PXIe-4480 仕様

定義

「保証値」は、記載された動作条件下における各モデルの性能を示し、モデル保証の対象となります。

「特性値」は、記載された動作条件下における各モデルの使用に関連する値を示しますが、モデル保証の対象外です。

  • 「標準値」は、大部分のモデルが満たす性能です。
  • 「公称値」は、設計、適合性試験、または補足試験に基づく属性を表します。

仕様値は、特に記載がない限り、標準仕様値です。

条件

仕様は、特に記載がない限り、0℃55℃の環境下での値です。

PXIe-4480ピン配列

図 1. PXIe-4480ピン配列


表 1. 信号の説明
信号 基準 説明
AI <0..5>+AI <0..5>- アナログ入力チャンネル―AI+およびAI-が差動アナログチャンネルの正と負の入力です。
EX <0..5>+ EX <0..5> GND 励起電圧―EX+は励起電圧チャンネルのプラス端子です。
EX <0..5> GND 励起電圧グランド―励起電圧チャンネルのグランド端子です。
GND グランド―グランド端子です。
NC 接続なし―これらのピンは機能がありません。
予約済み アクセサリまたはその他用に予約されています。
PFI 0 GND プログラム可能な機能的インタフェース―デジタルトリガ入力です。
表 2. ACCESS LEDの状態/デバイスの状態
LEDの色 ステータス
モジュールはソフトウェアでアクセスする準備ができています。
オレンジ モジュールにアクセス中です。モジュールがアクセスされると、ACCESS LEDがオレンジ色に75 msほど点滅します。
OFF モジュールの準備が整っていない状態、もしくは電源レールで問題が発生しています。
表 3. ACTIVE LEDの状態/デバイスの状態
LEDの色 ステータス
ハードウェアによってエラーが検出されました。モジュールをリセットしてエラーをクリアします。
黄色または緑色に点滅 モジュールは基準クロックタイムベースの変更中です。
集録がトリガされ、モジュールは現在データの集録中です。
オレンジ モジュールは集録を開始するトリガイベントを待機中です。
OFF モジュールはデータの集録および集録準備を行っていません。

入力特性

同時サンプリング可能な入力チャンネル数

6

測定タイプ

電圧または電荷、各チャンネルごとにソフトウェアで選択可能

入力構成

電圧

差動または擬似差動 (負入力/シャーシグランド間50 Ω)、各チャンネルごとにソフトウェアで選択可能

電荷

シングルエンド (負の入力グランド)

入力カプリング

電圧

ACまたはDC、各チャンネルごとにソフトウェアで選択可能

電荷

AC

A/D変換器 (ADC) の分解能

24ビット

ADCタイプ

デルタ/シグマ変調方式

サンプリングレート (ƒs)

レンジ

100 S/s1.25 MS/s

分解能[1]1 サンプリングレートによります。詳細については、『PXIe-4480/4481ユーザマニュアル』を参照してください。

1.458 MS/s

ADC変調器のサンプリングレート

20 MS/s

FIFOバッファサイズ

1,023サンプル (1タスクあたり) + 8,221サンプル (タスク内の1チャンネルあたり)

データ転送

ダイレクトメモリアクセス (DMA)、プログラムI/O

コモンモードレンジ (電圧)

入力 構成
差動 (Vピーク)* 擬似差動 (Vピーク)*
正入力 (+) ±10 ±10
負入力 (–) ±10 ±10
*シャーシグランドを基準とした電圧値。

信号範囲 (電圧)

範囲 (V)* フルスケール入力、最小
Vピーク V RMS
10 ±10.0 7.07
5 ±5.0 3.53
1 ±1.0 0.707
0.5 ±0.5 0.353

* 各入力チャンネルの範囲は個別にソフトウェアで選択可能。

正弦波入力。

標準。

信号レンジ (電荷)

