PCI-6541 仕様
- 更新日2025-02-25
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PCI-6541 仕様
これらの仕様は、1 Mビット、8 Mビット、および64 Mビットのメモリを搭載したPCI-6541に適用されます。
定義
保証された仕様は、記載された動作条件下における各モデルの性能を示し、モデル保証の対象となります。
特性は、記載された動作条件下における各モデルの使用に関連する値を示しますが、モデル保証の対象外です。
- 標準仕様は、大部分のモデルが満たす性能です。
- 公称仕様は、設計、適合性試験、または補足試験に基づく属性を示します。
仕様は、特に記載がない限り標準です。
条件
室温で動作させた場合の平均値です。
PCI-6541ピン配列
ピン配列を使用して、NI 654xデバイスの端子に接続します。
| ピン | 信号名 | 信号タイプ | 信号の説明 |
|---|---|---|---|
| 33 | DDC_CLK OUT | 制御 | サンプルクロックがエクスポートされる出力端子。 |
| 67 | STROBE | 制御 | ダイナミック集録で使用可能な外部サンプルクロックソースの端子。 |
| 1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19, 21, 23, 25, 27, 29, 31, 35, 37, 39, 41, 43, 45, 47, 49, 51, 53, 55, 57, 59, 61, 63, 65 | DIO <0..31> | データ | 双方向デジタルI/Oデータチャンネル、0~31。 |
| 26, 30, 64 | プログラム可能な機能的インタフェース (PFI) <1..3> | 制御 | 外部トリガ用のデバイスへの入力端子、またはイベント用のデバイスからの出力端子。 |
| 2, 4, 6, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22, 24, 28, 32, 34, 36, 38, 40, 42, 44, 46, 48, 50, 54, 56, 58, 62, 66 | GND | グランド | 信号用接地基準。 |
| 8, 52, 60 | 予約済み | N/A | これらの端子は、今後の使用のために予約されています。これらのピンに接続しないでください。 |
チャンネル
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生成チャンネル
チャンネル | データ DDC CLK OUT PFI <0..3> |
信号タイプ | シングルエンド |
| ロジックファミリ (1 MΩ負荷) | LOW | HIGH | ||
|---|---|---|---|---|
| 標準 | 最大 | 最小 | 標準 | |
| 1.8 V | 0 V | 0.1 V | 1.7 V | 1.8 V |
| 2.5 V | 2.4 V | 2.5 V | ||
| 3.3 V TTL (5 V TTL対応) | 3.2 V | 3.3 V | ||
集録チャンネル
タイミング
サンプリングクロック
ソース | 1.オンボードクロック (内部電圧制御水晶発振器 [VCXO] 分周器付) 2.CLK IN (SMBジャックコネクタ) 3.STROBE (Digital Data & Control [DDC] コネクタ、集録のみ) | ||||||||||||||||||||
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生成タイミング
チャンネル | データ DDC CLK OUT PFI <0..3> | ||||||
データチャンネル間スキュー | ±600 ps (標準) | ||||||
最大データチャンネルトグルレート | 25 MHz | ||||||
データ位置モード | サンプルクロック立ち上がりエッジ サンプルクロック立ち下がりエッジ サンプルクロック立ち上がりエッジからの遅延 | ||||||
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エクスポートしたサンプルクロックオフセット(tCO) | ソフトウェアで選択可能: 0.0 nsまたは2.5 ns (デフォルト) | ||||||
サンプルクロック (内部) からDDCコネクタまでの遅延時間 (tSCDDC) | 15 ns (標準) | ||||||
| エクスポートしたサンプルクロックモードおよびオフセット | 電圧の種類 | 立ち上がりクロックエッジからデータ遷移までの時間 (tPCO) | 所定の最小セットアップ時間 (tPSU) | 所定の最小ホールド時間 (tPH) |
