UDPを開く関数
- 更新日2025-07-30
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ポートまたはサービス名のUDPソケットを開きます。
「UDPを閉じる」関数でソケットを閉じます。「UDPマルチキャストを開く」VIをこの関数の代わりに使用して、UDPマルチキャストソケットの読み取り、書き込み、または読み書きが可能な接続を開きます。 UDP Write 機能を使って、 NI Service Locatorに 、 サービス名とともに登録されているポート番号を問い合わせる。

入力/出力
ネットアドレス
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ネットアドレスはリスンするネットワークアドレスを指定します。2つのイーサネットカードなど、複数のネットワークカードがあり、指定されたアドレスのカードのみリスンする場合に役立ちます。ネットワークアドレスを指定しない場合、LabVIEWはすべてのネットワークアドレスでリスンします。この関数は、デフォルトのネットワークアドレスのみでブロードキャストを行います。 「文字列をIPアドレスに変換」関数を使用して、現在のコンピュータのIPネットワークアドレスを取得します。 (VxWorks)VxWorksが動作するターゲットのネットワークカードからブロードキャストを送信し、同じネットワークカードでブロードキャストを受信することはできません。 (Linux、Mac、VxWorks) この端子を配線すると、ブロードキャストを受信できません。
ポート
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ポートは、UDPソケットを作成するローカルポートです。
サービス名
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サービス名は、ポート番号の既存のリファレンスを作成します。サービス名を指定する場合、LabVIEWはNIサービスロケータを使用してサービス名とポート番号を登録します。
タイムアウト (ms) (25000)
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タイムアウト (ms) は、関数が完了してエラーを返すまで関数が待機する時間をミリ秒で指定します。デフォルト値は25,000ミリ秒 (25分) です。値-1を指定すると無限に待機します。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
接続ID
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接続IDは、UDPソケットを固有に識別するネットワーク接続refnumです。この値を使用して、後に続くVIの呼び出しでこのソケットを参照します。
ポート
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ポートは、この関数が使用したポート番号を返します。入力ポートが0でない場合、出力ポート番号は入力ポート番号と等しくなります。0をポート入力に配線し、オペレーティングシステムが有効と判断する利用可能なUDPポートを動的に選択します。 Internet Assigned Numbers Authority (IANA) により定義されているとおり、有効なポート番号の範囲は49152~65535です。Well Knownポートの範囲は0~1023、Registeredポートの範囲は1024~49151です。一部のオペレーティングシステムは、IANA規格に準拠していません。たとえば、Windowsは1024~5000の範囲のダイナミックポートを返します。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Data Communication\Protocols\UDP\Simple UDP\Simple UDP.lvproj
- labview\examples\Data Communication\Protocols\UDP\UDP Named Service\UDP Named Service.lvproj
ネットアドレス
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ポート
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サービス名
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タイムアウト (ms) (25000)
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エラー入力 (エラーなし)
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接続ID
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ポート
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エラー出力
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