範囲 (pC) * フルスケール入力、最小
Qピーク (pC) Q RMS (pC)
20,000 ±20,000 14,140
10,000 ±10,000 7,070
2,000 ±2,000 1,414
1,000 ±1,000 707

* 各入力チャンネルの範囲は個別にソフトウェアで選択可能。

正弦波入力。

標準。

過電圧保護 (電圧)

入力 構成
差動 (Vピーク)* 擬似差動 (Vピーク)*
正入力 (+) ±30 ±30
負入力 (–) ±30 ±10

* シャーシグランドを基準とした電圧値。

過電圧保護 (電荷)

入力 電圧 (Vピーク)*
正入力 (+) ±15
負入力 (–) なし

* シャーシグランドを基準とした電圧値。

過電圧保護 (電源切断状態)

入力 電圧 (Vピーク)*
正入力 (+) ±15
負入力 (–) ±15

* シャーシグランドを基準とした電圧値。

伝達特性

オフセット (残留DC)

レンジ (V) DCカプリング時のオフセット (±mV)*、最大 (標準) ACカプリング時のオフセット (±mV)、標準、25℃ ACカプリング時のオフセット (±mV)、最大、55℃
10 5.0 (2.0) 1.1 7.0
5 2.2 (1.0) 0.6 5.0
1 0.8 (0.5) 0.3 4.2
0.5 0.65 (0.4) 0.3 4.2

* ソースインピーダンス ≤ 50 Ω

適用されるDCバイアス ≤ 15 V

ゲイン振幅確度

電圧

1 kHz入力トーン

±0.05 dB (最大)、±0.02 dB (標準)

電荷

1 kHz入力トーン

±0.1 dB (最大)、±0.06 dB (標準)

アンプ特性

入力インピーダンス (電圧)

入力インピーダンス 構成
差動 擬似差動
正入力/シャーシグランド間 1.62 MΩ || 200 pF 1.62 MΩ || 200 pF
負入力/シャーシグランド間 1.62 MΩ || 200 pF 50 Ω

コモンモード除去比 (CMRR)

レンジ (V) DCカプリングCMRR (dBc)*, † ACカプリングCMRR (dBc)*, ‡
10 60 60
5 70 70
1 85 80
0.5 90 80

* ƒin1 kHz

差動構成。

ƒin = 50 Hzまたは60 Hz

動特性

帯域幅およびエイリアス除去

エイリアスフリー帯域幅 (BW) (パスバンド)

DC~0.403 ƒs

エイリアス除去

120 dBc (最小)、0.597 ƒs < ƒin < 19.25375 MHz

フィルタ遅延

デジタルフィルタ遅延

調整可能[2]2 デジタルフィルタ遅延は、デフォルトで0 nsに補正され、ソフトウェアで調整が可能です。

アナログフィルタ遅延

10 Vレンジ

31 ns

5 Vレンジ

47 ns

1 Vレンジ

150 ns

0.5 Vレンジ

215 ns

ACカプリング (電圧)

–3 dBカットオフ周波数

0.49 Hz

-0.1 dBカットオフ周波数

3.2 Hz

図 2. ACカプリング時の電圧測定振幅応答と周波数


図 3. ACカプリング時の電圧測定位相応答と周波数


ACカプリング (電荷)

–3 dBカットオフ周波数

2.2 Hz

-0.1 dBカットオフ周波数

13.5 Hz

図 4. 電荷測定振幅応答と周波数


ゲインフラットネス (電圧)

