励起障害検出
- 更新日2025-12-03
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励起障害は、2つのNI-DAQmx読み取り属性/プロパティにより検出できます。1つ目は励起障害チャンネル検出です。この属性/プロパティは、1つ以上のチャンネルが励起障害状態である場合、TRUEのブール値を返します。2つ目は励起障害チャンネルです。この属性/プロパティは、励起障害状態になっているチャンネルを示す文字列の配列を返します。励起障害チャンネル属性/プロパティをクエリする前に、励起障害チャンネル検出属性/プロパティをクエリする必要があります。
励起障害チャンネル検出は、デバイスから励起障害の状態を読み取り、NI-DAQmxに保存します。励起障害チャンネルのその後に続く読み取りは、前回の励起障害チャンネル検出クエリでNI-DAQmxに保存された励起障害チャンネル情報を読み取ります。
NI-DAQmxは、励起障害が発生しているかどうかに関わらず、すべてのデータを返します。励起障害を確認する必要があるアプリケーションでは、読み取りを呼び出すたびに、励起障害属性/プロパティを読み取る必要があります。この場合、アプリケーションに、疑わしいデータを破棄するか、NI-DAQmxによって励起障害がレポートされた場合にフラグを返す機能が必要です。
NI 9218は、歪みモードとパワーセンサ測定のどちらの場合でも、どのチャンネルのEX+とEX-ピン間で過電流障害が発生しているかを検出できます。NI 9218が+12 Vの励起を必要とするパワーセンサ測定に構成されている場合、Vsup端子に接続される必須の9~30 Vの外部電源がないことも検出できます。これらの両タイプの障害は、励起障害としてレポートされます。
PXIe-4340は、どのチャンネルのEX+とEX-ピン間で過電流障害が発生しているかを検出できます。この障害は、電圧ソースがチャンネルのEX+とEX-に接続されている場合、または負荷インピーダンスが低すぎる (過剰電流) 場合に発生します。このモジュール上のチャンネルのEX+とEX-ピンには、LVDT/RVDTセンサの主要巻き線のみが接続されていることを確認してください。