|---|---|---|---|---|
| 非反転、2.5 ns | 1.8 V | 2.5 ns (標準) | tP - 5.5 ns | 0.5 ns |
| 2.5 V | tP - 4.5 ns | 0.9 ns | ||
| 3.3 V/5.0 V | tP - 4.5 ns | 1 ns | ||
| 反転、0 ns | 1.8 V | tP/2 | tP/2 - 3.5 ns | (tP/2) - 1.5 ns |
| 2.5 V | tP/2 - 2.5 ns | |||
| 3.3 V/5.0 V | tP/2 - 2 ns |
このテーブルの値は、次のデータ位置がサンプルクロックの立ち上がりエッジに設定され、サンプルクロックがDDCコネクタにエクスポートされ、チャンネル間スキュー、シンボル間の混信、およびジッタのワーストケースの影響が含まれていることを前提としています。その他のエクスポートされたサンプルクロックモードおよびオフセットの組み合わせも可能です。表示されている値は、デフォルト設定 (オフセット2.5 sの非反転クロック) 時のもので、バランスのとれたセットアップおよびホールド時間 (オフセット0 nsの反転クロック) を提供するための値です。
PCI-6541生成セッションの適切なエクスポートしたサンプルクロックモードおよびオフセットを判断するには、被測定物 (DUT) のデータシートのセットアップおよびホールド時間とこの表の値を比較します。PCI-6541が提供するセットアップおよびホールド時間が、DUTに必要なセットアップおよびホールド時間より長くなるように、エクスポートされたサンプルクロックモードおよびオフセットを選択します。
DDCコネクタおよび高速DIOアクセサリ端子には指定のタイミング関係が適用されます。信号の送信先、クロック分割、バッファ、変換論理は、いずれもこの関係に影響を与える可能性があります。DDC_CLK_OUTのコピーが複数必要な場合、この関係を保持するために、ゼロバッファを使用してください。
集録タイミング
チャンネル | データ STROBE PFI <0..3> | ||||||||||||||||||
チャンネル間スキュー | ±600 ps (標準) | ||||||||||||||||||
データ位置モード | サンプルクロック立ち上がりエッジ サンプルクロック立ち下がりエッジ サンプルクロック立ち上がりエッジからの遅延 | ||||||||||||||||||
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DDCコネクタから内部サンプルクロックまでの遅延時間 (tDDCSC) | 10 ns (標準) | ||||||||||||||||||
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CLK IN
コネクタ | SMBジャック |
方向 | 入力 |
信号タイプ | シングルエンド |
出力先 | 1.位相ロックループ (PLL) 用の基準クロック 2.サンプルクロック |
入力カプリング | AC |
入力保護 | ±10 VDC |
入力インピーダンス | ソフトウェアで選択可能: 50 Ω (デフォルト) または1 kΩ |
検出可能な最小パルス幅 | 4 ns |
クロック要件 | 自走 (連続) クロック |
サンプルクロックの場合
| 電圧レンジ (Vpk-pk) | 正弦波 | 方形波 | |
|---|---|---|---|
| 周波数レンジ | 周波数レンジ | デューティサイクル | |
| 0.65~5.0 | 5.5 MHz~50 MHz | 20 kHz~50 MHz |
|
| 1.0~5.0 | 3.5 MHz~50 MHz | — | — |
| 2.0~5.0 | 1.8 MHz~50 MHz | — | — |
基準クロックの場合
周波数レンジ | 10 MHz ±50 ppm |
電圧レンジ | 0.65 Vpk-pk~5.0 Vpk-pk |
デューティサイクル | 25%~75% |
STROBE
CLK OUT
コネクタ | SMBジャック | ||||||||
方向 | 出力 | ||||||||
ソース | 1.サンプルクロック (STROBEを除く) 2.基準クロック (PLL) | ||||||||
出力インピーダンス | 50 Ω (公称) | ||||||||
電気特性 | 「タイミング」セクションの「生成タイミング」を参照してください。 | ||||||||
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論理タイプ | 生成ロジックファミリ設定: 1.8 V、2.5 V、3.3 V | ||||||||