レンジ (V) ƒs = 1.25 MS/s
DCカプリング時のフラットネス (dB)*、最大 (標準値)
ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz ƒin > 100 kHz200 kHz ƒin > 200 kHz500 kHz
10 ±0.007 (±0.001) ±0.013 (±0.003) ±0.03 (±0.003) ±0.11 (±0.005) (±0.025)
5 ±0.007 (±0.001) ±0.013 (±0.003) ±0.03 (±0.0035) ±0.11 (±0.0055) (±0.04)
1 ±0.007 (±0.001) ±0.016 (±0.004) ±0.057 (±0.022) ±0.22 (±0.1) (±0.6)
0.5 ±0.008 (±0.002) ±0.025 (±0.012) ±0.094 (±0.055) ±0.36 (±0.23) (±1.25)
* 1 kHzを基準とする。
レンジ (V) ƒs = 1.25 MS/s
ACカプリング時のフラットネス (dB)*、最大 (標準値)
ƒin25 Hz ƒin > 25 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz 100 kHz ƒin > 100 kHz200 kHz ƒin > 200 kHz500 kHz
10 次の図を参照してください。 ±0.007 (±0.001) ±0.013 (±0.003) ±0.03 (±0.003) ±0.11 (±0.005) (±0.025)
5 次の図を参照してください。 ±0.007 (±0.001) ±0.013 (±0.003) ±0.03 (±0.0035) ±0.11 (±0.0055) (±0.04)
1 次の図を参照してください。 ±0.007 (±0.001) ±0.016 (±0.004) ±0.057 (±0.022) ±0.22 (±0.1) (±0.6)
0.5 次の図を参照してください。 ±0.008 (±0.002) ±0.025 (±0.012) ±0.094 (±0.055) ±0.36 (±0.23) (±1.25)
* 1 kHzを基準とする。
図 5. 電圧測定ACカプリング時のゲインフラットネス


ゲインフラットネス (電荷)

範囲 (pC) ƒs = 1.25 MS/s
フラットネス (dBc)*, †
ƒin60 Hz ƒin > 60 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz ƒin > 100 kHz200 kHz ƒin > 200 kHz500 kHz
20,000 次の図を参照してください。 ±0.001 ±0.003 ±0.003 ±0.005 ±0.025
10,000 次の図を参照してください。 ±0.001 ±0.003 ±0.0035 ±0.0055 ±0.04
2,000 次の図を参照してください。 ±0.001 ±0.004 ±0.022 ±0.1 ±0.6
1,000 次の図を参照してください。 ±0.002 ±0.012 ±0.055 ±0.23 ±1.25

* 1 kHzを基準とする。

電荷フィルタ無効。

電荷測定フィルタ

OFF

なし

ON

2次、30 kHzローパスフィルタ

図 6. 電荷測定ゲインフラットネス


チャンネル間のゲインミスマッチ (電圧)

レンジ (V) AC/DCカプリング時のミスマッチ (dB)*、最大 (標準値) ACカプリング時のミスマッチ (dB)*、最大 (標準値)
ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz ƒin = 5 Hz ƒin = 10 Hz
10 0.011 (0.005) 0.011 (0.005) 0.011 (0.005) 0.019 (0.009) 0.015 (0.007)
5 0.013 (0.006) 0.013 (0.006) 0.013 (0.006)
1 0.015 (0.007) 0.015 (0.007) 0.019 (0.009)
0.5 0.015 (0.007) 0.017 (0.008) 0.034 (0.017)
* 同一のチャンネル構成。

チャンネル間の位相ミスマッチ (電圧)

レンジ (V) AC/DCカプリング時のミスマッチ*、最大 (標準値) ACカプリング時のミスマッチ*、最大 (標準値)
ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz ƒin = 5 Hz ƒin = 10 Hz
10 0.02゚ (0.01゚) 0.05゚ (0.025゚) 0.1゚ (0.05゚) 0.34゚ (0.17゚) 0.17゚ (0.09゚)
5 0.04゚ (0.02゚) 0.10゚ (0.05゚) 0.2゚ (0.1゚)
1 0.24゚ (0.12゚) 0.60゚ (0.30゚) 1.2゚ (0.6゚)
0.5 0.38゚ (0.19゚) 0.96゚ (0.48゚) 1.9゚ (0.95゚)
* 同一のチャンネル構成。
メモ 一覧のゲインおよび位相ミスマッチの仕様は、同じモジュール上のチャンネルで集録された測定に対して有効な値です。異なる複数のモジュール上のチャンネルでの測定に対しても、一覧のゲインおよび位相ミスマッチの仕様は適用しますが、以下の条件に依存します。
  • ゲイン整合では、すべてのモジュールが十分にウォームアップされた状態である必要があります。指定のウォームアップ時間の詳細については、「環境」セクションを参照してください。
  • 位相整合では、すべてのモジュールが共通のタイムベースに同期されている必要があります。一覧の仕様に、「360゚ x ƒin x クロックスキュー」で得た誤差を追加してください。モジュール間の最大クロックスキューについては、「タイミングおよび同期」セクションを参照してください。

