条件無効ストラクチャ
- 更新日2025-07-30
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1つまたは複数のサブダイアグラムがあり、そのサブダイアグラムの条件構成に応じて、そのうち1つだけが実行中にLabVIEWによって使用されます。一部のユーザ定義条件に基づいてブロックダイアグラム上でコードの特定セクションを無効にする場合は、このストラクチャを使用します。サブダイアグラムの追加および削除を行うには、ストラクチャの枠を右クリックします。サブダイアグラムを追加したとき、またはストラクチャの枠を右クリックしてショートカットメニューからこのサブダイアグラムの条件を編集を選択したとき、条件を構成するための「条件を構成」ダイアログボックスが開きます。

条件は、定義済みの記号またはカスタム記号を使用して構成できます。
条件無効ストラクチャを作成すると、そのサブダイアグラムを追加、複製、並べ替え、または削除できます。使用可能なサブダイアグラム間をスクロールするには、セレクタラベルの増分/減分矢印をクリックします。ストラクチャ内にあるオブジェクトを削除せずにストラクチャを削除することもできます。複数のサブダイアグラムに条件が満たされている場合、最初のサブダイアグラムのみが有効になります。必要に応じて、必要なサブダイアグラムが実行されるようにサブダイアグラムを並べ替えることができます。
条件無効ストラクチャを使用すると、ユーザが定義した条件に基づいて、ブロックダイアグラムのコードの特定の部分を無効にできます。コンパイル結果に基づいてブロックダイアグラムのコードの特定の部分を無効にするには、タイプ特化ストラクチャを使用します。ブロックダイアグラムの一部を無効にするには、ダイアグラム無効ストラクチャを使用します。
タイプ特化またはダイアグラム無効化ストラクチャに切り替えるには、条件無効ストラクチャの枠上で右クリックし、ショートカットメニューからタイプ特化ストラクチャで置換またはダイアグラム無効ストラクチャで置換を選択します。
FPGAモジュールの詳細
以下の説明は、このオブジェクトをFPGA VIで使用する場合に適用されます。
| シングルサイクルタイミングループ | サポートあり |
| Usage | FPGA VIで条件無効ストラクチャを使用すると、コンパイル時に条件が評価され、1つのサブダイアグラムだけがコンパイルされます。 |
| タイミング | このストラクチャの開始から終了までの時間はFPGAに影響しません。 |
| リソース | ダイアグラム無効ストラクチャの1つのサブダイアグラムだけがFPGAにコンパイルされます。アクティブではないサブダイアグラムはFPGAリソースを消費しません。ダイアグラム無効ストラクチャもFPGAリソースを消費しません。 |
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Structures\Disable Structures\Conditional Disable Structure.vi