DDC CLK OUT
基準クロック (PLL)
波形
メモリおよびスクリプト
メモリアーキテクチャ | PCI-6541は、波形と命令がオンボードメモリを共有するSMC (Synchronization and Memory Core) テクノロジを使用しています。スクリプト命令の数、スクリプト命令の最大数、メモリ内の波形の最大数、および波形ストレージ用に使用可能なサンプル数などのパラメータは、柔軟性がありユーザ定義が可能です。 | ||||||||||||||||||||||||||
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トリガ
| トリガタイプ | セッション | エッジ検出 | レベル検出 |
|---|---|---|---|
| 1.開始 | 集録と生成 | 立ち上がりまたは立ち下がり | — |
| 2.一時停止 | 集録と生成 | — | HIGHまたはLOW |
| 3.スクリプト <0..3> | 生成 | 立ち上がりまたは立ち下がり | HIGHまたはLOW |
| 4.基準 | 集録 | 立ち上がりまたは立ち下がり | — |
| 5.アドバンス | 集録 | 立ち上がりまたは立ち下がり | — |
ソース | 1.PFI 0 (SMBジャックコネクタ) 2.PFI <1..3> (DDCコネクタ) 3.RTSI <0..7> (RTSIバス) 4.パターンマッチ (集録セッションのみ) 5.ソフトウェア (ユーザによる関数呼び出し) 6.無効 (トリガ待機なし) | ||||||
出力先[18]18 一時停止トリガ以外のすべてのトリガは、送信先を任意の出力先に設定できます。一時停止トリガは集録セッションにエクスポートできません。 | PFI 0 (SMBジャックコネクタ) PFI <1..3> (DDCコネクタ) RTSI <0..6> (RTSIバス) | ||||||
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| トリガ操作 | サンプル数 (標準) | サンプル数 (最大) |
|---|---|---|
| 開始~基準 | 57 S | 64 S |
| 開始~アドバンス | 138 S | 143 S |
| 基準~基準 | 132 S | 153 S |
イベント
その他
ウォームアップ時間 | 15分 | ||||||||
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ソフトウェア
ドライバソフトウェア
このデバイスは、NI-HSDIO 1.2以降でサポートされています。
NI-HSDIOはIVI準拠ドライバで、PCI-6541の構成、制御、校正を可能にします。NI-HSDIOには、多くの開発環境に対応するアプリケーションプログラミングインタフェースが搭載されています。
アプリケーションソフトウェア
NI-HSDIOには、以下のアプリケーション開発環境用のプログラミングインタフェース、ドキュメント、サンプルが含まれています。
- LabVIEW
- LabWindows™/CVI™
- Measurement Studio
- Microsoft Visual C/C++
- .NET (C#およびVB.NET)
NI Measurement Automation Explorer
NI Measurement Automation Explorer (MAX) を使用してPCI-6541を対話式に構成およびテストすることができます。MAXはNI-HSDIOメディアに含まれています。
電源
| VDC | 消費電流 (標準) | 消費電流 (最大) |
|---|---|---|
| +3.3 V | 1.6 A | 1.8 A |
| +5 V | 1.2 A | 1.7 A |
| +12 V | 0.25 A | 0.4 A |
| -12 V | 0.06 A | 0.10 A |
合計電力 | 15 W (標準) 20.5 W (最大) |
物理仕様
外形寸法 | 12.6 cm x 35.5 cm (4.95 in x 13.9 in) |
重量 | 410 g (14.5 oz) |
I/Oコネクタ
| ラベル | コネクタタイプ | 説明 |
|---|---|---|
| CLK IN | SMBジャック | 外部サンプルクロック、外部PLL基準入力 |
| PFI 0 | イベント、トリガ | |
| CLK OUT | エクスポートしたサンプルクロック、エクスポートした基準クロック | |
| DIGITAL DATA & CONTROL | 68ピンVHDCIコネクタ | デジタルデータチャンネル、エクスポートしたサンプルクロック、STROBE、イベント、トリガ |