不使用時のチャンネルノイズ (電圧)

レンジ (V) 不使用時のチャンネルノイズ (µV RMS)*
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s ƒs = 1.25 MS/s
10 16 32 87
5 6.5 13 35
1 1.8 3.6 9.1
0.5 1.5 3.0 7.1
*ソースインピーダンス ≤ 50 Ω

ダイナミックレンジ (電圧)

レンジ (V) ダイナミックレンジ (dBFS)*, †
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s ƒs = 1.25 MS/s
10 113 107 98
5 115 109 100
1 112 106 98
0.5 107 101 94

* 1 kHz入力トーン、入力振幅は-60 dBFS

ソースインピーダンス ≤ 50 Ω

不使用時のチャンネルノイズ (電荷)

範囲 (pC) 不使用時のチャンネルノイズ (ƒC RMS)*
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s ƒs = 1.25 MS/s
20,000 32 64 174
10,000 16 30 75
2,000 13 18 25
1,000 13 18 25

* 電荷フィルタ無効。

特性測定FFT (1 kHz)

すべてのFFTに対するテスト条件: 160万サンプルを集録しプロット、平均しない、差動入力構成。

図 7. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、10 Vレンジ (帯域幅全域)


図 8. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、10 Vレンジ (20 kHz帯域幅)


図 9. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、5 Vレンジ (帯域幅全域)


図 10. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、5 Vレンジ (20 kHz帯域幅)


図 11. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、1 Vレンジ (帯域幅全域)


図 12. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、1 Vレンジ (20 kHz帯域幅)


図 13. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、0.5 Vレンジ (帯域幅全域)


図 14. -3 dBFS1 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、0.5 Vレンジ (20 kHz帯域幅)


特性測定FFT (10 kHz)

すべてのFFTに対するテスト条件: 160万サンプルを集録しプロット、平均しない、差動入力構成。

図 15. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、10 Vレンジ (帯域幅全域)


図 16. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、10 Vレンジ (150 kHz帯域幅)


図 17. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、5 Vレンジ (帯域幅全域)


図 18. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、5 Vレンジ (150 kHz帯域幅)


図 19. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、1 Vレンジ (帯域幅全域)


図 20. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、1 Vレンジ (150 kHz帯域幅)


図 21. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、0.5 Vレンジ (帯域幅全域)


図 22. -3 dBFS10 kHzトーン集録 (1.25 MS/s時)、0.5 Vレンジ (150 kHz帯域幅)


スプリアスフリーダイナミックレンジ (電圧)

レンジ (V) SFDR (dBC)*, †, ‡
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s ƒs = 1.25 MS/s
10 100 100 100
5 100 100 100
1 100 100 94
0.5 100 100 88

* 1 kHz入力トーン、入力振幅は-3 dBFS

差動構成。

評価BW = 10 Hz 0.4 ƒs

全高調波歪み (THD)、平衡信号源

レンジ (V) THD (dBC)*, †
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s
ƒin = 1 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin = 1 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz80 kHz
10、5、1、0.5 -100 -100 -100 -98 -96

* 入力振幅は-3 dBFS

差動構成。

レンジ (V) THD (dBC)*, †
ƒs = 1.25 MS/s
ƒin = 1 kHz ƒin = 10 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz
10、5、1、0.5 -100 -99 -98 -95 -90

