サンプリングレートに関する注意事項

FD-11613およびFD-11614では、ハードウェアタイミング集録のサンプリングレートがモジュールの最大サンプリングレートを超過した場合、最後に集録されたサンプルが繰り返し読み取られ、警告やエラーは発生しません。同じタスクでその他のデバイスの最大サンプリングレートを超過すると、警告やエラーが発生します。これらのデバイスを使用したハードウェアタイミング集録では、最初のサンプルはタスクがコミットされた時に集録されます。これらのデバイスを使用したソフトウェアタイミング集録では、新しいサンプルが常に待機されます。

FD-11601、FD-11603、FD-11605、FD-11634、FD-11637には、ユーザが選択できるサンプリングクロックタイムベースがあります。サンプリングクロックタイムベースは、サンプリングクロックサンプルClk.タイムベース.ソース属性/プロパティで設定できます。また、FD-11601、FD-11603、FD-11605、FD-11634、FD-11637には最大および最小サンプリングレートもあります。FieldDAQデバイスのサンプリングレート範囲およびユーザが選択可能なタイムベースを確認するには、デバイスドキュメントを参照してください。

サンプリングクロックタイムベースソースまたはレートを指定しない場合、NI-DAQmxは、要求されたサンプリングレートと同じまたはそれ以上の最も近いサンプリングレートのサンプリングクロックタイムベースを自動選択します。サンプリングクロックタイムベースのソースまたはレートを指定すると、NI-DAQmxはその設定を尊重し、そのサンプリングクロックタイムベースでサポートされているサンプリングレートのみを選択します。

オンデマンドタイミング

FD-11601、FD-11603、FD-11605、FD-11634、FD-11637はオンデマンドタイミングタイプをサポートしません。

FD-11613およびFD-11614での構成可能なタイミング

FD-11613およびFD-11614では、以下のタイミングモードをサポートしています。

高分解能 確度とノイズを最適化し、電源周波数を除去します。
ベスト50 Hz除去 50 Hzノイズ除去を最適化します。
ベスト60 Hz除去 60 Hzノイズ除去を最適化します。
高速 サンプリングレートと信号帯域幅を最適化します。
自動 サンプリングクロックレートに基づいて、最良のサポートされているタイミングモードを使用します。

AI.ADCタイミングモード」属性/プロパティを使用して、FD-11613およびFD-11614のタイミングを構成します。この属性/プロパティはデフォルトで「自動」に設定されているため、モジュールは指定されているレートよりも高速の最高分解能タイミングモードでサンプリングを行います。