デバイスを構成するには、デバイスを右クリックして、構成を選択します。
  5. デバイス機能をテストするには、デバイスを右クリックして、テストパネルを選択します。
    デバイスの機能をテストするには、開始をクリックします。テストパネルを終了するには、停止をクリックし、次に閉じるをクリックします。テストパネルにエラーメッセージが表示された場合は、ni.com/support を参照してください。
  6. デバイスがセルフキャリブレーションをサポートしている場合、デバイスを右クリックして、セルフキャリブレーションを選択します。
    キャリブレーションのステータスをレポートするウィンドウが表示されます。終了をクリックします。セルフキャリブレーションの詳細については、デバイスのユーザマニュアルを参照してください。
    メモ セルフキャリブレーションを行う前に、デバイスからすべてのセンサとアクセサリを取り外してください。

測定を構成する

MAXからDAQアシスタントを起動して測定を構成するには、以下の手順に従ってください。
メモ Linuxユーザの場合、計測器を構成するにはハードウェア構成ユーティリティを使用する必要があります。MAXは、Windows OS専用で、NI-DAQmx - Linux用には含まれていません。
  1. MAXを起動します。
  2. DAQアシスタントを起動するには、MAXでデータ設定を右クリックし、新規作成を選択します。
  3. NI-DAQmxタスクを選択して次へをクリックします。
  4. 信号を集録または信号を生成を選択します。
  5. I/Oタイプ (デジタル入力など) と、測定タイプ (ライン入力やポート入力など) を選択します。
  6. 使用する物理チャンネルを選択して次へをクリックします。
  7. タスク名を入力して終了をクリックします。
  8. 個々のチャンネル設定を構成します。タスクに割り当てる各物理チャンネルには、仮想チャンネル名が付けられます。
    1. 物理チャンネルの情報を表示するには、詳細をクリックします。
    2. タスクのタイミングとトリガを構成します。
  9. 実行をクリックします。

その他のガイドとヘルプ

NI-DAQmxドライバでDAQ製品を使用する方法については、『NI-DAQmxヘルプ』を参照してください。『NI-DAQmxヘルプ』にアクセスするには、NI MAXを起動して、ヘルプ » ヘルプトピック » NI-DAQmx » NI-DAQmxヘルプを選択します。

サンプルプログラム

NI-DAQmxには、アプリケーション開発の土台として使用できるサンプルプログラムが用意されています。サンプルコードを修正してアプリケーション内に保存したり、サンプルプログラムに基づいて新しいアプリケーションを開発したり、既存のアプリケーションにサンプルコードを追加したりすることができます。

LabVIEW、LabWindows/CVI、Measurement Studio、Visual Basic、ANSI Cのサンプルプログラムを見つけるには、ni.com/info にアクセスし、Info Codeとして「daqmxexp」と入力してください。その他のサンプルプログラムについては、ni.com/examples を参照してください。

関連ドキュメントおよびサポート

お使いのDAQデバイスまたはアクセサリの安全、環境、規制情報などiに関するドキュメントを見つけるには、ni.com/docsで型番を入力してください。

MAXでデバイス端子/ピン配列を見つけるには、MAXの構成ペーンでデバイス名を右クリックし、デバイスのピン配列を選択してください。

ソフトウェアのインストール関連の問題については、ni.com/support/daqmxを参照してください。

ハードウェアのトラブルシューティング方法を参照するには、ni.com/supportでデバイス名を入力するか、ni.com/kbを参照してください。

製品の修理/定期校正のご依頼は、日本ナショナルインスツルメンツ (株) 電話番号:0120-527-196 (平日 9:00-12:00、13:00-18:00) までご連絡ください。製品返送時の受付番号をご案内いたします。

NIサービス

ドキュメンテーション、ダウンロードページ、トラブルシューティング、アプリケーション開発に関するセルフヘルプ (チュートリアルやサンプルコード) などのサポートリソースへのアクセス方法については、ni.com/supportを参照してください。

キャリブレーションオプション、修理、交換などの NIサービスについては、ni.com/servicesを参照してください。

NI製品を登録するには、ni.com/registerを参照してください。製品を登録すると、技術サポートをよりスムーズに受けることができ、NIからの重要な情報を確実に受け取ることができます。

NI 米国本社の所在地は、11500 N Mopac Expwy, Austin, TX, 78759-3504 USAです。