* 入力振幅は-3 dBFS

差動構成。

全高調波歪み (THD)、不平衡信号源

レンジ (V) THD (dBC)*, †
ƒs = 51.2 kS/s ƒs = 204.8 kS/s
ƒin = 1 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin = 1 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz80 kHz
10 -100 -97 -100 -90 -85
5、1、0.5 -100 -100 -100 -97 -96

* 入力振幅は-3 dBFS

擬似差動構成。

レンジ (V) THD (dBC)*, †
ƒs = 1.25 MS/s
ƒin = 1 kHz ƒin = 10 kHz ƒin = 20 Hz20 kHz ƒin > 20 kHz50 kHz ƒin > 50 kHz100 kHz
10 -100 -95 -90 -81 -74
5、1、0.5 -100 -98 -97 -92 -81

* 入力振幅は-3 dBFS

擬似差動構成。

クロストーク、入力チャンネルセパレーション

レンジ (V) クロストーク (dBC)*, †
ƒin = 1 kHz ƒin = 100 kHz
10、5、1、0.5 -140 -100

* 入力振幅は-1 dBFS

ソースインピーダンスは ≤ 50 Ω

電圧基準

DCレベル

4,096 V

温度係数

5 ppm/℃(最大)

時間安定性

20 ppm/1,000 hr

IEPE励起

電流設定

OFF

0 mA

4 mA

4 mA (最小)、4.15 mA (標準)、4.3 mA (最大)

10 mA

9.7 mA (最小)、10 mA (標準)、10.3 mA (最大)

20 mA

19.4 mA (最小)、20 mA (標準)、20.6 mA (最大)

各チャンネルは、ソフトウェアごとに選択できます。

電圧適合

22 V

メモ 以下の数式を使用して構成がIEPE適合電圧範囲を満たしていることを確認してください。CommonMode + Bias ±FullScale + (Excitation x 50 Ω) の値は0V22 Vである必要があります。ここで、

CommonModeは入力チャンネルで見られるコモンモード電圧、
BiasはセンサのDCバイアス電圧、
FullScaleはセンサのACフルスケール電圧、
Excitationは選択された励起設定です。

センサ断線検出3 正入力 (+)/負入力 (-) 間電圧。[3] (ソフトウェア読み取り可能)

4 mA

23 V

10 mA

22.5 V

20 mA

22 V

センサ短絡検出[3] (ソフトウェア読み取り可能)

4 mA

1.3 V

10 mA

1 V

20 mA

0.5 V

IEPE有効時のチャンネル入力インピーダンス

1.62 MΩ || 250 pF (擬似差動)

トランスデューサ電子データシート

IEEE 1451規格に従ってトランスデューサ電子データシート (TEDS) をサポートしています。

Class I、すべてのモジュール入力

メモ TEDSの詳細については、ni.com/r/rdtedsにアクセスしてください。

最大負荷容量

10,000 pF

電圧励起

電圧設定

OFF

0 V

10 V (固定)

10 V

25 V (固定)

25 V

調整範囲

9.5 V11.98 V

調整分解能

10 mV

各チャンネルは、ソフトウェアごとに選択できます。

負荷変動[4]4 外部ケーブル抵抗の影響は除きます。

0.01%/mA

出力電流 (チャンネルあたり)

25 mA (最小)

電流制限検出 (ソフトウェア読み取り可能)

27.5 mA

周波数タイムベース特性

確度

内部VCXOタイムベース使用時

±50 ppm (最大)

外部タイムベース使用時

外部タイムベースの確度と同じ

タイミングと同期

タイミングエンジンの数[5]5 2つのタイミングエンジンはアナログ入力専用で、2つのタイミングエンジンはアナログ出力専用です。チャンネルは、任意にグループ化して、チャンネルタイプが同じであるタイミングエンジンに割り当てることができます。タイミングエンジンは個別に同期、開始、停止することができます。すべてのタイミングエンジンでは同じ基準クロックソースを使用する必要があります。タイミングエンジンの割り当ての詳細については、モジュールのユーザマニュアルを参照してください。

