Eシリーズデバイス使用時のタイミングに関する特別な注意事項

  • ai/ConvertClock

    経路のソースとしてai/ConvertClockを使用する場合、通常の予測より1つ余分な変換パルスが生成されます。たとえば、4つのチャンネルで100サンプルの有限集録を実行する場合、400の代わりに401の変換パルスが確認されます。この余分な変換パルスはハードウェアで構成メモリを設定する際に必要で、これによりタスクがコミット状態に遷移します。

  • ao/SampleClock

    有限生成タスクにおいて外部クロックをao/SampleClockとして使用する場合は、サンプリングクロックパルスを生成サンプル数よりも1つ多く供給する必要があります。これにより「DAQmx完了まで待機」関数/VIがタスクの完了を確認することができます。たとえば、外部サンプリングクロックを使用して1000サンプル生成する場合、1001サンプリングクロックパルスを提供する必要があります。そうしないと、完了まで待機関数/VIでタスクの完了が示されません。すべてのサンプルが生成されますが、アナログ出力タイミングエンジンは、生成の完了を示すために1つ余分なクロックパルスを必要とします。アナログ出力生成を別の集録/生成タスクと共通のクロックによって同期化する場合は、マスタクロックとしてao/SampleClockを使用するか、マスタクロックを供給する別の集録/生成タスクのデータから生成/集録生成を完了するタイミングを判断することができます。