環境
動作温度 | 0℃~45℃ |
動作時の相対湿度 | 相対湿度10~90℃ 、結露なきこと (IEC 60068-2-56に適合) |
保管温度 | -20℃~70℃ (IEC 60068-2-2に適合) |
保管時の相対湿度 | 相対湿度5~95%、結露なきこと (IEC 60068-2-56に適合) |
高度 | 海抜0~2,000 m (周囲温度25℃時) |
汚染度 | 2 |
認可および準拠
安全適合標準
この製品は、計測、制御、実験に使用される電気装置に関する以下の安全規格要件を満たすように設計されています。
- IEC 61010-1、EN 61010-1
- UL 61010-1、CSA C22.2 No. 61010-1
電磁両立性
- EN 61326-1 (IEC 61326-1): Class Aエミッション、基本イミュニティ
- EN 55011 (CISPR 11): Group 1、Class Aエミッション
- AS/NZS CISPR 11: Group 1、Class Aエミッション
- FCC 47 CFR Part 15B: Class Aエミッション
- ICES-001: Class Aエミッション
EMCに適合させるには、次の注意事項を適用してください。
CE適合 
この製品は、以下の該当するEU指令で規定されている基本要件に適合しています。
- 2014/35/EU、低電圧指令 (安全性)
- 2014/30/EU、電磁両立性指令 (EMC)
- 2011/65/EU、RoHS (特定有害物質の使用制限)
- 2014/53/EU、無線機器指令(RED)
- 2014/34/EU、防爆指令 (ATEX)
製品認証および宣言
この製品のその他の適合規格については、この製品の適合宣言 (DoC) を参照してください。NI製品の製品認証およびDoCを入手するには、ni.com/product-certificationsにアクセスして、型番または製品ラインで検索し、該当するリンクをクリックしてください。
環境管理
NIは、環境に優しい製品の設計および製造に努めています。NIは、製品から特定の有害物質を除外することが、環境およびNIのお客様にとって有益であると考えています。
環境の詳細については、「住みよい地球を作るエンジニアリング」 (ni.com/environment) を参照してください。このページには、NIが順守している環境規制および指令、およびこのドキュメントに含まれていないその他の環境に関する情報が記載されています。
EUおよび英国のお客様
电子信息产品污染控制管理办法(中国RoHS)
1 モジュールアセンブリC以降の場合。モジュールアセンブリAおよびBの入力インピーダンスは10 kΩです。
2 モジュールアセンブリC以降の場合。モジュールアセンブリAおよびBの入力インピーダンスは10 kΩです。
3 設計内のダイオードクランプは、指定されたレンジ外で追加保護を提供する場合があります。
4 遅延または位相調整をオンボードクロックに適用して複数のデバイスを合わせることができます。
5 ソースがSTROBE以外のサンプルクロックをエクスポートできます。
6 最大データチャンネル間スキューを含みます。
7 データチャンネル間スキュー、tDDCSC、またはtSCDDCは含みません。
8 プログラムされたしきい値でのデューティサイクルの範囲です。
9 両方の集録電圧しきい値で必要です。
10 モジュールアセンブリC以降の場合。モジュールアセンブリAおよびBの入力インピーダンスは10 kΩです。
11 STROBEの送信先をDDC CLK OUTに設定することはできません。
12 ソースはPLLの基準周波数を提供します。
13 生成セッションの上限値は、スクリプトの命令がないことを前提としています。
14 スクリプトを使用して、生成する波形、波形が生成される順序、生成する波形数、およびスクリプトトリガにデバイスがどのように反応するかを示します。
15 NI-HSDIOは、波形サイズに関係なく、波形を物理メモリ32 Sのブロックサイズに割り当てます。
16 サンプリングレートに依存します。サンプリングレートを上げると最小波形サイズが増加します。
17 NI-HSDIOは、波形サイズに関係なく、1レコードに最低128バイトを割り当てます。
18 一時停止トリガ以外のすべてのトリガは、送信先を任意の出力先に設定できます。一時停止トリガは集録セッションにエクスポートできません。
19 生成中にデータアクティブイベントを使用して、PCI-6541が一時停止状態になるタイミングを決定します。
20 データアクティブイベント以外の各イベントは、送信先を任意の出力先に設定できます。データアクティブイベントの送信先として設定できるのは、PFIチャンネルのみです。