3

基準クロックソース

オンボードクロック、バックプレーンPXIe_CLK100

モジュール間ADCクロックスキュー[6]6 同じシャーシに取り付けられているPXIe-4480モジュール間で有効です。PXIe-4480モジュールを異なるシャーシに取り付けた場合は、PXI_CLK10クロック分配に潜在的なスキューを加算してください。クロックスキューの仕様については、適切なシャーシのドキュメントを参照してください。

Ttb ±5 ℃

最大 11 ns[7]7 この確度はタイムベース変更後、30日有効です。Ttb = タイムベースソースが最後に変更された時の周囲温度です。

全動作温度範囲

最大 20 ns

トリガ

アナログトリガ

目的

基準トリガのみ

ソース

任意のチャンネル

レベル

フルスケール、プログラム可能

モード

ヒステリシスによる立ち上がりエッジまたは立下りエッジ、ウィンドウに入ったときまたはウィンドウを出たとき

分解能

24ビット

デジタルトリガ

目的

開始トリガまたは基準トリガ

ソース

PFI0、PXI_Trig<0..7>、PXI_Star、PXIe_DStar<A..B>

極性

立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジ、ソフトウェアで選択可能

最小パルス幅

100 ns (PXI_Trig<0..7>)、20 ns (その他)

出力タイミング信号

ソース

開始トリガ出力、基準トリガ出力、同期パルス出力

出力先

PFI0、PXI_Trig<0..7>、PXIe_DStarC

極性

同期パルス出力以外はソフトウェアで選択可能 (常にアクティブLOW)

PFI0 (フロントパネルデジタルトリガ)

入力

論理互換性

3.3 Vまたは5 V

入力レンジ

0 V5.5 V

VIL

0.95 V (最大)

VIH

2.4 V (最小)

入力インピーダンス

10 kΩ

過電圧保護

±10 Vピーク

出力

出力レンジ

0 V3.45 V

VOL

最大0.33 V5 mA時)

VOH

最小2.8 V (5 mA時)

出力インピーダンス

50 Ω

出力電流

±5 mA (最大)

時間領域モード

ベースサンプリングレート

20 MS/s

サンプリングレートデシメーション[8]8 時間領域モードは常に動作し、20 MS/sのベースサンプリングレートでフィルタ処理します。ユーザは、要求されたレートまでデシメートするためにサンプルをドロップすることによって、モジュールが作成するより遅いサンプリングレートを要求できます。

ベースサンプリングレートを整数 1~15で割った値

デフォルトFIRフィルタ[9]9 デジタルフィルタはユーザがプログラム可能です。詳細については、『PXIe-4480/4481 ユーザマニュアル』を参照してください。

タイプ

等リプルローパス

タップ数

35

パスバンドのリプル

±5 mdB (DC~800 kHz)

ストップバンド減衰

120 dB、ƒin3.9 MHz

有効ビット数 (ENOB)

10 Vレンジ

13.2

5 Vレンジ

13.5

1 Vレンジ

13.5

0.5 Vレンジ

13.1

図 23. 時間領域ステップ応答、5 Vレンジ、20 MS/sでサンプリング


メモ 測定されたステップ応答は、固定アンチエイリアスアナログフィルタ処理と使用されるデジタルフィルタの両方の影響を受けます。ステップ応答のために測定された信号の立ち上がり/立ち下がり時間は15 ns未満です。

一般仕様

このセクションには、PXIe-4480の一般仕様が記載されています。

バスインタフェース

フォームファクタ

x4 PXI Express周辺モジュール、仕様rev 1.0に準拠

スロット互換性

PXI ExpressまたはPXI Expressハイブリッドスロット

DMAチャンネル

3個、アナログ入力

所要電力

電圧 (V) 電流 (A)、最大 (標準)
+3.3 2.0 (1.5)
+12 3.0 (2.5)

