指定した計測器とチャンネルを使用して、指定されたNI gRPCデバイスサーバで新規のNI-FGENセッションを初期化します。

このVIは、指定されたNI gRPCデバイスサーバのNI-FGENセッションを初期化し、LabVIEWから接続します。gRPCオプションでセッション名を指定して、そのセッション名がすでにサーバに存在する場合、NI-FGENはエラーを返します。gRPCオプションのセッション名を空にした場合、リソース名がセッション名として使用されます。

作成されたLabVIEWセッションは、サーバ上の対応するセッションにドライバ呼び出しを転送します。


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入力/出力

  • ccclst.png gRPCオプション

    gRPCオプションには、サーバへの接続に使用する情報を指定します。

  • cstr.png セッション名

    セッション名には、MeasurementLink gRPCセッションの名前を指定します。

  • cstr.png アドレス (localhost)

    アドレス (localhost)には、NI gRPCデバイスサーバのアドレスを指定します。

  • cu32.png ポート (31763)

    ポート (31763)には、NI gRPCデバイスサーバが接続を監視するポートを指定します。

  • cstr.png オプション文字列

    オプション文字列には、特定のセッションプロパティの初期値を指定します。

    デフォルト値: "Simulate=0,RangeCheck=1,Cache=1, QueryInstrStatus=1"

    オプション文字列の構文は、attributeName=valueです。

    ここで

    attributeName = 属性名

    value = 属性に設定されている値

    複数のプロパティを設定する場合は、カンマで区切ります。

    この入力を配線しない、または空の文字列を渡した場合、セッションはこれらのプロパティに対してデフォルト値を使用します。この入力に渡す文字列において値を割り当てることでデフォルト値を上書きできます。 すべてのプロパティを指定する必要はなく、すべてのプロパティが省略可能です。プロパティを指定しない場合、デフォルト値が使用されます。

    プロパティ名 プロパティ定義定数 デフォルト値
    RangeCheck niFgen >> IVI固有属性 >> ユーザオプション >> 範囲確認 1 (True)
    Cache niFgen >> IVI固有属性 >> ユーザオプション >> キャッシュ 1 (True)
    Simulate niFgen >> IVI固有属性 >> ユーザオプション >> シミュレーション 0 (False)
    QueryInstrStatus niFgen >> IVI固有属性 >> ユーザオプション >> 計測器ステータスをクエリ 1 (True)

    シミュレーションが有効な場合 (Simulate=1)、シミュレーションするデバイスを指定してください。デバイスを指定するには、以下の構文をオプション文字列に入力してください。

    DriverSetup=Model:< ドライバ型番 >;BoardType:< モジュールタイプ >;MemorySize:< オンボードメモリのサイズ (バイト) >

    オプション文字列の例:

    デバイス オプション文字列の構文
    NI PXI-5404 Simulate=1,DriverSetup=Model:5404;BoardType:PXI
    NI PCI-5421 Simulate=1,DriverSetup=Model:5421;BoardType:PCI;MemorySize:268435456
    NI PXIe-5450 Simulate=1,DriverSetup=Model:5450;Channels:0-1;BoardType:PXIe;MemorySize:268435456
    メモ 複数チャンネルデバイスを構成する場合、「オプション文字列チャンネル」パラメータは初期化するチャンネルを指定します。 有効値には、チャンネル範囲 (例: 「Channels:0-1」) および個々のチャンネル (例: 「Channels:1」) が含まれます。
  • civrn.png リソース名

    リソース名は、計測器名を指定します (例: 「PXI1Slot3」、「PXI1Slot3」はMAX (Measurement & Automation Explorer) で割り当てられた計測器名)。

    構文

    例番号 デバイスタイプ 構文 変数
    1 NI-DAQmxデバイス myDAQmxDevice (myDAQmxDevice = デバイス名)
    2 NI-DAQmxデバイス DAQ::myDAQmxDevice (myDAQmxDevice = デバイス名)
    3 NI-DAQmxデバイス DAQ::2 (2 = デバイス名)
    4 IVI論理名またはIVI仮想名 myLogicalName (myLogicalName = 名前)

    NI-DAQmxデバイスの場合、構文は、例1に示すように、MAXで指定されているデバイス名のみです。通常、NI-DAQmxデバイスのデフォルト名は、Dev1またはPXI1Slot1です。MAXで名前を右クリックして新しい名前を入力することで、DAQmxデバイスの名前を変更することができます。

    NI-DAQmxデバイスで使用できるもう1つの構文は、例2に示すように、「DAQ::NI-DAQmxデバイス名」です。この命名規則により、従来型NI-DAQデバイス用に設計されたアプリケーションでNI-DAQmxデバイスを使用することが可能です。たとえば、アプリケーションがDAQ::1 (従来型NI-DAQの構文) を期待している場合、MAXでNI-DAQmxデバイスの名前を1に変更し、例3が示すようにリソース名としてDAQ::1を渡します。

    「DAQ::n」構文を使用する場合、それと同じNI-DAQmxデバイス名が既に存在すれば、そのNI-DAQmxデバイスが最初にマッチングされます。

    また、例4に示されているように、IVI構成ユーティリティで構成したIVI論理名またはIVI仮想名を渡すこともできます。論理名は特定の仮想計測器を識別します。仮想名はデバイスを識別し、セッションの初期設定に使用します。

    注意 NI-DAQmxデバイス名は大文字と小文字を区別しません。ただし、論理名などのIVI名はすべて大文字と小文字が区別されます。論理名、ドライバセッション名、または仮想名をプログラムで使用する場合、使用する名前はIVI Configuration Storeファイルの名前と完全に一致する必要があり、大文字小文字も同じでなくてはなりません。
  • cstr.png チャンネル名

    チャンネル名には、このVIが使用するチャンネルを指定します。

  • cbool.png デバイスをリセット (デフォルト: FALSE)

    デバイスをリセットは、初期化中にデバイスをリセットするかどうかを指定します。

    このデバイスをリセットをTRUEに設定してデバイスをリセットします。デバイスをリセットは、「niFgenリセット」VIVIと同じ機能を実行します。デバイスが複数チャンネルベースセッション用に構成されているときは、デバイスのリセットはサポートされていません。

    デフォルト値: False

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードの実行前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、 標準エラー入力として機能します。

    デフォルト値: エラーなし

  • iivrn.png 計測器ハンドル出力

    計測器ハンドル出力は、計測器セッションのリファレンスを次のVIに渡します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力にはエラー情報が含まれます。この出力は、 標準エラー出力として機能します。