NI 6533/6534デバイスでは、デジタルI/Oで2つのタイミングエンジンを使用できます。このため、2つまでのタスクを独立したタイミング構成とトリガ構成を使用して同時に実行できます。各タイミングエンジンは、ハンドシェイクとバーストハンドシェイクに異なるラインを使用します。

NI-DAQmxはデフォルトではタスクで使用するポートに基づいてタイミングエンジンを割り当てます。各タイミングエンジンで使用されるポートを確認するには、デバイスのドキュメントを参照してください。タイミングエンジンの指定、NI-DAQmxによって自動選択されるタイミングエンジンの確認には、DAQmxタイミングエンジン属性/プロパティであるサンプリングタイミングエンジンを使用します。

サンプリングタイミングエンジン属性/プロパティは、デバイスの2つのタイミングエンジンのうち1つに対応する整数値です。

サンプリングタイミングエンジンの値 使用されるタイミングエンジン
0 dig0
1 dig1

NI 6533/6534デバイスでは、各タイミングエンジンにサンプリングクロック、サンプリングクロックタイムベース、開始/基準トリガがあります。したがって、これらの信号の出力端子の名前には、関連するタイミングエンジンが使用されます。