物理特性

金属製以外の柔らかいブラシを使用して、モジュールの手入れをしてください。再び使用する前に、ハードウェアが完全に乾いており、汚染物質が付着していないことを確認してください。

外形寸法 (コネクタは含まない)

16 cm x 10 cm (6.3 in. x 3.9 in.) 3U CompactPCIスロット

アナログ入力コネクタ

InfiniBand 12x

デジタルトリガコネクタ (PFI0)

SMB オス

フロントパネルLED

2 (Access、Active)

重量

264 g (9.3 oz)

Measurement Category

1[10]10 Measurement CategoryのCAT IおよびCAT Oは同じものです。これらのテストおよび測定の回路は、Measurement Category CAT II、CAT III、CAT IVの建物に取り付けられたMAINSコンセントに直接接続するように作られていません。

注意 製品をMeasurement Category II、III、またはIVの信号に接続したり、その測定に使用したりしないでください。
注意 ユーザドキュメントに記載されているすべての手順と注意事項を順守してください。製品を指定の方法以外の方法で使用した場合、製品が破損したり、内蔵の安全保護装置が作動しないおそれがあります。

環境

動作環境

周囲温度範囲

0℃55℃ (IEC6006821およびIEC6006822に従って試験済み)

相対湿度範囲

10~90%、結露なきこと (IEC 60068-2-56に従って試験済み。)

高度

2,000 m (800 mbar)

汚染度

2

室内使用のみ。

保管環境

周囲温度範囲

-40℃~71℃ (IEC 60068-2-1およびIEC 60068-2-2に従って試験済み)

相対湿度範囲

5%~95%、結露なきこと (IEC 60068-2-56に従って試験済み)

耐衝撃/振動

動作時衝撃

最大30 g (半正弦波)、11 msパルス (IEC -60068-2-27に準拠して試験済み。MIL-PRF-28800Fに準拠してテストプロファイルを確立。)

ランダム振動

動作時

5 Hz~500 Hz、0.3 g RMS

非動作時

5 Hz~500 Hz、2.4 g RMS (IEC -60068-2-64に基づいて試験済み。非動作時のテストプロファイルは、MIL-PRF-288800F、Class 3の要件を上回る。)

キャリブレーション

外部キャリブレーション間隔

2年

ウォームアップ時間

15分

安全適合標準

この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の安全規格要件を満たすように設計されています。

  • IEC 61010-1、EN 61010-1
  • UL 61010-1、CSA C22.2 No. 61010-1
メモ 安全保証については、製品ラベルまたは「製品認証および宣言」セクションを参照してください。

電磁両立性

この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下のEMC規格の必要条件を満たしています。

  • EN 61326-1 (IEC 61326-1): Class Aエミッション、管理されたイミュニティ
  • EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class Aエミッション
  • EN 55022 (CISPR 22): Class Aエミッション
  • EN 55024 (CISPR 24): イミュニティ
  • AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class Aエミッション
  • AS/NZS CISPR 22: Class Aエミッション
  • FCC 47 CFR Part 15B: Class Aエミッション
  • ICES-001: Class Aエミッション
メモ Group 1機器とは (CISPR 11に従って) 材料の処理または検査/分析の目的で無線周波数エネルギーを意図的に生成しない工業用、科学、または医療向け機器のことです。
メモ 米国では (FCC 47 CFRに従って)、Class A機器は商業、軽工業、および重工業の設備内での使用を目的としています。欧州、カナダ、オーストラリア、およびニュージーランドでは (CISPR 11に従って)、Class A機器は重工業の設備内のみでの使用を目的としています。
メモ EMC宣言および認証については、「オンライン製品認証」セクションを参照してください。

CE適合

この製品は、以下の該当するEU指令で規定されている基本要件に適合しています。

  • 2014/35/EU、低電圧指令 (安全性)
  • 2014/30/EU、電磁両立性指令 (EMC)

