初期化
- 更新日2025-11-21
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初期化の呼び出しによってスイッチは既知の状態に設定され、スイッチのシュミレーションおよびデバイスのリセットが可能になります。「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数を使用して初期化する際に、トポロジを定義することもできます。
アプリケーションを作成する際は、「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数を呼び出してスイッチとの通信を確立します。
「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数を使用してスイッチとのセッションを確立し、計測器をNI-SWITCH操作に必要な状態に設定する初期化コマンドを送信します。「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数は、NI-SWITCHがスイッチをサポートしていることを確認してスイッチを既知の状態にリセットし、後に続くすべてのNI-SWITCH呼び出しで計測器を認識するために使用するViSessionハンドルを返します。また、シミュレーションを含むスイッチのトポロジ設定を可能にします。
「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIおよび「niSwitch_InitWithTopology」関数は、Measurement & Automation Explorer (MAX) で設定したスイッチモジュールのトポロジを上書きします。MAXでのスイッチモジュール構成については、『NIスイッチスタートアップガイド』を参照してください。
リソース名
正しいスイッチモジュールとのセッションを確立するには、リソース名を「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数に渡す必要があります。リソース名の構文は、MAXでスイッチモジュールを構成した場所 (たとえば、デバイスとインタフェースの下かPXIシステムの下か) によって異なります。
「デバイスとインタフェース」でのMAX構成
スイッチモジュールをMAXのデバイスとインタフェースで構成する場合、引用句に囲まれた文字列がリソース名となります。たとえば、以下の図ではNI PXI-2576のリソース名はDev4になります。この文字列を「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数に渡します。デバイスとインタフェースで構成されたスイッチモジュールのリソース名は、MAXでそのデバイスをクリックして新しい名前を入力することで名前を変更できます。
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別の初期化方法
「niSwitch初期化」VIまたは「niSwitch_init」関数、または「niSwitch初期化 (オプション付)」VIまたは「niSwitch_InitWithOptions」関数を呼び出すことでスイッチモジュールに対してセッションを開くこともできます。「niSwitch初期化」VIまたは「niSwitch_init」関数は、「niSwitch初期化 (トポロジ指定)」VIまたは「niSwitch_InitWithTopology」関数の、ほとんどの機能を実行できますが、スイッチトポロジの設定はできません。そのかわりに、ドライバはMAXでスイッチに設定したトポロジを使用します。IVI準拠を保持する場合は、「niSwitch初期化」VIおよび「niSwitch_init」関数を使用します。IVIについての詳細は、ivifoundation.orgを参照してください。
「niSwitch初期化」VIまたは「niSwitch_init」関数が実行できる機能に加えて、「niSwitch初期化 (オプション付)」VIまたは「niSwitch_InitWithOptions」関数はオプションとしてスイッチの初期状態を設定します。「niSwitch初期化 (オプション付)」VIまたは「niSwitch_InitWithOptions」関数を使用すると、トポロジ、範囲確認、キャッシュ、強制情報、シミュレーション、およびステータスレポートを構成できます。「niSwitch初期化 (オプション付)」VIまたは「niSwitch_InitWithOptions」関数のオプション文字列 (optionString) パラメータを参照してください。
スイッチを初期化した場合、構成も行う必要があります。