製品認証および宣言

この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言 (DoC) を参照してください。NI製品の製品認証およびDoCを入手するには、ni.com/product-certificationsにアクセスして、型番または製品ラインで検索し、該当するリンクをクリックしてください。

環境管理

NIは、環境に優しい製品の設計および製造に努めています。NIは、製品から特定の有害物質を除外することが、環境およびNIのお客様にとって有益であると考えています。

環境の詳細については、「住みよい地球を作るエンジニアリング」 (ni.com/environment) を参照してください。このページには、NIが順守している環境規制および指令、およびこのドキュメントに含まれていないその他の環境に関する情報が記載されています。

EUおよび英国のお客様

  • 廃電気電子機器 (WEEE)—製品寿命を過ぎたすべてのNI製品は、お住まいの地域の規定および条例に従って廃棄処分してください。お住まいの地域におけるNI製品のリサイクル方法の詳細については、ni.com/environment/weeeを参照してください。
  • 电子信息产品污染控制管理办法(中国RoHS)

  • 中国RoHSNI符合中国电子信息产品中限制使用某些有害物质指令(RoHS)。关于NI中国RoHS合规性信息,请登录 ni.com/environment/rohs_china。(For information about China RoHS compliance, go to ni.com/environment/rohs_china.)
  • NIサービス

    ドキュメンテーション、ダウンロードページ、トラブルシューティング、アプリケーション開発に関するセルフヘルプ (チュートリアルやサンプルコード) などのサポートリソースへのアクセス方法については、ni.com/supportを参照してください。

    キャリブレーションオプション、修理、交換などの NIサービスについては、ni.com/servicesを参照してください。

    NI製品を登録するには、ni.com/registerを参照してください。製品を登録すると、技術サポートをよりスムーズに受けることができ、NIからの重要な情報を確実に受け取ることができます。

    NI 米国本社の所在地は、11500 N Mopac Expwy, Austin, TX, 78759-3504 USAです。

    1 サンプリングレートによります。詳細については、『PXIe-4480/4481ユーザマニュアル』を参照してください。

    2 デジタルフィルタ遅延は、デフォルトで0 nsに補正され、ソフトウェアで調整が可能です。

    3 正入力 (+)/負入力 (-) 間電圧。

    4 外部ケーブル抵抗の影響は除きます。

    5 2つのタイミングエンジンはアナログ入力専用で、2つのタイミングエンジンはアナログ出力専用です。チャンネルは、任意にグループ化して、チャンネルタイプが同じであるタイミングエンジンに割り当てることができます。タイミングエンジンは個別に同期、開始、停止することができます。すべてのタイミングエンジンでは同じ基準クロックソースを使用する必要があります。タイミングエンジンの割り当ての詳細については、モジュールのユーザマニュアルを参照してください。

    6 同じシャーシに取り付けられているPXIe-4480モジュール間で有効です。PXIe-4480モジュールを異なるシャーシに取り付けた場合は、PXI_CLK10クロック分配に潜在的なスキューを加算してください。クロックスキューの仕様については、適切なシャーシのドキュメントを参照してください。

    7 この確度はタイムベース変更後、30日有効です。Ttb = タイムベースソースが最後に変更された時の周囲温度です。

    8 時間領域モードは常に動作し、20 MS/sのベースサンプリングレートでフィルタ処理します。ユーザは、要求されたレートまでデシメートするためにサンプルをドロップすることによって、モジュールが作成するより遅いサンプリングレートを要求できます。

    9 デジタルフィルタはユーザがプログラム可能です。詳細については、『PXIe-4480/4481 ユーザマニュアル』を参照してください。

    10 Measurement CategoryのCAT IおよびCAT Oは同じものです。これらのテストおよび測定の回路は、Measurement Category CAT II、CAT III、CAT IVの建物に取り付けられたMAINSコンセントに直接接続するように作られていません。